2015年06月28日

一点モノ展開もあり得るとのことです

こんにちは。
Specialiteスタッフのアキラです。

本日は先日よりご紹介させて頂いております姉妹ブランドEntree(アントレ)からリリースさせて頂きました名刺ケース『Carte』の再び一点モノの作品が出来上がりましたので、ご紹介させて頂きます。

今回は企画プロデュースの日本経年変化協会の会長がお世話になっておられる方からのオーダーとの事。私は会長にずるいと申し上げました(笑)。今後は通販にも一点モノの展開を約束してくれました。

さて、今回のオーダーも流石の一点モノだと思います。


コードバンで名高い新喜皮革製パラフィン仕上げのホースハイド

名刺ケース : 『Carte』~個人オーダーver~
価格 : 個人オーダーの為未発表
ブランド : Entree
企画 : 日本経年変化協会
製作 : Ken Shiina Design Laboratory代表 椎名賢
素材 : 新喜皮革製馬皮/牛革


外装パーツにコードバン精製で名高いタンナーの新喜皮革のホースハイド(馬革)を採用しています。
このレザーはパラフィン仕上げでパラフィンが白い粉状になって革に付着しています。
ブライドルレザーと同じように使い込むとやがては光り輝くレザーとなり、そこから経年変化が始まります。

内装パーツはオリジナル皮革素材『Pate』(牛革)を採用。
異なるレザーでもブラックのコンビネーションで製作。

使い込んでからの結果が非常に楽しみな逸品であります。
K様ありがとうございました。大切に使って頂けると幸いです。



お問合せ先

通販サイトオープンまではメールでご希望の方に販売させて頂きます。下記メールアドレス

contactアットマークagingjapan.com
※スパムなどを防ぐため、お問合せの際はアットマーク→@に変換してから送信して頂けますよう宜しくお願い致します。
まで、
お名前、ご住所、連絡先電話番号をご明記の上、ご希望のカラーをお伝えくださいますよう宜しくお願いたします。
ご請求書をご返信させて頂き、ご入金確認後の発送とさせて頂きます。

通販サイトオープンまでご不便をおかけいたしますが、よろしくお願い致します。
  


Posted by Specialite/Entreeスタッフ at 10:48Comments(0)Entree 革小物コラボ・別注

2015年06月26日

個人オーダーから生まれたSpecialiteから定番の革小物がリリース

こんにちは。
Specialiteスタッフのアキラです。

現在当ブランドの通販サイト構築のため、商品ラインナップを取り揃えるため、新作発表が続きます。

企画プロデュースの日本経年変化協会の会長は個人オーダーは基本原則は引き受けませんが、時折、依頼者様がかなりのモノ好き、もしくはかなりのレザー好きである場合情熱に絆されてお受けさせて頂く場合があるそうです。今回ご紹介させて頂くアイテムは個人オーダーで設計され、発表後かなりの反響を頂いてラインナップに取り揃えられると言うアイテムです。

企画プロデュースの日本経年変化協会の当時の発表はこちらのブログ『情熱に絆されて個人オーダーの逸品!!』をご参照下さい。
初めての方もいらっしゃると思いますので、個人オーダーから生まれた逸品を簡単にご紹介させていただきます。


皮革素材から別注。
革好きの依頼者様の熱意で企画も製作もハイエンドで仕立てた逸品

カードケース : Pack(Special Order ver)
価格 : 個人オーダーの為未公開
ブランド : Specialite
企画 : 日本経年変化協会
製作 : Ken Shiina Design Laboratory代表 椎名賢
素材 : 牛革(クリスタル型押し)/牛革(スムース)


実はSpecialiteブランドから革小物のリリースはこの個人オーダーが初めてとなります。

こちらの皮革素材はオリジナル皮革の『Pate』を採用していますが、この仕上げはラインナップに存在しておりません。これは依頼者様のご要望に合わせて仕上げを行っております。Aクラス原皮にあえて型押しを行い方の凹凸で濃淡を区別して染色を行っているスペシャル仕様の皮革です。

カードケース内部はスムースレザーを採用しております。
このカードケースで2種類のレザーを別注で製作しています。牛1頭分ですから依頼者様のこだわり用が計り知れます。
箔押しもスペシャル仕様です。

コバは切り目本磨きですが、椎名賢氏のハイエンド状態まで磨き上げております。
磨きだけで数日を費やしております。
通常の革小物(10万円を超える鞄ではパーツをこのレベルで仕上げています)でここまでの仕上げも我々もできません。磨きだけで数日。職人の製作費用だけで非常に高額になってしまいます。
これは依頼者様のご希望と了承を得てここまでの仕上げを行っています。


予想以上のニーズあり。
貴重なカード類は財布と分けている方々が多いという事実

個人オーダーのカードケースですが、カードケースを求める声が多く、通常ヴァージョンでリリースを求める声を多く頂いたので、お応えして通常ヴァージョンでリリースするのが今回です。

カードケース : Pack(Normal ver)
価格 : 10,000円(税別)
ブランド : Specialite
企画 : 日本経年変化協会
製作 : Ken Shiina Design Laboratory代表 椎名賢
素材 : 牛革


こちらが通常ヴァージョンのカードケース『Pack』です。
現在、日常的に私達は色々なカードを所有しております。運転免許証や銀行のキャッシュカードやクレジットカードや電子マネー、はたまたポイントカードまで様々です。今回分かったのですが、とりわけ貴重なカードだけを別に持つ傾向があるそうです。ですので今回のような反響を頂いたのだなと思います。


仕様

今回は通常版と言うことで、デザインや機能性はそのままでも仕上げを変更しております。

外装パーツと内装パーツは同素材のオリジナル皮革『Pate』を採用しています。

通常版は箔押しではなく、刻印を施しております。
革小物としては初のSpecialiteブランドからのリリースとなります。

カード収納ポケットには飾りネンを施しております。
通常製作において不必要と思われる加工は職人は万が一の失敗を恐れて極力行わない傾向にありますが、当ブランドにおいてはは製作のしやすさよりも製品の完成度を最優先に考えているのがブランドの方針です。

