2015年10月29日

真っ赤な『Lance』再製作致します。

こんにちは。
Specialite & Entreeスタッフのアキラです。

当ブランドの企画担当の日本経年変化協会の会長の強い希望で真っ赤な『Lance』を製作しておりましたが、ブログでご紹介後複数お声を頂き、驚いております。

前回のブログでもご紹介させて頂いた通り、赤はお洒落上級者向けだと私は思いますが、意外と持ちやすいですよとのお声を頂きました。

来週週明けにも、再製作予定ですので、またWEB SHOP(簡易版)に掲載させて頂きたいと思います。

ショルダー・バッグ『Lance ~Red Ver~』
価格 : 50,000円(税別)
ブランド : Entree(アントレ)
寸法概算 :27cm×37cm×10cm
重量概算 :0.8kg
素材 : 牛革(芯染め染色ヘビタン)
企画 : 日本経年変化協会
製作 : 椎名賢


一部お問い合わせについて

現在展開中のWEB SHOP(簡易版)について
「商品が少なすぎるんではないですか?」
「ブログで紹介されている商品が欲しいのですが通販されないのですか?」
とご意見を頂きました。
仰るとおりでございます。誠に申し訳ございません。
現在オーダー頂いた方の鞄を優先的に製作しております。製作に関しては全工程を一人の職人が製作しておりますので、お時間を頂戴している状況で、WEB SHOP(簡易版)に掲載する分まで製作できていないのが現状ですが、来月辺りからWEB SHOP(簡易版)に掲載するアイテムの製作に入りますので今しばらくお待ちいただけますよう宜しくお願い致します。
  


Posted by Specialite/Entreeスタッフ at 22:42Comments(0)お知らせEntree バッグ

2015年10月25日

Harris Tweedのシーズンになって来ました

こんにちは。
Specialite & Entreeスタッフのアキラです。

よ~やく涼しくなってきました。
もはや秋冬の定番と言える素材であるHarris Tweedを採用したコラボアイテムが人気が出てきたようです。
Harris Tweedは18世紀頃のスコットランド北西部のハリス&ルイス島で誕生したツィード生地で島でとれた羊毛を手紡ぎした糸を用い、手織り織機で織り上げるというです。剛健さと、加工を一切施さない素朴な質感が大きな魅力です。

当ブランドでは神戸の老舗テーラーのテーラー吉田とコラボレーションしてヴァージョンHarris Tweedの名刺ケース『Carte』をリリースしております。なお、こちらのコラボレーションモデルの取り扱いはテーラー吉田様のみとなります。


今回の仕様は真っ赤なレザーとHarris Tweed生地の異素材コンビネーション

今回オーダー頂きましたのはこちらの仕様。

名刺ケース『Carte~Harris Tweed Ver~』
価格 : 14,800円(税別)
ブランド : Tailor Yoshida & Entree
素材 : Harris Tweed/牛革
企画 : 日本経年変化協会
製作 : 椎名賢
取扱 : テーラー吉田

こちらのHarris Tweedのコラボモデルで実は驚くことに赤のレザーを選択される方が多いのが特徴です。
採用するHarris Tweed生地の色合いにもよりますが、今回の生地では赤は良くマッチングしております。

ここ、数年Harris Tweedは大人気です。
テーラーの仕入れ価格はもはやツィード生地でありながら、レザーよりも高値で取引されるほどです。

今回、オーダー頂いたお客様のご要望により、Harris Tweedオフィシャルのタグを名刺ケースの背面に縫い付けております。
こちらは現在ハリス・ツィード協会により
「製品アイテムの6割以上にHarris Tweedを採用しなくては、オフィシャルタグの使用を認めめない。」
と取り決めされております。
某ファストファッションブランドが大量に乱発した事で規制されているようです。規制をクリアしているので、オフィシャルタグの使用は認められております。

当ブランドでは採用するレザーのカラーによって副資材の素材をブラスとニッケルで使い分けておりますが、赤の経年変化にはブラスが最適と判断してブラスのハトメを採用しています。

ロゴにはコラボレーション専用の刻印が採用されております。

もちろん、全ての工程をハンドメイドで仕上げております。
伝統的なスコットランドの素材を採用して日本の伝統的な職人技術のコラボレーションの逸品でございます。

小物で人と違うアイテムをご所望頂く場合はオススメの逸品です。



お問い合わせ先

こちらの商品はテーラー吉田とのコラボアイテムとなります。
なお、お取り扱いはテーラー吉田のみとなっております。

【オーダー、お問合せ先】
テーラー吉田
TEL  078ー341ー4298  (10:00~19:00)  
090-3728-4278 (吉田竜一宛て)
MAIL tailor.yoshida@gmail.com 
Tailor Yoshida通販サイト:http://tailoryoshid.buyshop.jp/items/1717443
  


