2016年02月27日
レギュラー仕様の『Lance』リリースです
こんにちは。

ショルダー・バッグ:『Lance~Regular Specification~』
今回採用したレザーは当ブランドのオリジナルスムースレザー『Pate』(パテ)に続く第2弾となるオリジナル皮革素材『Sel』(セル)が採用されています。『Sel』(セル)と言うレザーの名称の由来はフレンチで言う”塩”と言う意味です。塩はほぼ全ての料理に使われ、味を活かすも殺すも塩次第と言う料理において重要な要素となってきます。

(画像:『Sel』ブラウン)

この質感は鞄にした際にもヴィンテージの革鞄が新品の状態を彷彿させる仕上がりとなっています。

(画像:『Sel』グリーン)

(画像:『Sel』ネイヴィー)

定番のブラウンです。

鞄本体と同レザーで革テープを採用し、縁取りを施した縫製技術と革らしい革との組み合わせはレザーアイテム愛好家をワクワクさせてくれます。

『Lance』は長方形のように思われますが、鞄丈夫入り口は独特の形状パターンを有しており、軽く台形のシルエットを演出しており、定番のデザインながら見る人が見れば分かるこだわりを組み込んでいます。

定番のブラウン。老若男女問わず持てる逸品と言えます。
レギュラーの『Lance』のカラーヴァリエーションを検討する際、3色に絞ることになりました。

素材から鞄になると何とも印象が変わります。

顔料着色が多いレザーには見られない染色のみで仕上げられた革らしい表情は秀逸です。

ここから更に色の濃いモスグリーンに経年変化していくと思うとワクワクします。

鞄のライニングにはチノ生地(綿)を採用しています。

緑のショルダー・バッグ。
Spceialite & Etnreeスタッフのアキラです。
先日、日本経年変化協会の会長のブログで先行してお知らせさせて頂きましたショルダー・バッグ『Lance』のレギュラー仕様モデルについて多くのお問い合わせを頂きました。オーダーやお問い合わせを頂きました皆様ありがとうございます。
今回ようやくリリースのご報告をさせて頂きます。
企画担当の会長、製作担当の職人が満足した当ブランドのレギュラー仕様

価格:60,000円(税別)
ブランド:Entree
素材:牛革
概算寸法:27cm×37cm×10cm
概算重量:約0.8kg
カラー:グリーン/ブラウン/ネイヴィー(仮)
企画:日本経年変化協会
製作:椎名賢
これまでリリースされてきたショルダー・バッグ『Lance』と採用しているレザー素材以外ではデザイン、設計は異なりません。
採用しているレザーは会長と椎名賢氏が約2年の月日を費やして検討した特別なレザーを採用しています。
愛好家の視点と作り手の視点。双方の視点で企画開発したオリジナルレザー『Sel』。
余計な溶剤を一切使わず染料とオイルだけで仕上げたダコダ調のレザーは絶妙な経年変化を生み出す
今回採用したレザーは当ブランドのオリジナルスムースレザー『Pate』(パテ)に続く第2弾となるオリジナル皮革素材『Sel』(セル)が採用されています。『Sel』(セル)と言うレザーの名称の由来はフレンチで言う”塩”と言う意味です。塩はほぼ全ての料理に使われ、味を活かすも殺すも塩次第と言う料理において重要な要素となってきます。
『Sel』(セル)は企画担当の会長と製作担当の椎名賢氏が約2年の月日を費やして企画開発を行ったレザーです。「良いレザー」とは愛好家にとっては「長持ちして革らしい質感のレザー」、作り手にとっては「作りやすいレザー」と同じ「良いレザー」でも視点によって評価が異なります。
『Sel』(セル)はそんな愛好家と作り手の視点で企画開発され、会長と椎名賢氏が納得した高品質なレザーです。

『Sel』(セル)は北米産Aクラスの牛の原皮を採用し、日本最大の皮革産地の兵庫県播磨のタンナーが脱クロム製法で丹念に鞣し、余計な溶剤(化学薬品)を一切使わずに染料とオイルだけで仕上げた『昔ながらの革の仕上げ』で仕上げています。スムースでも天然シュリンクでも無い革本来の吟面はダコダ調と言います。
脱クロム製法も一度クロム鞣しを行い、クロムを任意で抜き取り再度タンニン鞣しを行う技法ですが、ヌメ革の経年変化を求めているため、通常のコンビネーション鞣しの規定以上のクロムを抜き取っているため、多くの革職人がフルタンニンレザーと言い締めるほどの多量のタンニン成分で占めてします。



『Sel』(セル)は皮革生成後はパステル的な色の薄さが、目立ちますが染料とオイルだけで仕上げているため、無垢のヌメ革と同様日焼けと製品にしてから使用することにより、オイルが浸透し、露骨に色が濃くなる経年変化が生まれます。また革の吟面(表面)は空気に触れることや、製品になって手に触れたり衣服と擦れることにより、照りに近い艶が発生します。レザー愛好家の会長の理想とする経年変化を実現し、作り手の椎名賢氏の製作試作においても抜群の扱いやすさを要したレザーであり、レギュラー仕様の皮革として今回採用に至りました。
定番のブラウン。
生成りのヌメが日焼けした飴色の状態から光り輝く赤茶になるまで定番の経年変化まで育てて欲しい逸品!!