カード収納ポケットは縦2枚、横3枚の合計五ヶ所を設計しておりますが、上記の通り複数枚収納できるポケットもございます。

SpecialiteブランドとEntree(アントレ)ブランドの違いはコバ処理に違いがありまう。Entree(アントレ)ではコバ処理をヘリ返し技法やテープ縫製を採用しておりますが、Specialiteでは切り目本磨き技法を採用しております。
通常版でも上記画像のレベルまで仕上げております。

小さなアイテムですが、ハイエンドの仕上げを施したカードケース『Pack』
長年使って経年変化を楽しんで頂き、自分だけの逸品にして頂ければと思います。
今年7月より製作に入ります。


お問合せ先

通販サイトオープンまではメールでご希望の方に販売させて頂きます。下記メールアドレス

contactアットマークagingjapan.com
※スパムなどを防ぐため、お問合せの際はアットマーク→@に変換してから送信して頂けますよう宜しくお願い致します。
まで、
お名前、ご住所、連絡先電話番号をご明記の上、ご希望のカラーをお伝えくださいますよう宜しくお願いたします。
ご請求書をご返信させて頂き、ご入金確認後の発送とさせて頂きます。

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Posted by Specialite/Entreeスタッフ at 11:26Comments(0)お知らせコラボ・別注Specialite 革小物

2015年06月25日

スーツ愛好家の声から誕生した素敵な別注1点ものをお届けします

こんにちは。
Specialiteスタッフのアキラです。

先日よりご紹介させて頂いております姉妹ブランドEntree(アントレ)からリリースさせて頂きました名刺ケース『Carte』ですが、想像以上の反響とオーダーを頂き、有難うございます。

企画プロデュースの日本経年変化協会の会長も製作担当のKen Shiina Design Laboratory代表の椎名賢氏もお二人共驚いて居られました。通販サイト構築前に在庫が無くなると言う事態になりまして、現在オーダー頂いた方は今から製作させて頂きますので、約半月~1ヶ月お待ち頂けますようよろしくお願いいたします。

また、大変申し訳ございませんが、名刺ケース『Carte』は7月の製作をもって一旦休憩させて頂きます。
継続して製作・販売は行いますが、全てハンドメイドで製作するため、他の作品の製作が滞っておりますので、一旦休憩となる状態です。
嬉しい悲鳴です。有難うございます。

さて、今回は前回ご紹介させて頂いた、神戸の老舗テイラー『Tailor Yoshida』様とのコラボに少し特別な別注モデルが登場したのでご紹介させて頂きます。Harris Tweedを用いた『別注Carte』も大変好評を頂いておりますが、今回ご紹介するのは、ほぼ一点モノであろうと思われる別注になります。


7月開始!
オーダースーツと同素材のスーツ生地で自分だけの一点もの

神戸の老舗テイラー『Tailor Yoshida』様の本業はやはりオーダースーツの仕立てです。
自分好みのスーツ生地を選び、自分の体型の為だけに仕立てられたスーツに袖を通すことは、ステータスであり至高の贅沢の1つですね。『Tailor Yoshida』様のお客様がHarris Tweedを用いた『別注Carte』をご覧になって

「スーツの生地で作って頂くことはできないのですか?」

との要望があり、今回製作させて頂いた別注モデルがこちら。

別注名刺ケース 『Bespoke Carte Vol2』
価格 : ASK
取扱 : Tailor Yoshida
企画 : 日本経年変化協会
製作 : Ken Shiina Design Laboratory代表 椎名賢
素材 : イタリア製スーツ生地/牛革


私も実物を見てあまりの美しさに驚きました。
高級スーツ生地とレザーのコンビネーションです。スーツを仕立てた際のほんの少し余った生地で製作を行っているため、まさに自分だけの一点モノとなることは間違いありません。

とりわけ春・夏用のスーツ生地は生地が極めて薄いため、ツィードよりも扱いにくく、芯材に用いる材質も様々なモノを検討して今回最適な芯材を選定し、非常に美しく仕上げることができました。

名刺ケース『Carte』はオリジナルの設計パターンで内装のレザーと外装のレザーがインナーでコンビネーションすることで独特の美しさを演出してくれるのが特徴ですが、スーツ生地とレザーの相性がここまで良いとは、正直私も驚きました。

カシメで外装パーツを固定するのも名刺ケース『Carte』の特徴の1つです。
スーツ生地はカシメる際傷がつかないようにレザーよりも慎重さが求められますが、そこは卓越した技術を要する職人である椎名賢氏で丁寧に仕上げを行っています。

レザー素材はオリジナル皮革素材『Pate』を採用しておりますので、刻印も綺麗に入ります。
オーダースーツだけでも自分だけの一着にも関わらず、スーツに合わせた名刺ケース。想像するだけで至高の贅沢です。

ちなみに、厭らしい話しですが、オーダースーツの予算とはどれぐらいなのか、日本経年変化協会の会長を通じて『Tailor Yoshida』様に確認して頂きました。

オーダースーツは10万円前後~との事です。
生地やオプション次第で上はどこまでも~とのことです(笑)。
10万円でオーダーのスーツが仕立ててもらえるのでしたら、普段メーカーやブランドの吊るしのスーツを愛用されている方は神戸の老舗テーラーで自分だけの一着を仕立ててみるのも良いかもしれませんね。

『Tailor Yoshida』様は東京にもお客様が居らっしゃいます。
日本経年変化協会の会長からは三代目の吉田竜一氏は気さくな方とのことですので、気軽に問い合わせても丁寧に対応して頂けると伺っておりますので、初めてのオーダースーツ挑戦したい方はお声がけさせて頂いたらと思います。


お問い合わせ先

こちらのコラボ商品に関しましては『Tailor Yoshida』様のみでのお取り扱いとなっております。
ブログを御覧頂いて、ご注文やその他お問合せは『Tailor Yoshida』様までご連絡頂ますようよろしくお願いいたします。

【お電話/メールでのお問い合わせ】
TEL  078ー341ー4298   (10:00~19:00)  
         090-3728-4278 (吉田竜一宛て)
MAIL tailor.yoshida@gmail.com
Tailor Yoshida通販サイト:http://tailoryoshid.buyshop.jp/items/1717443



  


Posted by Specialite/Entreeスタッフ at 17:02Comments(0)Entree 革小物お知らせコラボ・別注

2015年06月24日

【新作・サンプル報告】Entreeカジュアルベルト

こんにちは。
Specialiteスタッフのアキラです。

毎回ブログを更新させて頂いて、その都度反響を頂いているようで非常に嬉しく励みに思います。
以前日本経年変化協会のブログで”少しだけ”話題に触れたアイテムが、その後の進捗についてお問合せ頂きましたので今回ご報告させて頂きます。でも皆様非常に隅々までブログをご覧頂いているんだと実感しました。