Posted by Specialite/Entreeスタッフ at 11:42Comments(0)お知らせコラボ・別注

2015年10月13日

社会人男性がオフで服装選ばず持てる鞄が『Lance』

こんにちは。
Specialite&Entreeスタッフのアキラです。

今年の7月にEntreeブランドでリリース致しましたショルダー・バッグ『Lance』
リリース以降、脅威の反響を頂き、通販サイト(簡易版)に掲載するのもままならず、オーダ分の製作に追われておりました。現在ようやくオーダー頂きました鞄を順次納品させて頂いております。オーダー頂きましたが方々真に有難うございます。

全ての納品させて頂いた『Lance』を撮影できておりませんが、先日アトリエで完成した『Lance』は美しかったので撮影させて頂きました。


レザージャケット用のホースハイドと天然シュリンクが美しいステアハイドのコンビネーション仕様


ショルダー・バッグ 『Lance』
価格 : Secret
ブランド : Entree(アントレ)
寸法 : 27cm×37cm×10cm
素材 : 馬革/牛革
企画 : 日本経年変化協会
製作 : 椎名賢


オーダー頂いた方は自分用ではなく、プレゼントと言うことで価格は秘密です。オーダー内容は
「プレゼントにしたい。カラーはブラックでその他の仕様は一任致します。」
とのこと。企画担当はもちろんこの方日本経年変化協会の会長。仕様はお任せいたしますですけど、どうします??一言。
「色がブラックだったらえ~んでしょ?僕に任せたらマニア向けの仕様にしちゃうよ(笑)。」
との事。いや、恐らくコアなレザー愛好家ではなくて・・・。とスタッフ的には少し心配してましたが、スタッフの我々の想像以上に美しい鞄となっておりました(笑)。

フラップと前胴のポケットだけ艶のある革。そして鞄本体は美しい天然シュリンクのレザー。

なんと艶のあるレザーはホースハイド(馬革)。天然シュリンクのレザーがステアハイド(牛革)と言う牛馬のレザーのコンビネーション仕上げ。美しい馬革だと思っていたら会長が
「それなBUCOの革ジャンと同じ馬革やねん。そやから茶芯の経年変化出てまうで!!」
と一言。
え??そんな馬革一体どうして・・・。時々、会長は姫路のタンナーさんの工場でそう言う特殊なレザーを仕入れてきますがスタッフには何も知らされておりません。茶芯の経年変化する馬革で・・・。スタッフの私が欲しくなってると会長が
「いいね。企画してる人間、製作してる人間、そして販売する人間が欲しくなる。惜しくなるぐらいの完成度。きっとお客様が喜んでくれはるよ。」
となるほど、一理あります。Specialite&Entreeは製品出荷をスタッフが惜しむぐらいの完成度でお届けしております。


企画担当、日本経年変化協会会長の本当の企画理由。
「社会人男性のプライベートは鞄に困る。服装選ばず鞄が主役にならないオフの日の高品質バッグ。」

実はオーダー頂いている『Lance』の大半がブラックかブラウンです。オーダー頂いている方の8割が社会人の男性。
この事実を企画担当の日本経年変化協会の会長に伝えたところ、
「そやろね。社会人の男性のオフの日は鞄に困るもん。ファッション雑誌で鞄持ってる男性モデルの方が少ないでしょ?」
との事。

女性はお洒落にオン・オフ問わずに上手に鞄を取り入れますが、男性は社会人になると一般的にはスーツでお仕事サれている方が多いのではないでしょうか?
お仕事がお休みのオフの日となれば、外出の際、女性に比べて荷物が少ない事から鞄のチョイスに困った事があるはず。

実は会長のご友人のオフの日を見て
「高品質なレザーで、どんな私服にでも似合うショルダー・バッグ」
で企画されていました。
企画メモに発見。実際の詳細に関してはストーリーを持って企画されているようですが、企画コンセプトはそう言うことだったんですね。

