2015年10月12日
『Eliott Type D』年明け納品分で受付開始
こんにちは。
Specialite&Entreeスタッフのアキラです。
企画の日本経年変化協会のブログで発表されましたJapan Leather Award 2015のメンズ・バッグ部門にエントリーしております、当ブランドのビジネスバッグ『Elliott Type D』が大変ご好評頂き、多くのお問合せを頂戴しております。
今回私が製作スケジュールを確認したところ、来月から製作スケジュールが決定しておりました。
おそらく、企画担当の日本経年変化協会の会長様のお知り合いの方々のオーダーだと思うのですが、一般販売は無いのか確認したところ、会長は渋い表情でしたが、スタッフ一同食い下がりました。
高品質な素材、副資材をふんだんに採用し、口枠金具から自作するためただでさえ大量生産できないなかさらに手間暇がかかる製作工程故に『受注生産』でなければ難しく、来年年明け予定分で今回オーダーをお受けさせていただく事になりました。

ビジネス・バッグ『Elliott Type D』
価格 : 240,000円(税別)
ブランド : Specialite
寸法 : 40cm×30.5cm×13cm
素材 : 牛革/真鍮
企画 : 日本経年変化協会
製作 : 椎名賢
今回、私も含めたスタッフ一同、その美しさに惚れ込んだ鞄が『Elliott Type D』です。
前回リリースしたフラップ式のビジネスバッグ『Elliott Type F』の鞄開放様式が口枠金具式、一般的にダレスバッグと言われる様式に変更になったものです。
高品質素材のみを使用し、全てのパーツを磨き作業で仕上げるなど、ハイエンドな素材・仕上げの為、24万円(税別)と言う価格にはなってしまいますが、一生モノの鞄としてふさわしい逸品であると言えます。
実際にダレス式の鞄に対する一般の方々のイメージをお聞きしてみました。
確かに、口枠金具式の鞄の発祥の地である欧米では医者や弁護士が持っていることから、「ドクターズバッグ」や「ロイヤーズバッグ」と呼ばれています。ダレスバッグも日本だけの呼称で1951年に時のアメリカ国務長官ジョン・フォスター・ダレス氏が講和特使として来日した際に持っていた「口金式鞄」をみて、日本の鞄職人「タニザワ」が作り、「ダレスバッグ」という名前で広めたといわれています。
最初からフォーマルな貫禄のある方々が愛用した鞄なのでデザインがそれほど波及しなかったのかと思われます。
しかし、口枠金具式の機構はやはり魅力的に多くの方々を魅了するのも事実です。
企画担当の日本経年変化協会の会長と製作担当の椎名賢氏も「如何にスタイリッシュに魅せるか?」に悩んだそうです。
『Elliott Type D』が従来のダレス式鞄よりもスタイリッシュなヴィジュアルになっている理由が鞄のハンドルです。

通常一般的に販売されているダレスバッグの大半が、ハンドルが一つのシングルタイプです。かつ、握って鞄を持つことを想定しているので、グリップタイプのハンドルが一般的です。
『Elliott Type D』では、根革を別途製作し、テカンで稼働域を確保しながらハンドルを2本採用したダブルハンドルタイプです。実際ダブルハンドルに変更するだけで、スタイリッシュになってしまうので、本当に鞄は奥が深いとしか言いようがありません。また、グリップ式ではないので、肘からかけて持つこともでき、使いやすさを向上させ、女性にも受け入れられるモデルとなっています。
現在、女性の経営者様からもお問合せを頂いておりますが、女性にも受け入れられやすい理由としてスタイリッシュなデザインに加えて豊富なカラーラインナップも挙げられます。

通常のオーダーでは、当ブランドのオリジナル皮革である『Pate』(牛革)を推奨しております。
脱クロム製法と呼ばれる鞣し手法で、一度クロム鞣しを行ってから再度クロムを抜き取りタンニン鞣しを施す手法です。『Pate』は日本経年変化協会の意向により、僅かにクロムの成分を残すだけで9割近くをタンニンで鞣しており、仕上げも革本来の風合いを重視して染色仕上げのみで仕上がっています。オリジナルで皮革を製作する理由としてはカラーヴァリエーションが欲しいからで、定番のキャメル、ブラック、ブラウン系に加えて、ネイヴィー、グリーン、レッドをランナップしています。
カラーが異なれば鞄の雰囲気が大きく異なり、女性の方からはレッドのオーダーに関するお問合せを頂くことが多いのが現状です。
現在リリースされているダレス・バッグの多くが市販されている口枠金具を採用しています。
当ブランド『Elliott Type D』では、市販されている口枠金具を採用せず、専用に鞄職人である椎名賢氏が一つずつ丁寧に厚さ3.0mmのアルミ板を加工して口枠金具をオリジナルで製作しています。