進捗を確認したところ、最終的なサンプルを製作して現在サイズ調整中の最終段階だそうですが今回フライングでサンプルをご紹介させて頂きます。


Entree(アントレ)からリリースされるカジュアルな鞄素材のベルト

カジュアル・ベルト : 商品名未発表
予想販売価格 : 8,000円(税別)
ブランド : Entree(アントレ)
企画 : 日本経年変化協会
製作 : Ken Shiina Design Laboratory代表 椎名賢
素材 : 綾織り綿テープ/牛革


こちらはレザーを一部使いしたカジュアルなベルトで当ブランドではEntree(アントレ)からリリース予定で今夏販売予定の新作アイテムです。日本経年変化協会の会長からは商品名など詳細がおりていないのですが、夏場は暑いので自分用にカジュアルなベルトを企画されたものかと予想されます(笑)。

モデルは椎名賢氏のアシスタントのT君。着用デニム34インチ(ベルトLサイズ着用)。
元々、綿テープは当ブランドが採用している鞄のショルダーベルトです。このショルダーベルトは綾織りの綿テープ38mm幅で非常に高品質な綿テープで、
「ショルダーベルトだけの販売はないのですか?」
とお問合せを頂くほどです。今回この高品質な綿テープを採用してベルトに仕立てさせて頂きました。

男女ユニセックスSS~XLサイズの5サイズ展開を想定しており、各サイズの調整を行っております。
詳細が決定次第、ご報告させて頂きますので、今しばらくお待ちいただけますようよろしくお願いいたします。


お問合せ先

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Posted by Specialite/Entreeスタッフ at 20:39Comments(0)Entree 革小物サンプル・試作

2015年06月24日

1.5ヶ月で2個しか製作できないブリーフケース『Elliott』

こんにちは。
Specialiteスタッフのアキラです。

本日ご紹介させて頂くのは、ご要望の多いビジネス・フォーマルシーンの定番アイテムのブリーフケースです。
ブリーフケースとは『書類用鞄』の事です。
今回ご紹介させて頂くブリーフケースは『Elliott』と命名されておりますがちょうど一年近く以前に日本経年変化協会に企画されリリースされましたが、企画に基づいた設計されたパターンは
・皮革素材の制約条件が厳しい
・歩留まりが他の鞄よりも悪い
・製作する職人の身体的負担が大きい

と言った理由から、製作を休止していましたが、再製作及び再販を希望する声を多数頂き、Specialiteブランドから再リリースさせて頂くことになりました。


シンプルなデザインだがタフな使用と耐久性を最大限に設計された究極のブリーフケース


ブリーフケース : 『Elliott』
価格 : 130,000円(税別)
ブランド : Specialite
企画 : 日本経年変化協会
製作 : Ken Shiina Design Laboratory代表 椎名賢
素材 : 牛革(フルベジタブルタンニン鞣し/北米産原皮)


企画背景
~1920年代アメリカ。成熟前のアメリカ文化と色濃く残る英国文化の交じる時代をイマージュ~

企画は日本経年変化協会の会長です。
会長が閃くパターンの方法の1つに洋画を参考にするケースがあり、これまでも幾度と見られます。今回のブリーフケース『Elliott』も例外ではなく、映画がヒントとなったようです。
1987年に公開された映画『Untouchable』はケビン・コスナー演じる主人公エリオット・ネスとロバート・デ・ニーロ演じる歴史的なマフィアであるアル・カポネの闘争を描いた実話に基づく映画です。

(映画『Untouchable』のワンシーン)
映画の舞台となるは1920年代のアメリカはシカゴ。第2次世界大戦以前であり、現在のアメカジ・ファッションは戦後であり、アメリカ文化はまだ成熟しておらず、英国文化と融合的であったと会長は言います。
当然レザーのブリーフケースは紳士のマストアイテムであり贅沢な革の使い方とハンドメイドによる質実剛健な造りは今日のモノづくりではコスト面から到底真似できるものではないようです。
今回リリースさせて頂くブリーフケース『Elliott』はこの1920年代に見られたブリーフケースをイマージュし、現在のビジネスシーンの用途に応じて改善を加えた逸品として仕上がっております。

仕様1
~外観ヴィジュアルデザインと素材選定~

鞄の外観は必要最低限のデザイン形状で余分な装飾は一切排除してあります。これは企画のベースとなった1920年代のアメリカのオリジナルのヴィンテージブリーフケースのデザインに通ずるものであると思われます。ここで特筆させて頂きますと、画像では見難いかもしれませんが、鞄本体の前面に一切縫製ステッチが施されていないことです。
言い換えると大きなパーツを要するため、一枚の革を贅沢に使用しなければなりません。半裁2枚(牛1頭分)で1個しか製作できないこともあり、半裁3枚(牛1.5頭分)で2個しか製作できない算出になります。

鞄内部に敷居を設定しているため、外観は伝統的なレザーブリーフケースの定番のデザインを採用。
カブセは一枚革を贅沢に採用していますが、真鍮製カシメで固定している鞄背面のデザインが他に見られないオリジナルデザインを演出しています。
企画を担当した日本経年変化協会の会長は素材選定も悩みの種だったそうです。一枚革のカブセはかなり良質なレザーを選定しなければ長年使うことにより、波打って凹凸が出来てしまうようで、製作の椎名賢氏と相談しつつ、Specialiteブランドから再リリース今回に北米産の原皮のフルタンニン鞣しのヌメ革に変更したそうです。肉厚な3.0mm以上の上質なヌメ革をカブセに採用し、漉き加工を行い本体を製作しております。上質なヌメ革は長年愛用して頂くことによってオーナー様のライフスタイルを反映した経年変化を演出してくれるはずです。

仕様2
~ブリーフケースの今日のトラブル『ハンドルの破損』への対応~

ブリーフケースのトラブルで最も多いものの1つに「ハンドルの破損」があります。既存の鞄ブランド、メーカーもハンドルの設置する場所や取り付け方に様々な趣向を凝らしておりますが、今なお多いトラブルです。日本経年変化協会の会長曰く
「書類専用の鞄に、今はノートPCやタブレット、分厚い資料など重たい荷物を入れるようになったから。書類専用の設計だったら壊れるのは当然。」
と言います。『Elliott』はデザイン的にトラディッショナルを追求しており、取り付け位置の変更は行っていません。