なので、どんな私服にも違和感なくマッチするブラック、ブラウンが一番人気の理由となります。
『Lance』のデザインはベーシックなフラップタイプ。寸法も大きすぎず、小さすぎないA4収納サイズ。
非常に使い勝手が良いけども、素材、仕上げにこだわりを盛り込み、育てる喜びで経年変化を楽しめる鞄となっています。
「『Lance』はファッションの主役にならないから、見る人が見れば分かってくれはるんやろね。」
と会長。
お仕事がお休みの時にお気に入りの鞄に出会えていない方々には最高のバッグだと言えます。
実際お客様から嬉しい反響の声を頂きました。お会いしたこともないお客様の声が非常に嬉しいですし、実際に写真を送って頂けたお客様もいらっしゃいまして、本当にありがとうございます。


お客様の声

Y様(関東 30代男性)
「日本経年変化協会のブログをずっと見ていました。姫路レザーとの限定ショップも関西でしたので行きたかったのですが・・・。ショルダー・バッグ『Lance』をブログで確認して、欲しくなってオーダーしました。鞄をオーダーするなんて初めてでドキドキしましたが、メールでやり取りするのも楽しかったです。やり取りの後半でメールの相手が会長さんに変わっていたのも嬉しかったです(笑)。入金後の1ヶ月間が待ちきれませんでしたが、手元に届いた時、想像以上のクオリティーで驚きました。頑張って育てます。経年変化したらまたご報告させて頂きます。

K様(関東 30代男性)
「これだ!この鞄を待っていた。ダークブラウンの定番が欲しかった。ありがとうございます。」

O様(関西 40代女性)
「いつも頑張っている革製品が大好きな主人に本日無事プレゼントしました。サプライズのプレゼントで非常にビックリして喜んでくれました。主人がいつも御社のブログを見てましたので。照れてる主人の写真を送ります」
※プライベート、個人が特定される可能性がありますので、写真は割愛させて頂きました。
後は「受け取りました。」のお写真を多数頂きました。
皆様笑顔で本当に嬉しく思います。ありがとうございます。大切に育てて頂いた成長後の経年変化も楽しみにしております。


お問合せ
オーダー予約について

現在通販サイト(簡易版)ではブラックが完売しております。
ブラック、ブラウンのレザーが欠品中のため、現在タンナーさんの協力の元新たな仕上げで素材からまた仕込んでおります。
今しばらくお待ちいただけますようよろしくお願いいたします

お問合せに関しましては下記メールアドレスまでお問合せ下さい。

オーダーに関しましては下記メールアドレスに以下の項目をご入力頂き、メール送信をお願いします。
①氏名(フルネーム)
②ご住所
③ご連絡先(自宅  or携帯)
④ご希望のカラー(ブラック or ブラウン)

※現在天然シュリンク革を推奨しております。ブラウンに関しては画像にて色合いを御確認して頂きます。

【お問合せ・オーダーメールアドレスはこちら】
contactアットagingjapan.com

※スパムメール防止の為、メール送信の際はお手数ですが「アット」→「@」にご変換の上送信頂けますようお願いします。

【1】オーダーを頂きましたら1週間以内にご返信を差し上げます。
【2】レザーの色合いなどメールで打ち合わせさせて頂きます。
【3】仕様が決定致しましたらご請求書を送付させて頂きます。送料1,360円。
【4】ご入金確認後製作開始。納期予定を随時ご連絡差し上げます。
【5】製作完成日前に送付させて頂くご都合の良い日時に送付させて頂きます。
【6】送り状Noもお知らせさせて頂きます。

製作が追いつき次第、通販サイト(簡易版)でも掲載予定ですが、オーダーを優先的に製作させて頂きます。
現在、お洒落上級者向けのレッドとカラフルな異素材を掲載しております。
鞄でワンポイントでファッションを構築できる方は是非経年変化するまで、使い込んで頂きたいと思います。

  


Posted by Specialite/Entreeスタッフ at 22:00Comments(0)お知らせEntree バッグ

2015年10月12日

『Eliott Type D』年明け納品分で受付開始

こんにちは。
Specialite&Entreeスタッフのアキラです。

企画の日本経年変化協会ブログで発表されましたJapan Leather Award 2015のメンズ・バッグ部門にエントリーしております、当ブランドのビジネスバッグ『Elliott Type D』が大変ご好評頂き、多くのお問合せを頂戴しております。