製作を担当する職人だからこそ、設計から採用するレザーの特性を考えて口枠金具を最適な寸法と機構設計を行うことにより、市販品より寸分の狂い無く美しく仕上げることができます。市販品の口枠金具を採用すると製作費用としてはかなり抑える事ができますが、企画担当の日本経年変化協会の会長は
会長曰く、一般に販売されているダレスバッグには当たり外れがあるらしく、それは鞄のサイド側面から見たら分かるそうです。『Elliott Type D』では検品時に鞄のサイド側面も検品事項に含まれています。

口枠金具が真っ直ぐに取り付けることができるのは、専用の口枠金具である事が重要なポイントとなります。
一生モノの鞄を目指し、企画・製作された『Elliott Type D』。そのため、素材となるレザーも革本来の魅力である経年変化を楽しんで頂く仕上げのレザーを選定しています。それに伴い、徹底したこだわりをレザー以外にも盛り込んでいます。




『Elliott Type D』で使用されている副資材の金属パーツは、錠前、テカン、底鋲、カシメ、に至るまで全てブラス(真鍮)製で統一されています。鞄内部のインナーポケットのファスナーには世界最高品質のエクセラを採用していますが、真鍮に併せてゴールドタイプを採用しています。そこまで徹底した副資材を採用しています。
長年のご愛用でレザーは経年変化して行きます。その際メッキ素材の金属パーツだけがキラキラと浮いてしまうため、レザーと相性の良いブラス(真鍮)製を採用しています。ブラス(真鍮)は一般的なニッケルパーツよりも耐久性があり、新品の時は金ピカに輝いていますが、酸化し鈍い輝きへと経年変化する金属素材であります。レザーと共に年月を刻む事ができることより、あえて素材を統一するこだわりを盛り込んでいます。

当ブランド『Specialite』ではもはや、当然の事実ですが、コバ(革の断面)は全て手作業での磨き仕上げを行っています。磨いた後のコバ(革の断面)に全てこれも手作業で着色仕上げを施しておりますが素材より若干濃いカラーで着色を行っています。
これも長年の愛用で経年変化した時のカラーを想定しております。
通常オーダーで採用しているレザー『Pate』(牛革)は丘染め染色仕上げですので、経年変化は色濃く経年変化します。それを想定して濃い目の染色が施されています。したがってオーダーでお選び頂くカラーによってコバ(革の断面)の染色のカラーも異なるこだわりを徹底的に施しています。
鞄の縫製ももちろんですが、一糸乱れぬ美しいステッチで仕上げています。

根革のステッチはもちろん左右対称となるように計算され縫製を行っています。
コバ(革の断面)は小さなパーツまですべて妥協することなく、手作業で磨かれ仕上げられています。芯材で補強すると共に美しい立体感を演出しています。

口枠金具を開放すると鞄の細かい機構が一望できます。
鞄内部の構造は前回リリースしたフラップ式のビジネスバッグ『Elliott Type F』と共通になりますので、こちらをご参照下さい。

素材、デザイン、仕上げ全てをハイエンドで仕上げた『Elliott Type D』。正に当ブランドのラインナップで三ツ星にふさわしいため、『Specialite』のロゴを鞄内部に施しております。

一生モノのスタイリッシュな逸品を丹精込めて製作させて頂きます。
お問合せに関しましては下記メールアドレスまでお問合せ下さい。
オーダーに関しましては下記メールアドレスに以下の項目をご入力頂き、メール送信をお願いします。
①氏名(フルネーム)
②ご住所
③ご連絡先(自宅or携帯)
④ご希望のカラー(キャメル、モカ、ライトブラウン、レッド、ネイヴィー、グリーン、ブラック)