ヴィンテージのブリーフケース同様カブセからハンドルが突出している設計になっています。『Elliott』は見た目はシンプルですが、設計を行った椎名賢氏は職人技術とアイディアを鞄内部に詰め込んでいました。

『Elliott』を開くとその異様とも言える派手な構造に驚かれる声が多いですが、逆に『Elliott』を求めて頂く方々のポイントにもなっております。ブラス(真鍮)製の支柱が2本カブセの内部に取り付けられてります。

実はこのブラス(真鍮)製の支柱がハンドルを支える役割を担っています。ハンドル部分もブラス(真鍮)製のハトメで負荷が軽減するように加工が施されています。もちろんこのような支柱など市販されていませんので、椎名賢氏自らブラス(真鍮)の加工を行っています。外観から分からない工夫により、今日のビジネスシーンに応じた用途でも破損しない耐久性を生み出し、長年ご愛用頂ける設計と素材選定を行っているのが『Elliott』です。

支柱に負荷がかかっても破損することがないよう、支柱を支えるレザーの縫製はミシンではなく、ミシン糸より太い糸を使い手縫いで縫製し大切な部分を縫製しています。耐久性の向上はもちろんですが、万が一の修理の際手縫いの方が修理を行いやすいことも理由の1つです。

仕様3
~ハイエンドの仕上げ~

Specialiteブランドはフレンチレストランの”看板料理”を意味し、
・品質
・素材
・仕上げ
の要素で最高品質を保証しています。『Elliott』もブランドコンセプトから漏れることなく、ハイエンドの仕上げを行っています。

鞄内部は敷居で内部が2つに分かれています。十分な収納力を誇り、ノートPCや分厚いファイルも収納できます。
内部にはファスナー付きポケットとペン専用ポケットを内蔵しています。

ファスナーはYKKの最高品質であるエクセラを採用。引き手のハンドルは同素材のフルタンニンレザーでハンドメイドで製作。こちらのエクセラファスナーはYKKも受注後に製作するのでファスナーだけで手元に届くのが約1ヶ月かかる高品質で貴重なファスナーです。

サイドのペン専用ポケットは万が一ポケット内部にペンが落下しても隣のファスナーポケットと内部が貫通しているためにファスナーポケットからペンがサルベージできる設計ですので、安心して利用できます。オーナー様の使い勝手と起こりうるトラブルまで想定して鞄内部の機能を設計しています。

カブセの1枚革も全てヘリを手作業でおとし、コバ処理は全て切り目本磨きで仕上げてあります。
また画像でお分かり頂けるかと思いますが、カブセの縁取りには飾りネンが施されて、輪郭を引き締めています。

ハンドルは芯材を入れて強度を持たせると同時に長時間鞄を持っても疲れないような芯材の形状を採用し縫製して仕上げています。
徹底した磨きこみからあたかも1枚革かつワンパーツに見間違えるほどです。

約1ヶ月半かけて2個しか製作できないブリーフケース『Elliott』は当ブランドの代表的なラインナップの1つです。
現在構築中の通販サイトには現在予約分を製作しているので、お目見えするのは少し先かもしれませんが、一生モノと呼ぶにふさわしい逸品だと信じています。
※フルタンニンレザーですので定期的なメンテナンスは必要です。


変更点のお知らせ
~錠前を更に品質改良を行います~

現在カブセと鞄本体にブラス(真鍮)製の差し込みパーツを採用しておりますが、次回製作分から錠前パーツを下記パーツに変更致します。
こちらもブラス(真鍮)製の錠前パーツですが日本製であり、ヴィジュアルデザインの向上と品質向上を目的としてパーツ変更を行います。常に現状に甘んじることなく、改良の余地があるのであれば今後もマイナーチェンジを行い、品質向上に努めて行くのがmade in Japanのモノ造りであると信じています。

お問合せ先

通販サイトオープンまではメールでご希望の方に販売させて頂きます。下記メールアドレス

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※スパムなどを防ぐため、お問合せの際はアットマーク→@に変換してから送信して頂けますよう宜しくお願い致します。
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Posted by Specialite/Entreeスタッフ at 09:42Comments(0)Specialite 鞄・バッグ

2015年06月23日

神戸老舗テーラー『Tailor Yoshida』さんとHarris Tweedコラボ

こんにちは。
Specialiteスタッフのアキラです。

ブログ開設以降、本当に多くのお問合せありがとうございます。
日本経年変化協会の会長から
「頑張ってくれてありがとね。けど、あまり頑張り過ぎないで僕があまり更新できないから(汗)。」
と言われております(笑)。
会長にも頑張ってもらえるように更新を続けてまいります(笑)。

さて、今回ご紹介させて頂くのは日本経年変化協会ブログでもご紹介されている当ブランドとコラボアイテムです。


神戸の老舗テーラー『Tailor Yoshida』と異素材のコラボ作品

日本経年変化協会ブログで紹介され10日前後で早くもご注文を頂いておりますこちら。

名刺ケース『Bespoke Carte』
価格 : 14,000円(税別)
販売 : Tailor Yoshida
企画 : 日本経年変化協会
製作 : Ken Shiina Design Laboratory 代表 椎名賢
素材 : Harris Tweed/牛革


兵庫県神戸市で親子三代、オーダーメイドのスーツ仕立てを行っています『Tailor Yoshida』様と当ブランドからEntree(アントレ)のラインナップ名刺ケース『Carte』とコラボさせて頂きました。
当ブランドのオリジナル皮革素材である『Pate』とスーツ発祥の地である英国の老舗ツィード生地ブランドのHarris Tweedの異素材コンビネーション・モデルです。