今回私が製作スケジュールを確認したところ、来月から製作スケジュールが決定しておりました。
おそらく、企画担当の日本経年変化協会の会長様のお知り合いの方々のオーダーだと思うのですが、一般販売は無いのか確認したところ、会長は渋い表情でしたが、スタッフ一同食い下がりました。
高品質な素材、副資材をふんだんに採用し、口枠金具から自作するためただでさえ大量生産できないなかさらに手間暇がかかる製作工程故に『受注生産』でなければ難しく、来年年明け予定分で今回オーダーをお受けさせていただく事になりました。


一生モノのダレス型ビジネスバッグ『Elliott Type D』


ビジネス・バッグ『Elliott Type D』
価格 : 240,000円(税別)
ブランド : Specialite
寸法 : 40cm×30.5cm×13cm
素材 : 牛革/真鍮
企画 : 日本経年変化協会
製作 : 椎名賢


今回、私も含めたスタッフ一同、その美しさに惚れ込んだ鞄が『Elliott Type D』です。
前回リリースしたフラップ式のビジネスバッグ『Elliott Type F』の鞄開放様式が口枠金具式、一般的にダレスバッグと言われる様式に変更になったものです。
高品質素材のみを使用し、全てのパーツを磨き作業で仕上げるなど、ハイエンドな素材・仕上げの為、24万円(税別)と言う価格にはなってしまいますが、一生モノの鞄としてふさわしい逸品であると言えます。


従来の重厚なイメージを払拭する『スタイリッシュなダレス式バッグ』

実際にダレス式の鞄に対する一般の方々のイメージをお聞きしてみました。
「ダレス式のビジネスバッグと言えば、男性の鞄。」
「ダレスバッグは気になるけど、少し年配向けのデザインが多いような気がする。」
との声が多かったです。
確かに、口枠金具式の鞄の発祥の地である欧米では医者や弁護士が持っていることから、「ドクターズバッグ」や「ロイヤーズバッグ」と呼ばれています。ダレスバッグも日本だけの呼称で1951年に時のアメリカ国務長官ジョン・フォスター・ダレス氏が講和特使として来日した際に持っていた「口金式鞄」をみて、日本の鞄職人「タニザワ」が作り、「ダレスバッグ」という名前で広めたといわれています。

最初からフォーマルな貫禄のある方々が愛用した鞄なのでデザインがそれほど波及しなかったのかと思われます。
しかし、口枠金具式の機構はやはり魅力的に多くの方々を魅了するのも事実です。

企画担当の日本経年変化協会の会長と製作担当の椎名賢氏も「如何にスタイリッシュに魅せるか?」に悩んだそうです。


鞄のハンドルを2本ハンドルと長さを調節することにより、よりスタイリッシュに。
素材のレザーのカラーで女性にも受け入れられるデザインへ。

『Elliott Type D』が従来のダレス式鞄よりもスタイリッシュなヴィジュアルになっている理由が鞄のハンドルです。

通常一般的に販売されているダレスバッグの大半が、ハンドルが一つのシングルタイプです。かつ、握って鞄を持つことを想定しているので、グリップタイプのハンドルが一般的です。
『Elliott Type D』では、根革を別途製作し、テカンで稼働域を確保しながらハンドルを2本採用したダブルハンドルタイプです。実際ダブルハンドルに変更するだけで、スタイリッシュになってしまうので、本当に鞄は奥が深いとしか言いようがありません。また、グリップ式ではないので、肘からかけて持つこともでき、使いやすさを向上させ、女性にも受け入れられるモデルとなっています。

現在、女性の経営者様からもお問合せを頂いておりますが、女性にも受け入れられやすい理由としてスタイリッシュなデザインに加えて豊富なカラーラインナップも挙げられます。

通常のオーダーでは、当ブランドのオリジナル皮革である『Pate』(牛革)を推奨しております。
脱クロム製法と呼ばれる鞣し手法で、一度クロム鞣しを行ってから再度クロムを抜き取りタンニン鞣しを施す手法です。『Pate』日本経年変化協会の意向により、僅かにクロムの成分を残すだけで9割近くをタンニンで鞣しており、仕上げも革本来の風合いを重視して染色仕上げのみで仕上がっています。オリジナルで皮革を製作する理由としてはカラーヴァリエーションが欲しいからで、定番のキャメル、ブラック、ブラウン系に加えて、ネイヴィー、グリーン、レッドをランナップしています。
カラーが異なれば鞄の雰囲気が大きく異なり、女性の方からはレッドのオーダーに関するお問合せを頂くことが多いのが現状です。