ブラウンにしては生成りの無垢のヌメ革が日焼けしたような色の薄さが印象に残りますが、前述の通り余計な溶剤(化学薬品)を一切使わず染料とオイルだけで仕上げているため、日焼けとオイルの浸透により、色濃く艶のある経年変化が起こります。特にブラウンの場合、企画担当の会長曰く
「レッドウィングのオロセットレザーブーツのような赤茶になる。」
事です。



セールスよりも『我』を通した日本経年変化協会会長の意向で先行リリースされたグリーンは希少です。
どんな服装にも合いますが、お洒落が大好きな方向け。モスグリーンになるまで育てて欲しいです。
レギュラーの『Lance』のカラーヴァリエーションを検討する際、3色に絞ることになりました。
『Sel』(セル)自体は、ブラウン、グリーン、ネイヴィーに加え、ブラック、チョコ、キャメル、レッドと7色展開ですが、『Lance』に適したカラーで当初リリースすることになりました。それでも1つずつ製作することは大変時間が掛かるため、2色を先行リリースすることになりました。
やはり、定番のブラウンとネヴィーとグリーンどちらを先行するかで意見が別れました。製作担当者の椎名賢氏、スタッフはネイヴィーを推しておりました。それは一般的にブラウンとネイヴィーは販売が良いと言う理由からですが、企画担当の会長が
「そりゃネイヴィーの方が売れるけど、緑の染色でこんな綺麗な革はあらへんし他所も緑のレザーバッグはあらへんから売れる売れへんの問題やなくて作りたいか作りたくないかちゃうん?ど~せネイヴィーも作るんやったら緑を先にやりたい。」
と強固な姿勢で緑が先行しました(笑)。
これ以上機嫌損ねたら、あの人『赤』やとか言い出すんじゃない??との不安も浮上したので(笑)。
しかし、そんなエピソードも経て先行して製作された緑の『Lance』は美しいです。


ベージュの綿ショルダーベルトの相性もすこぶる良いできです。


ライニング、ショルダーベルトも鞄本体のレザーカラーによってブラックが採用されることも有るとのことです。

実はブラウン同様どんなファッションにも合うカラーですが、なかなか街中で染色のグリーンレザーを採用した鞄や小物は見かけません。
本日只今より通販サイトに掲載中です。
レギュラーラインナップなので、定期的に製作していくつもりですが、全てハンドメイドであるため、数ヶ月の周期を頂きますのでご了承よろしくお願いいたします。
2016年02月14日
Elliott Type Dオーダーのお知らせ
おはようございます。
Elliott Type Dはオーダーメイド(納期1ヶ月~)となります

ビジネスバッグ 『Elliott Type D』

市販されている口枠金具は採用せず、口枠金具からハンドメイドで製作することで寸分の狂いの無い美しいスタイリッシュなシルエットを演出しています。また、一般的にはシングルハンドルを採用することが多いですが、『Elliott Type D』ではダブルハンドルを採用し、2Wayでの使用を可能とし、フォーマル感よりスタイリッシュなイメージを先行したヴィジュアルデザインを演出しています。

錠前など副資材はレザーと相性を考え、レザーの経年変化と呼応するように輝きの変化するブラス(真鍮)製に拘っております。

全てのパーツに芯材を入れてから貼りあわせ縫製とコバ磨きを施しております。

根革など左右縫製がある部分に関しては左右対称の縫製数になるように計算してから縫製しています。

革ハンドルも縫製後すべてコバを磨く拘りようです。

鞄本体にはブラス(真鍮)製のカシメが取り付けられており、シンプルなデザイ故にアクセントとなっております。

実際に手に持ったヴィジュアルです。
企画担当の会長の意志であくまで当面オーダーメイドの方針となります
問い合わせの多さから、私どもスタッフから通販サイトでの販売を強く希望しましたが、企画担当の会長が反対。