企画コンセプト
~ハンドメイドの魅力に魅せられた二人の品質追求の結晶~

今回のコラボのきっかけは昨年のXmasに日本経年変化協会の会長と『Tailor Yoshida』様三代目となる吉田竜一氏が出会ったところから始まります。吉田竜一氏は家業を継承される前にスーツの製図、仮縫いを学び、スーツ販売の企業に勤務してスーツ販売のノウハウを学ばれ修行を行ってから三代目を継承されれいます。
「スーツをオーダーして頂くお客様から、上質な鞄や小物を要望される。」
「既成品の仕入れは容易。しかしオーダースーツに似合うだけのクオリティーでないといけない。」
吉田竜一氏の想いは会長と共通するものでした。会長はパートナーの椎名賢氏と相談した上でスーツ生地を用いた革小物の企画に着手しました。その第一弾がHarris Tweedを用いたものです。

通常の『Carte』と同じデザインですが、生地とレザーの違いは厚みや張りが異なるため、同デザインで設計を再構築しなければなりません。本体にレザーではなくHarris Tweedのような生地を採用する場合、芯材などで強度を補強する必要があり、同じデザインでも製作を担当する職人の作業工程は大幅に増えてしまいます。

また流石に神戸の老舗のテーラーと感心してしまいますが、『Tailor Yoshida』様ではメーター数万円するようなレザーよりも高額な海外の上質なスーツ生地を取り扱っておられます。上質な生地は職人泣かせで製作する側は非常に繊細な生地を慎重に扱わなければなりませんが、上質な生地で仕立てた作品は流行に左右されることなく、長く愛用することができます。

今回のコラボで採用しましたHarris Tweedは長く愛用して頂くと、毛羽立ちが収まり馴染んできます。その頃にレザーも良い按配で経年変化をする設計となっております。


異素材コンビはインナーのヴィジュアルが美しく『Carte』の魅力を引き立てる
取扱の難易度があがっても一糸乱れぬ職人の卓越した技術

当ブランドと『Tailor Yoshida』様とのコラボは話しでは聞いて写真では見たことありましたが、実際に実物を見たことはありませんでしたが、本日私も初めて実物を拝見しました。何と言っても名刺ケースを開いた際のヴィジュアルが非常に美しいことに感動しました。

レザーの中でHarris Tweedでが映えています。
異素材のコンビネーションがこんなに美しいとは想像できませんでした。
なお、ブランドロゴは今回のコラボのために製作されたオリジナルロゴとなっています。

カシメもせっかくのHarris Tweedを傷めないように通常よりも慎重さを求められます。
また作業工程が増える上に異素材故にオールレザーよりも扱いにくさが増してしまいますが、一糸乱れる縫製技術は製作担当の椎名賢氏の卓越した技術の賜物だと言えます。


会長のお勧めカラー
『露骨な経年変化』を楽しむならキャメルがお勧めです

企画は当ブランドの責任者でもある日本経年変化協会の会長ですが、会長は経年変化するアイテムをこよなく愛しています。そんな会長がお勧めするのがこちらです。

レザーがキャメルヴァージョンです。

採用しているレザーには当ブランドオリジナル皮革素材『Pate』を用いていますが、素上げの丘染め染色のレザーですので、キャメルのような淡いカラーは目に見えてレザーが焼けてしまうので、『露骨な経年変化』を生じやすいカラーと言えます。とりわけキャメルは飴色に色濃く変化し、艶がでる独特の経年変化が予測されます。
「Harris Tweedの毛羽立ちが収まってさらに使い込んで生地がテカテカになって艶が出た時レザーが飴色になり、凄くかっこ良くなるからワクワクするよ。」
日本経年変化協会の会長。
経年変化も多種多様ですので、個人の好みの問題ですね(笑)。
レザーのカラーが異なるだけで随分作品の雰囲気が変わるのも驚きです。

現在発表から10日程で反響を頂いているそうですので、残り十数個しか製作できないそうです。
少し変わった名刺ケース、少し特別な名刺ケースをお探しの方にぴったりな拘りが詰まった逸品だと思います。


お問い合わせ先

こちらのコラボ商品に関しましては『Tailor Yoshida』様のみでのお取り扱いとなっております。
ブログを御覧頂いて、ご注文やその他お問合せは『Tailor Yoshida』様までご連絡頂ますようよろしくお願いいたします。

【お電話/メールでのお問い合わせ】
TEL  078ー341ー4298   (10:00~19:00)  
         090-3728-4278 (吉田竜一宛て)
MAIL tailor.yoshida@gmail.com
Tailor Yoshida通販サイト:http://store.shopping.yahoo.co.jp/tailor-yoshida/jaaty1.html


  


Posted by Specialite/Entreeスタッフ at 10:32Comments(2)Entree 革小物コラボ・別注

2015年06月21日

店舗様、企業様向け革小物

こんにちは。
Specialiteスタッフのアキラです。

ブログ開設以来、早速の反響を頂きまして、有難うございます。
本日は個人様向けと言うよりは、店舗様、企業様向けのアイテムのご紹介になります。
最近、OEM依頼を頂きますアイテムのご紹介です。


オリジナル革小物、販促品として御社オリジナルロゴ刻印(または箔押し)で
オリジナルキーホルダーを作成しませんか?

今回ご紹介させて頂くのはこちら。
Leather Key Holder
価格 : 仕様により異なる(随時お見積り)
企画 : 日本経年変化協会
製作 : Ken Shiina Design Laboratory
素材 : 牛革


私どもは販促用として用いておりますが、こちらのレザーのキーホルダー。
日本経年変化協会の会長からお知り合いの店舗様、企業様のオリジナル革小物や販促用品として時折OEM的に製作させて頂いております。

ご依頼頂いた店舗・企業様の刻印を製作してキーホルダーに刻印(または箔押し)を施し、オリジナルキーホルダーを製作させて頂いております。


とても小さなアイテムですが、全てハンドメイドで丁寧に製作しております

とても小さなアイテムですが、当ブランドが製作させて頂く以上妥協なく、製作しております。
皮革素材には当ブランドオリジナル皮革レーベル『Marche』から素揚げの丘染め染色スームレザーの『Pate』を採用しています。

キーホルダー本体は両面貼りあわせを用いてヴォリューム感を演出しています。
貼りあわせたレザーを全て丹念に縫製を施し、カシメで同素材のレザーで金属パーツを取り付けています。

もちろん、仕上げの丁寧さで好評を得ております、当ブランドのアイテムに相応しくコバ(革の断面)は全て丁寧に切り目本磨きで仕上げを行っております。


副資材だけでこれだけ単価が変わる驚きの事実

私も日本経年変化協会の会長から教えてもらい、驚いたのですがキーホルダーの金属パーツには3種類準備してあり、ご希望される金属パーツにより随分価格が変わりますので、この場を借りてご紹介させて頂きます。

左から順に
・T100
・ナスカン
・平押二重リング(φ25mm)


当ブランドの販促用で採用している金属パーツは上記画像の一番左のT100と呼ばれる金属パーツです。キーホルダーの副資材としては一番高級品です。
画像中央のナスカンに変更することにより単価は45円お安くなるそうです。
さらに画像右の平押二重リングに変更すると単価はなんと70円もお安くなるそうです。

日本経年変化協会の会長曰く、最もご要望の多いのはT100平押二重リングだそうです。
少し拘ったノベルティーを探しておられる店舗様、企業様。
小さなサイズながらも高品質皮革素材とハンドメイドの大きな拘りを詰めたKey Holderは如何でしょうか?