市販の口枠金具を採用せず、専用の口枠金具から製作するので美しく仕上がる

現在リリースされているダレス・バッグの多くが市販されている口枠金具を採用しています。
当ブランド『Elliott Type D』では、市販されている口枠金具を採用せず、専用に鞄職人である椎名賢氏が一つずつ丁寧に厚さ3.0mmのアルミ板を加工して口枠金具をオリジナルで製作しています。

製作を担当する職人だからこそ、設計から採用するレザーの特性を考えて口枠金具を最適な寸法と機構設計を行うことにより、市販品より寸分の狂い無く美しく仕上げることができます。市販品の口枠金具を採用すると製作費用としてはかなり抑える事ができますが、企画担当の日本経年変化協会の会長は
「それじゃ意味があらへんやろ?市販の口枠金具を使うと、鞄の横から見た時に斜めに口枠金具が歪むことが多い。完璧に仕上げるにはあらゆる角度から見て完璧なもん企画したいねん。」
と言います。
会長曰く、一般に販売されているダレスバッグには当たり外れがあるらしく、それは鞄のサイド側面から見たら分かるそうです。『Elliott Type D』では検品時に鞄のサイド側面も検品事項に含まれています。

口枠金具が真っ直ぐに取り付けることができるのは、専用の口枠金具である事が重要なポイントとなります。
「既存のメーカー、ブランドの職人さんの腕が悪いんじゃなくて、設計通り製作してるけど、市販の口枠金具は中国とか海外で大量生産されているから、目に見えない範囲で歪みもあるから仕方ない。」
と会長は考えています。せっかくのハンドメイドで一生モノの鞄であるなら、少しの妥協もしたくないと言うことで、当ブランドでは口枠金具から製作することになっています。


素材を経年変化を想定して選定しているならば、副資材、細かい仕上げも徹底したこだわりを盛り込む

一生モノの鞄を目指し、企画・製作された『Elliott Type D』。そのため、素材となるレザーも革本来の魅力である経年変化を楽しんで頂く仕上げのレザーを選定しています。それに伴い、徹底したこだわりをレザー以外にも盛り込んでいます。

『Elliott Type D』で使用されている副資材の金属パーツは、錠前、テカン、底鋲、カシメ、に至るまで全てブラス(真鍮)製で統一されています。鞄内部のインナーポケットのファスナーには世界最高品質のエクセラを採用していますが、真鍮に併せてゴールドタイプを採用しています。そこまで徹底した副資材を採用しています。
長年のご愛用でレザーは経年変化して行きます。その際メッキ素材の金属パーツだけがキラキラと浮いてしまうため、レザーと相性の良いブラス(真鍮)製を採用しています。ブラス(真鍮)は一般的なニッケルパーツよりも耐久性があり、新品の時は金ピカに輝いていますが、酸化し鈍い輝きへと経年変化する金属素材であります。レザーと共に年月を刻む事ができることより、あえて素材を統一するこだわりを盛り込んでいます。

当ブランド『Specialite』ではもはや、当然の事実ですが、コバ(革の断面)は全て手作業での磨き仕上げを行っています。磨いた後のコバ(革の断面)に全てこれも手作業で着色仕上げを施しておりますが素材より若干濃いカラーで着色を行っています。
これも長年の愛用で経年変化した時のカラーを想定しております。
通常オーダーで採用しているレザー『Pate』(牛革)は丘染め染色仕上げですので、経年変化は色濃く経年変化します。それを想定して濃い目の染色が施されています。したがってオーダーでお選び頂くカラーによってコバ(革の断面)の染色のカラーも異なるこだわりを徹底的に施しています。


縫製のステッチの目数など全て計算しつくされたジャパンクオリティー

鞄の縫製ももちろんですが、一糸乱れぬ美しいステッチで仕上げています。

根革のステッチはもちろん左右対称となるように計算され縫製を行っています。
コバ(革の断面)は小さなパーツまですべて妥協することなく、手作業で磨かれ仕上げられています。芯材で補強すると共に美しい立体感を演出しています。

口枠金具を開放すると鞄の細かい機構が一望できます。
鞄内部の構造は前回リリースしたフラップ式のビジネスバッグ『Elliott Type F』と共通になりますので、こちらをご参照下さい。
素材、デザイン、仕上げ全てをハイエンドで仕上げた『Elliott Type D』。正に当ブランドのラインナップで三ツ星にふさわしいため、『Specialite』のロゴを鞄内部に施しております。