素材には当ブランドオリジナル皮革のスムースレザー『Pate(パテ)』を採用しています。

昨年末、会長のお世話になっている社長様からのオーダーで製作させて頂いたネイヴィーの『Elliott Type D』。
オーダー方法について
オーダーにつきましてはお手数ですが、下記のオーダー方法に限定させていただきたいと思います。
Specialite & Entreeスタッフのアキラです。
春が近いのか、ここ最近寒暖の差が激しく、スタッフ一同体調を崩す者も多いです。
当ブランドの企画プロデューサーの日本経年変化協会の会長も年末年始に体調を崩し、復活したと思えば昨日の朝から体調不良と言うことで出勤しておりません(汗)。皆様も体調不良になられてはおりませんでしょうか?
さて、年末からお問い合わせを受けておりますビジネスバッグ『Elliott Type D』について改めてご説明させて頂きます。
とりわけ問い合わせが多いのが、オーダー方法についてです。
Elliott Type Dはオーダーメイド(納期1ヶ月~)となります

価格:240,000円(税別)
ブランド:Specialite
カラー:キャメル/ブラウン/チョコ/レッド/ネイヴィー/グリーン/ブラック
寸法:40cm×30.5cm×13cm
素材:牛革(脱クロム製法オリジナル皮革Pate)
企画:日本経年変化協会
製作:椎名賢
先に昨年リリースしたビジネスバッグ『Elliott Type F』の鞄の開閉構造にダレス式(口枠金具式)を採用した仕様です。
当ブランドのラインナップの中でも最も高品質なモデルでもあります。







ビジネスバッグでありながら、フォーマル過ぎないイメージです。
企画した会長と製作の椎名賢氏の狙い通りの仕上がりです。
企画担当の会長の意志であくまで当面オーダーメイドの方針となります
問い合わせの多さから、私どもスタッフから通販サイトでの販売を強く希望しましたが、企画担当の会長が反対。
「この鞄は革によって職人の椎名君が革を見て裁断するから全てが手断ち。口枠金具も全て手曲げ。錠前も1個1万円を越える真鍮製パーツで置いておくと経年変化が進むからダメ。うちは簡易包装で余計な経費をお客さんに負担させないから、中身の鞄は一切妥協しないから・・・。」
体調不良でゴホゴホ咳しながら、スタッフ一同諭されました・・・。
ちなみにアトリエに在庫しているレザーではなく、オーダー頂いた『Elliott Type D』ためだけに革を新調し、タイミングを見計らって真鍮の錠前をオーダーして、そこから全て手断ちで裁断すると言う、こだわりで製作するので納期は早くて1ヶ月オーダーの状況で左右しますが、2ヶ月前後かかる逸品となります。

カラーはキャメル、ブラウン、チョコ、レッド、ネイヴィー、グリーン、ブラックの7色でオーダーが可能です。
『Pate(パテ)』は脱クロム製法ですが、クロムの成分特徴が確認できないほどタンニンの割合が多い脱クロムレザーです。丘染め染色で仕上げているため、経年変化としては艶と色が濃くなっていく経年変化が期待できます。
カラーが変わるとイメージが変わります。
ブラック、ブラウン、チョコなどのオーダーが多い中、ネイヴィーの選択はかなりお洒落な社長様ですね!!会長曰くスーツはもちろん、持ち物に全てこだわっておられる社長様だそうです。
”一生モノの鞄を・・・”とオーダーして頂けるお客様が多いことが当ブランドでは嬉しい事でもあります。
オーダー方法について
オーダーにつきましてはお手数ですが、下記のオーダー方法に限定させていただきたいと思います。
下記のアドレスにメールでオーダー内容をご記入の上お問い合わせ下さい。
【連絡先】contact@agingjapan.com
①お名前(フルネーム)
②ご連絡先(電話番号)
③ご住所
④ご希望されるカラー
オーダー確認後、こちらからメールでご返信させて頂きます(振込手数料はお客様負担となります)。
24万円(税別)のうち、10万円(税別)を着手金としてご請求させて頂きます(キャンセル時に着手金のご返金はできません)。
着手金のご入金確認後製作を開始させて頂き、おおよその納期をご連絡させて頂きます。
製作の進捗に変更が生じた場合随時ご連絡させて頂きます。
完成後、残金14万円(税別)をご請求させて頂き、ご入金確認後配送にてお手元に届けさせていただきます。
お手数をお掛けするオーダーになってしまいますが、オーダー後の部材購入や手作業による手断ちの裁断の為、他の商品と異なり、キャンセルされた場合かなりの負担となってしまうため、10万円の着手金をお願いさせて頂きます。
なお、『Elliott Type D』に関しては送料は2度のお振り込みをお願いしておりますので無料とさせていただきます。
こだわりにこだわりぬいた最高品質の逸品と言える鞄です。
本当にお好きな方のオーダーをお待ちしております。
現在オーダー頂くと、納品は4月中旬~5月初旬となります(2016年2月14日現在)。