ご注文の流れ
お問い合わせ先

【1】
オリジナル刻印の作成
Aiファイルをお持ち込み頂いた場合4,000円(税別) アルミ素材製作(外注)

【2】
素材の希望カラー(現在8色)

【3】
発注個数(最小発注Lot30個~)

製作費用は上記にもある通り、ご希望される副資材や個数によって異なりますので、お問合せ頂けましたら、随時お見積りさせて頂きます。
contactアットマークagingjapan.com
※スパムなどを防ぐため、お問合せの際はアットマーク→@に変換してから送信して頂けますよう宜しくお願い致します。
まで、
お名前、ご住所、連絡先電話番号をご明記の上お問合せ頂ますようよろしくお願いいたします。



  


Posted by Specialite/Entreeスタッフ at 13:32Comments(0)Entree 革小物お知らせ

2015年06月19日

Entree名刺ケース『Carte』

こんにちは。
Specialiteスタッフのアキラです。

本日は姉妹ブランドEntreeよりリリースされるアイテムをご紹介致します。
今回ご紹介させていただくアイテムは革小物の定番アイテムの1つ名刺ケースです。

日本経年変化協会のWEBサイトで先行して紹介され、会長のお知り合いの方々からのオーダーやコラボ希望の店舗・企業様よりお問合せを頂き、正式リリース前にして早くも応対に追われている人気アイテムの予感を感じます。


パターンとデザインを徹底的に研究。
素材の品質でレザー、ハンドメイドの魅力を楽しめる逸品

名刺ケース『Carte』 : 8500円(税別)
企画 : 日本経年変化協会
製作 : Ken Shiina Design Laboratory代表 椎名賢
ブランド : Entree
素材 : 馬革/牛革


企画プロデュースを行っている日本経年変化協会の会長も実際に製作しているKen Shiina Design Laboratoryの椎名賢氏の両者が
「革小物は難しいからやりたくないなぁ~。」
と仰っています。革小物は用途が決まっているものが多く、デザイン的にも機能的も限りがあり、企画や製作の段階で個性をアピールするのが難しいと言うことでした。
今回Entreeよりリリースされた名刺ケース『Carte』はデザイン、機能的に徹底的に検討され満を持してリリースされた傑作と言える革小物だと言えるでしょう。本体とインナーパーツに異なるレザー(もしくは異素材)を組み合わせることによってデザインはもちろん、異なる質感や最終的には異なる経年変化を楽しめるように昨年から水面下で企画が進んでいたアイテムです。


仕様
シンプルなアイテムこそ高品質な素材で魅せる

企画プロデュースを行った日本経年変化協会の会長曰く
・シンプルなデザインであればあるほど高品質な素材を使う。
・素材の価格を抑えない、製作費用を抑えない。価格を落とすにはパターンをシンプルに。
・シンプルなパターンにも職人技を魅せなければプロの職人ではない。

らしく、上記条件を満たすため、製作担当の職人椎名賢氏は相当悩みぬいて今回の名刺ケース『Carte』に行き着いたそうです。

本体のレザーが名刺収納部分を大きく巻き込むようなパターンが最大の特徴と言えます。
巻き込んだ部分がケースを開けた時インナーパーツと美しいコントラストになるようにデザイン設計が施されています。

今回通販用に馬革と牛革のコンビネーションで初回製作を行いましたが、異素材とのコンビネーションも設計段階からも考慮されコバ処理を切り目本磨きやヘリ返しではなく、テーピング縫製が採用されています。実はここが一番難しい部分であり、職人技の見せ所となります。今回のこの難所はKen Shiina Design Laboratoryのアトリエの中でも代表の椎名賢氏しか縫製ができないほどです。

馬革はポーランド原皮のもので兵庫県姫路のタンナーで精製されたものを採用しております。
牛革と異なり原厚で薄くしなやかであり、不均一な繊維感が魅力的です。牛革に比べ傷が多いのですが、傷を避けて今回採用しております。

名刺収納部分はベーシックにケースを開いた際左右1箇所ずつの合計2箇所での設計です。
オーナーの名刺は数多く収納することを予想し、片方はマチ付きの袋状形状となっています。

そして名刺ケース『Carte』のヴィジュアルデザイン的特徴はインナーパーツを巻き込んだ本体のレザーを大胆にカシメで固定していることでしょう。カシメ自体がデザイン的アクセントを担っています。

ケース内部にEntreeのブランドロゴが刻印で施されています。
今回牛革には前回のブログでご紹介させて頂いたオリジナル皮革素材『Pate』(カラー:キャメル)を採用しておりますが、脱クロム製法でもかなりのタンニン鞣し依りの鞣しを施しているため、刻印も小さな文字までくっきりと綺麗に表現されています。

ヘリ返し技法ではなく、コバは別途同素材のレザーで製作したテープを縫いつけます。
このテープは厚みを0.3mmまで漉き加工を行っています。
通常の一般的なヌメ革は薄くなると避けやすい(これはヌメ革特有の性質)ですが、0.3mm厚でも破けたり避けたりせずに張力をかけて縫製できるのはやはり脱クロム製法のメリットと言えるでしょう。

徹底的にデザインとパターンを検討し、最適な素材を選定することにより
・デザインを個性的に。
・素材品質を落とさない。
・製作の手を抜かない。

上記の条件をクリアしつつ、最適なお買い求めやすい価格を実現できました。


通販カラー及びお問い合わせ先

日本経年変化協会の会長さんに個別にお願いして販売が先行しておりますが、近日予定の通販サイトでは下記ラインナップを確保しております(確保しないと会長さんお知り合いに販売してしまうので・・・w)。