一生モノのスタイリッシュな逸品を丹精込めて製作させて頂きます。


お問合せ及びオーダーの流れ

お問合せに関しましては下記メールアドレスまでお問合せ下さい。

オーダーに関しましては下記メールアドレスに以下の項目をご入力頂き、メール送信をお願いします。
①氏名(フルネーム)
②ご住所
③ご連絡先(自宅or携帯)
④ご希望のカラー(キャメル、モカ、ライトブラウン、レッド、ネイヴィー、グリーン、ブラック)


【お問合せ・オーダーメールアドレスはこちら】
contactアットagingjapan.com

※スパムメール防止の為、メール送信の際はお手数ですが「アット」→「@」にご変換の上送信頂けますようお願いします。

【1】オーダーを頂きましたら1週間以内にご返信を差し上げます。
【2】着手金のご請求書をお送りさせて頂きます。
【3】着手金としてまして半額120,000円(税別)を頂戴致します。
【4】着手金ご入金確認後製作開始。納期予定を随時ご連絡差し上げます。
【5】製作完了後、ご連絡の上残金の請求書をお送りさせて頂きます。
【6】ご入金確認後配送させて頂きます(送料は無料です)。
※着手金お支払い後のキャンセルは着手金をもってキャンセル料とさせて頂きます。

受注生産の為、お手数をお掛け致しますがよろしくお願いいたします。
オーダーに関してご不明な点は遠慮なくお問合せ下さい。細かいところまですべてお応えさせて頂きます。
  


Posted by Specialite/Entreeスタッフ at 22:52Comments(2)お知らせSpecialite 鞄・バッグ

2015年10月10日

オーダーが途切れない真っ赤な名刺ケース『Carte』

こんにちは。

Specialite&Entreeスタッフのアキラです。

本日は名刺ケース『Carte』から真っ赤な仕様がアトリエから出来上がってまいりましたのでご紹介させて頂きます。


個人オーダーではオーダーが途切れない赤レザー。
思い切って真っ赤なモデルを製作してみました。


名刺ケース『Carte ~Red ver~』
価格 : 8,500円(税別)
ブランド : Entree
素材 : 牛革(外装:シュリンク 内装:スムース)
企画 : 日本経年変化協会
製作 : 椎名賢


名刺ケース『Carte』はリリース以降様々な仕様でリリースさせて頂いております。
WEB SHOP(簡易版)から以外に個人様のオーダーをお受けさせて頂くこともあるのですが、名刺ケース『Carte』に関してはオーダー分に以外と赤のレザーを選択される方が多い事に気付きました。今回、外装も内装も真っ赤なモデルをリリースです。

外装には染色で仕上げた真っ赤な天然シュリンクレザーを採用しています。

内装には真っ赤なスムースレザーを採用しています。
『Carte』の特徴的パターンである外装パーツを巻き込む仕様は名刺ケースを開けた際に、天然シュリンクレザーとスムースレザーのコントラストが美しく映えます。

真っ赤なレザーでも美しく刻印が施されています。

名刺ケース『Carte』に関しては様々な色や仕上げの異なるレザーを採用しているので、使用しているカシメの副資材はそのレザーによってニッケルとブラス(真鍮)を使い分けるようにしています。
今回の真っ赤なレザーの経年変化を考えるとブラス(真鍮)と相性が良いと見越してブラス(真鍮)カシメを採用しています。

型押しではない、天然シュリンクですので、同じモノは存在しません。
革テープは内装と同じスムースレザーを採用しています。

もちろん、入門用ブランド『Entree』(アントレ)と言っても名刺ケース『Carte』は工程が難しいもので、作り手の技術が求められますので、全ての工程を椎名賢氏自ら手作業で仕上げています。

真っ赤な名刺ケースはオーナー様を選ぶかもしれません。
個人オーダーで人気が途切れないのはやはり赤の持つ魅力かもしれません。
現在通販サイトにも掲載しておりますので、御確認下さい。
<注>在庫管理上在庫数を1個表示にしております。売り切れの場合もお問合せ頂きたいと思います。
<注>通販サイト上では価格を税込価格にて表示させて頂いております。


  


Posted by Specialite/Entreeスタッフ at 11:55Comments(0)Entree 革小物お知らせ

2015年10月04日

栃木レザー仕様会長モデル『Lance』リリース決定

こんにちは。
Specialiteスタッフのアキラです。

ショルダー・バッグ『Lance』相変わらずお問合せを頂き、誠に有難うございます。
やはり、オーダー頂く大半は、ブラックもしくはブラウンが多いですね。
服を選ばないので、汎用性が高く、ブラック、ブラウンは定番です。
現在オーダー頂いている皆様、現在製作中ですので完成次第順次お届けさせて頂きますので、今しばらくお待ちいただけますようよろしくお願いします。