名刺ケース『Carte』 : 8500円(税別)
企画 : 日本経年変化協会
製作 : Ken Shiina Design Laboratory代表 椎名賢
ブランド : Entree
素材 : 馬革/牛革
カラー: バーガンディー/キャメル

名刺ケース『Carte』 : 8500円(税別)
企画 : 日本経年変化協会
製作 : Ken Shiina Design Laboratory代表 椎名賢
ブランド : Entree
素材 : 馬革/牛革
カラー: キャメル/キャメル

名刺ケース『Carte』 : 8500円(税別)
企画 : 日本経年変化協会
製作 : Ken Shiina Design Laboratory代表 椎名賢
ブランド : Entree
素材 : 馬革/牛革
カラー: ダークブラウン/キャメル

名刺ケース『Carte』 : 8500円(税別)
企画 : 日本経年変化協会
製作 : Ken Shiina Design Laboratory代表 椎名賢
ブランド : Entree
素材 : 馬革/牛革
カラー: ブラック/キャメル

通販サイトオープンまではメールでご希望の方に販売させて頂きます。下記メールアドレス

contactアットマークagingjapan.com
※スパムなどを防ぐため、お問合せの際はアットマーク→@に変換してから送信して頂けますよう宜しくお願い致します。
まで、
お名前、ご住所、連絡先電話番号をご明記の上、ご希望のカラーをお伝えくださいますよう宜しくお願いたします。
ご請求書をご返信させて頂き、ご入金確認後の発送とさせて頂きます。

通販サイトオープンまでご不便をおかけいたしますが、よろしくお願い致します。
  


Posted by Specialite/Entreeスタッフ at 13:21Comments(0)Entree 革小物

2015年06月18日

オリジナル皮革素材『Pate』について

こんにちは。
Specialiteスタッフのアキラです。

前回のブログEmma Toteをご紹介させて頂きましたが、早くもお問合せを頂き有難うございます。
現在Specialite及びEntreeの専用WEBサイト及び通販サイトを構築中ですので今しばらくお待ちいただけますようよろしくお願いいたします。進捗としてましては現在画像の準備と原稿を製作中の段階とのことです。

さて、今回は私も初めて勉強させて頂いた皮革素材についてご紹介させて頂きます。


オリジナル皮革素材『Pate』について

当ブランドの企画・運営の日本経年変化協会及びKen Shiina Design Laboratoryは共同でオリジナル皮革レーベル『Marche』を立ち上げており、オリジナル皮革素材『Pate』を開発しています。

皮革素材 : Pate
企画 : 日本経年変化協会+Ken Shiina Design Laboratory
原皮 : 国産牛皮
鞣し : 脱クロム製法
原厚 : 2mm厚(漉き加工可能)
色数 : 8色(上記カラー+ナチュラル生成り)


現在皮革の価格は年々値上がりを続け、皮革関連の商社、タンナーは廃業されるところも増えてきています。
皮革素材の価格の値上がりには下記の要因が考えられています。
・円安による輸入の問題
・海外原皮の関税の問題
・牛の屠殺量の減少
・中国の大量の購買

これらはどうしようもない問題です。
日本経年変化協会の会長は設立当初からオリジナル皮革素材の開発に長年情熱を注いでおり、昨年から姫路レザー有限会社で脱クロム製法のレザーの開発・研究を行いました。
経年変化を重視してさらにタンニン鞣しの割合を十二分にレシピを変更したものが、今回ご紹介させて頂いた『Pate』となります。

これは経年変化サンプルですが、キャメルが日焼けして美しい飴色に変色しています。
レザーを専門にお仕事されている業者様も
「これはヌメ革ですよね?」
とおっしゃられるほど、しっかりとタンニンで鞣しが施されております。あえて、脱クロム製法を用いた理由は

「製作の過程でレザーを薄く(0.5mm以下)に漉く場合通常ヌメ革であれば裂けやすくなる。そこでクロムの耐久性だけが欲しかった。」

との事。これは当ブランドのCTOである椎名賢氏の職人として意見です。
長年の愛用とそれに伴う経年変化と耐久性まで徹底的に素材研究しているのも当ブランドのこだわりと言えます。
  


Posted by Specialite/Entreeスタッフ at 19:33Comments(4)皮革素材・その他素材

2015年06月18日

Specialite Emma Label~Emma Tote Bag~

こんにちは。
Specialiteスタッフのアキラです。

ブランドの紹介を終えたので、今回より具体的に商品の紹介をしてまいります。
現在、専用のWEBサイト及び通販サイトをオープン予定ですので、よろしくお願い致します。


製作待ち期間現在2ヶ月以上。
リリース1年以上経ても衰える人気の最高品質の『Emma Tote Bag』

今回ご紹介するのはSpecialiteのメインアイテムとなる鞄です。

Tote Bag : 『Emma Tote』
サイズ : W39cm☓D12.5cm☓H28cm (ハンドル含まず)
重量  : 約990g
ブランド : Specialite Emma Label
企画 : 日本経年変化協会
製作 : Ken Shiina Design Laboratory 代表 椎名賢
価格 : 80,000円(税別)
素材 : 
牛革(栃木レザー)

日本経年変化協会より約1年前にリリースされた鞄をSpecialite仕様にアレンジされてリリースされます。
現在もお求めになるお客様も多いのですが、全てがハンドメイドであるため、品切れとなり、次回製作が2ヶ月先だと連絡を受けています。


企画コンセプト

企画は言わずとしれた日本経年変化協会の会長さん。
会長はご自分の趣向をベースに企画をされるそうですが、ハリウッド女優のエマ・ワトソンのファンだそうです。
「僕がエマに鞄をプレゼントするなら・・・。」
で企画されたのが、Emma Labelシリーズです。
日本経年変化協会の会長さんは映画ハリポッターシリーズの大ファンでエマ・ワトソンが10歳の頃から応援しているそうで、綺麗になった現在でも女優ではなく、キャラとして応援されているそうです。なので、彼女には勝手に中性化のイメージとして捉えているようで、Emma Labelは全てユニセックスとして企画されています。


素材の選定

Emma Labelだけでなく、Specialiteは皮革素材の選定を会長の目で見てその時一番状態の良い皮革素材を仕入れます。
今回のオレンジのEmma Toteは会長の私物ですが、傷の少ない栃木レザーが偶然仕入れたので、採用したそうです。
ですので、特定のタンナーから皮革仕入れを行うわけではないので、その都度できあがる鞄は大半は一点モノとなります。


「原産国が日本。それだけでmade in Japanではダメ。」
大量生産できない全てが完璧に計算されたものがジャパンメイド

職人の方々より
「会長の検品は異常に厳しい。」
と言われます・・・。縫製のステッチ一針のチェックをされるそうです。

製作が追いつかないなら、外注(縫製工場へ発注)してみてらどうでしょう?と提案もしました。会長はニヤニヤ笑いながら、外注を聞いてご覧と言われたので、私の方で縫製工場数社にアタリましたが、この鞄のパターンは出来ないと言われてしまいました。この事を報告しますと、
「最近日本製ブーム。made in Japanを謳う鞄が多いが、中国製の方が綺麗な場合が多い(笑)。
原産国が日本ってだけではダメで、大量生産できないハンドメイドの完璧に計算されたものがジャパンメイドなんだよ。」
と言われました。

製作はKen Shiina Design Laboratory代表の椎名賢氏。全てのパーツの縫製の前に左右対称に何針ずつ縫製するのか全て事前に試験して計算して縫製しています。

熟練の卓越した技術を要する職人ですら事前に全て計算して一糸乱れの無い縫製で仕上げる。
ここまで拘って計算されたアイテムがSpecialiteです。


Emma Tote仕様

Emma Toteの特徴はシンプルで飽きの来ないヴィジュアルと独特の台形のシルエット形状です。
素材選定はその都度ですが、素材選定の際Emma Toteに関しては本体をシュリンクレザー、パーツをスムースレザーと異なる種類の皮革素材を組み合わせるコンビ使いが特徴です。

Emma Toteの特徴である台形シルエットは鞄内部に設置されたインナーベルトが演出しています。
インナーベルトは実際に3段階に長さを調整することができ、台形の傾斜を好みに応じて調整することができます。

インナーベルトを開放するとシルエットがトランスフォームし、内容量が増します。
A4ファイルやノートPCが収納できるほどで、ブラックやブラウンと言ったカラーではビジネスバッグとして利用して頂いているお客様もいらっしゃいます。

鞄メイン開口部は差し込み式の別とを採用しています。
パーツには全て補強材が芯材に採用されて立体感を演出して、デザイン性、耐久性を向上したのがSpecialite仕様となります。

鞄底部には5つの底鋲を施しております。
鞄を置くことまで考慮したトート・バッグとなります。

鞄内部には対面式でインナーポケットを2つ装備しています。
1つはオープンタイプのポケットで携帯電話などの小物入れや敷居で2つに区切っていますので、ペンなどを収納することができます。
インナーの生地は丈夫なチノ生地を採用しています。

もう一対のインナーポケットはファスナー式のポケットを採用しているので、通帳などの貴重品の収納に最適です。
なお、採用しているのはYKKの最高品質のEXCELLAを採用しています。
こちらのEXCELLAは業者に発注後の製作となり、ファスナーが手元に届くまで約1ヶ月かかると言う高品質の副資材と言えます。
ファスナーの引き手も鞄のパーツと同じレザーで製作します。
縫製は左右対称、コバは切り目本磨きで仕上げます。

ブランドタグは刻印してコバを磨いてから縫製と言う拘りよう。
長年ご愛用頂くことで鞄内部で経年変化をします。

前述で申し上げた通り縫製ステッチ全て計算して縫製しております。左右対称かつ一糸乱れぬことのない縫製は製作担当の椎名賢氏の卓越した技術を感じさせてくれます。

ハンドルは芯材をスムースレザーで巻き込んで縫製を掛けてコバ(革の断面)を丁寧に磨いて仕上げる切り目本磨き技法で仕上げています。コバ処理は時間をどれだけかけるかでその仕上がりが左右され、Specialiteではあたかも一枚革に見えるぐらいまで磨きあげています。

Emma Toteはトート・バッグでありながら、ショルダー・バッグとしても利用できる2WAY仕様となっております。
様々な検証の結果もっとも使いやすいと言うことで、通常の綾織り綿テープでは珍しい38mm幅を採用しております。補強部分は全てパーツ部分のスムースレザーで製作しております。
あえて、綿テープを採用した理由としては
・レザーベルトであれば長年のご愛用でベルト自身が伸びてしまう。
・レザーベルトであればベルト方式の長さ調整で調整の幅が制限される。

と言った理由で使い勝手を考えて今回の仕様となっております。

また、昨年姫路レザー有限会社様からの別注モデルでは別売りとなっておりました、ショルダーパッドがSpecialiteではデフォルトで標準搭載されております。オープン式ロックハンドルの真鍮ジッパーを採用することにより、Emma Toteだけでなく、お客様のお手持ちの既存のショルダー・バッグに取り付けることも可能です。

こちらのショルダーパッドの裏面は鞄では通常採用しないイタリア製の靴のソールとして名高いヴィムラムソールを採用していることが特徴です。衣服を傷めることがく、滑りにくいと言った理由で採用しております。

Specialiteでは基本原則、その時に最も状態の良い皮革素材を仕入れ製作するため、同じデザインであっても同じカラーや同じ仕上げのレザーで何度も製作する保証はできません。企画プロデュースされた日本経年変化協会の会長さん曰く
「買い物も縁だから出会いは一期一会だから面白い。」
私も同感です。ビビっと来る逸品が出会えることを強く願います。
今後通販サイトなどで、その都度ご紹介させて頂きますので、お気に召すデザインやカラーリングが出てきた場合は是非ご購入頂ければ幸いです。


お問い合わせ先

現在Emma Toteの製作は3ヶ月以上待ちとなっております。
ご注文頂いてる方々には長い時間を頂戴して申し訳ございませんが、今しばらくお待ちいただけますようよろしくお願いいたします。

次回製作などに関しては
contactアットマークagingjapan.com
までお問合せお願い致します。
※スパムなどを防ぐため、お問合せの際はアットマーク→@に変換してから送信して頂けますよう宜しくお願い致します。
  


Posted by Specialite/Entreeスタッフ at 17:24Comments(0)Specialite Emma Label