さて、当の企画担当の日本経年変化協会の会長さんは真っ赤な『Lance』など、スタッフ的に見ても一般向きしない仕様を製作したがります(笑)。

そんなご本人が愛用されている『Lance』が現在お問合せを頂いております。
「会長モデルのLanceはオーダーできますか?」
と言った内容です。
会長も扱いが難しい事を理解してくれたらオーダー受けても良いんじゃない?ってことでしたので、この度ご要望にお応えして会長モデルをリリースさせて頂きます。リリース時期は今月末頃を予定しております。


栃木レザー仕様の会長モデルとは

ショルダー・バッグ『Lance~会長モデル~』
価格 : 64,000円
ブランド : Entree(アントレ)
寸法 : 27cm×37cm×10cm
素材 : 牛革(栃木レザー)
企画 : 日本経年変化協会
製作 : 椎名賢


実際のところ、当初『Lance』を製作するにあたり、サンプル製作で手頃な皮革が無かったとので会長の手持ちの栃木レザーをサンプル製作に提供しただけらしく、深い意味はないそうです(笑)。
栃木レザーと言ってもそれは商品名ではなく、タンナーの事であり、皮革は様々な仕上げが存在します。
今回採用しているのはソフトヌメの生成り(未染色)でダコダ調の皺のあるレザーです。


日本経年変化協会会長使用3ヶ月サンプルがこちら

今年の夏7月にリリースされた『Lance』
企画担当の会長さんは実際に使用して3ヶ月の経年変化サンプルをご自身のブログであげておられたので、早速私は実物を拝見させてもらいました。

たった3ヶ月でかなり真っ白な生成りが焼けています。

もともとがソフトヌメで柔らかいレザーを採用していますので、荷物を入れるとくったりとした感じになります。
企画側としてはこの質感を求めており、この質感が身体にフィットすることを考慮しています。

日陰では分かりにくいので、日向に移動してみても、最初の頃と随分様変わりしているのがお分かり頂けるかと思います。
会長曰く、数年したらもっと飴色にびっくりするぐらい経年変化するそ~です。


会長が語る『会長モデル』の注意点
~オーナーはある程度のレザーの知識が必要~

事前に、お問合せで会長の仕様の『Lance』がご希望されている旨を報告しましたが、会長は当初渋りました。
最初は自分だけは特別仕様が良いのかな(笑)?と勘くぐってしまいましたが、違いました(スタッフだけど失礼)。会長曰く
「最初にすっごく使うのに気を使うから、ある程度革育てる事ができる人やないと辛いよ・・・。」
と言われております。
真っ白な生成りは美しいですが、すぐ汚れる。そしてすぐに焼けてムラが出るだそうです。
元々、採用している栃木レザーも仕入れた段階で焼けムラがあるそ~で、仕入れ段階で焼けているそうです。

一番焼けムラが出るのがフラップに隠れている部分だそう~です(笑)。
『Lance』はフラップ式(カブセ)のあるショルダーバッグなので、隠れている部分だけが水着の後のようにくっきり焼けるのが遅いので、会長は時々フラップをオープンにして日向ぼっこをさせているそ~です(笑)。今日は久しぶりに会長とゆっくり話せたので、気になる質問をしてみました。

【質問1】
雨に濡れたらど~しますか?
【会長の返答】
何もしない。濡れた当初はシミになってるけど、乾いたら消えてた(笑)。

【質問2】
一番この仕様のLanceではやってはいけない使い方は??
【会長の返答】
真新しいデニムのシャツとかデニムパンツを穿いて持つはNG。インディゴがめっちゃ鞄に色移りした。インディゴを拭きとって消すのは専用の洗剤とか要るしメッチャ大変やねん!!

でした。
かなりの革好き、経年変化の育てる喜びがかなりお好きな方向けと思います。
普通に気を使わずに使って、経年変化を楽しむならブラックかブラウンが妥当だと言うことですね。

ちょっとマニアックな方向けに会長モデルリリース致します。
今しばらくお待ち下さいませ。
  


Posted by Specialite/Entreeスタッフ at 16:15Comments(0)お知らせEntree バッグ

2015年10月02日

ラスト3個ずつ異素材Lance

こんにちは。
Specialiteスタッフのアキラです。

シルバー・ウィーク前から立て込んでおりまして、ブログの更新がおざなりになってしまいました。
現在WEB SHOP(簡易版)を運営しておりましたが、通販自体が初の試みで在庫管理に苦労しております。
ご迷惑おかけした皆様にお詫びを申し上げます。

さて、今回から基本鞄は在庫表示を1個とさせて頂きます。
万が一売り切れになっている場合はお手数ですが、お問合せを頂けますと助かります。

今回在庫がラスト3個ずつになった『Lance』をご紹介させていただきます。


製作スケジュールの都合上、年内の製作は行いません。
異素材コンビネーション仕様の『Lance』

今年の夏にリリースさせて頂きましたショルダー・バッグ『Lance』
非常に好評を頂いて、関係者一同非常に嬉しく思っております。オーダー頂いた方の友人、知人様が鞄を見てオーダーを頂ける流れもあり本当に嬉しいです。さて、今回ご紹介させて頂きますのは、異素材コンビネーション仕様のこちら。

ショルダー・バッグ『Lance』
価格 : 40,000円(税別)
ブランド : Entree(アントレ)
寸法 : 27cm×37cm×10cm
素材 : リバコ生地/牛革
企画 : 日本経年変化協会
製作 : 椎名賢


こちらは鞄のフラップ(かぶせ)及び前胴のポケットがレザーではなく、リバコ生地と言われるソファーなどに用いられる生地とレザーの異素材コンビネーション仕様の『Lance』です。オールレザーと比べて少し軽く、レザーでは表現できない鮮やかな色使いが採用されております。現在在庫は3個ずつとなっております(通販上表記は1個)。
女性のお客様からのオーダーやお問合せが多いように個人的には思いますが、もちろん男性にも持って頂きたいユニセックス仕様です。


鮮やかだけな色使いだけに汚れが怖い。
大抵の汚れは拭き取れるのがリバコ生地の特徴です。

お問合せ頂く内容で多いのが、
「鮮やかな色だけに汚れやすいですか??」
と質問される事が多いです。
確かに気になるところですね。

企画担当の日本経年変化協会の会長さん及び、製作担当の椎名賢さんは以前よりリバコ生地を採用しておられ、お二人共リバコ生地の鞄を愛用されているのを目にしています。しかしながら、目立った汚れは見たことがありません。
リバコ生地は輸入物のソファーなどに採用されていることが多く、理由としては汚れに強い生地だからそうで、むしろレザーの方が汚れやすいそうです。会長さんに汚れたことがないのか?と確認してみると
「2ストの単車でエンジンオイルで汚れたことあるかな?黒くなったけど。」
と言っていましたが、黒いシミが見当たらないので、どうしたのか尋ねると
「マイ◯ットを薄めて拭いたら汚れとれたよ。」
との事。ちょっとした裏ワザですね(笑)。
汚れない素材などこの世に存在してない分、リバコ生地はまだ汚れにくい、汚れても対処しやすいと言えると思います。
何より、レザーでここまで鮮やかな色は表現できないので、鞄としてはデザイン性、ファッション性をより優先したモデルがこの仕様と特徴と言えます。


キャメルのレザーを飴色に育てたい。
飴色に育てて初めて完成となる

レザー部分にはキャメルの牛革を採用しております。

鞄の背胴部分はオールレザーとなります。
経年変化を見越して素材選定及び製作を行っていますので、長年ご愛用頂けるとキャメルが日に焼けてだんだんと色濃く飴色に焼けている経年変化を演出してくれます。

フラップ部分とポケットだけがリバコ生地で鞄内部の前胴部分もレザーです。
異素材によるデザイン性でお洒落を楽しめるように企画された仕様です。
私個人は鞄を開けた時のフォルメが好きです。使ってみたい仕様の一つです。
これから秋冬にかけて全体のファッションが黒を貴重としたものになりがちなので、鞄でワンポイントとして使いたい仕様でもあります。

現在、異素材仕様としましては高級生地ハリス・ツィードのコンビネーションの企画もでておりますが、全貌がまだ知らされていません。
追加製作も現在アトリエ・職人のスケジュールが埋まっているようで当分、こちらの仕様の製作はなさそうです。

オールレザーが少し重た過ぎると言う方、お洒落上手な方に是非オススメの逸品です。


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Posted by Specialite/Entreeスタッフ at 14:04Comments(0)お知らせEntree バッグ