【お問合せ・オーダーメールアドレスはこちら】
※スパムメール防止の為、メール送信の際はお手数ですが「アット」→「@」にご変換の上送信頂けますようお願いします。
【1】オーダーを頂きましたら1週間以内にご返信を差し上げます。
【2】着手金のご請求書をお送りさせて頂きます。
【3】着手金としてまして半額120,000円(税別)を頂戴致します。
【4】着手金ご入金確認後製作開始。納期予定を随時ご連絡差し上げます。
【5】製作完了後、ご連絡の上残金の請求書をお送りさせて頂きます。
【6】ご入金確認後配送させて頂きます(送料は無料です)。
※着手金お支払い後のキャンセルは着手金をもってキャンセル料とさせて頂きます。
受注生産の為、お手数をお掛け致しますがよろしくお願いいたします。
オーダーに関してご不明な点は遠慮なくお問合せ下さい。細かいところまですべてお応えさせて頂きます。
Specialite&Entreeスタッフのアキラです。
企画の日本経年変化協会のブログで発表されましたJapan Leather Award 2015のメンズ・バッグ部門にエントリーしております、当ブランドのビジネスバッグ『Elliott Type D』が大変ご好評頂き、多くのお問合せを頂戴しております。
今回私が製作スケジュールを確認したところ、来月から製作スケジュールが決定しておりました。
おそらく、企画担当の日本経年変化協会の会長様のお知り合いの方々のオーダーだと思うのですが、一般販売は無いのか確認したところ、会長は渋い表情でしたが、スタッフ一同食い下がりました。
高品質な素材、副資材をふんだんに採用し、口枠金具から自作するためただでさえ大量生産できないなかさらに手間暇がかかる製作工程故に『受注生産』でなければ難しく、来年年明け予定分で今回オーダーをお受けさせていただく事になりました。
一生モノのダレス型ビジネスバッグ『Elliott Type D』

価格 : 240,000円(税別)
ブランド : Specialite
寸法 : 40cm×30.5cm×13cm
素材 : 牛革/真鍮
企画 : 日本経年変化協会
製作 : 椎名賢
今回、私も含めたスタッフ一同、その美しさに惚れ込んだ鞄が『Elliott Type D』です。
前回リリースしたフラップ式のビジネスバッグ『Elliott Type F』の鞄開放様式が口枠金具式、一般的にダレスバッグと言われる様式に変更になったものです。
高品質素材のみを使用し、全てのパーツを磨き作業で仕上げるなど、ハイエンドな素材・仕上げの為、24万円(税別)と言う価格にはなってしまいますが、一生モノの鞄としてふさわしい逸品であると言えます。
従来の重厚なイメージを払拭する『スタイリッシュなダレス式バッグ』
実際にダレス式の鞄に対する一般の方々のイメージをお聞きしてみました。
「ダレス式のビジネスバッグと言えば、男性の鞄。」
「ダレスバッグは気になるけど、少し年配向けのデザインが多いような気がする。」
との声が多かったです。「ダレスバッグは気になるけど、少し年配向けのデザインが多いような気がする。」
確かに、口枠金具式の鞄の発祥の地である欧米では医者や弁護士が持っていることから、「ドクターズバッグ」や「ロイヤーズバッグ」と呼ばれています。ダレスバッグも日本だけの呼称で1951年に時のアメリカ国務長官ジョン・フォスター・ダレス氏が講和特使として来日した際に持っていた「口金式鞄」をみて、日本の鞄職人「タニザワ」が作り、「ダレスバッグ」という名前で広めたといわれています。
最初からフォーマルな貫禄のある方々が愛用した鞄なのでデザインがそれほど波及しなかったのかと思われます。
しかし、口枠金具式の機構はやはり魅力的に多くの方々を魅了するのも事実です。
企画担当の日本経年変化協会の会長と製作担当の椎名賢氏も「如何にスタイリッシュに魅せるか?」に悩んだそうです。
鞄のハンドルを2本ハンドルと長さを調節することにより、よりスタイリッシュに。
素材のレザーのカラーで女性にも受け入れられるデザインへ。
素材のレザーのカラーで女性にも受け入れられるデザインへ。
『Elliott Type D』が従来のダレス式鞄よりもスタイリッシュなヴィジュアルになっている理由が鞄のハンドルです。

『Elliott Type D』では、根革を別途製作し、テカンで稼働域を確保しながらハンドルを2本採用したダブルハンドルタイプです。実際ダブルハンドルに変更するだけで、スタイリッシュになってしまうので、本当に鞄は奥が深いとしか言いようがありません。また、グリップ式ではないので、肘からかけて持つこともでき、使いやすさを向上させ、女性にも受け入れられるモデルとなっています。
現在、女性の経営者様からもお問合せを頂いておりますが、女性にも受け入れられやすい理由としてスタイリッシュなデザインに加えて豊富なカラーラインナップも挙げられます。

脱クロム製法と呼ばれる鞣し手法で、一度クロム鞣しを行ってから再度クロムを抜き取りタンニン鞣しを施す手法です。『Pate』は日本経年変化協会の意向により、僅かにクロムの成分を残すだけで9割近くをタンニンで鞣しており、仕上げも革本来の風合いを重視して染色仕上げのみで仕上がっています。オリジナルで皮革を製作する理由としてはカラーヴァリエーションが欲しいからで、定番のキャメル、ブラック、ブラウン系に加えて、ネイヴィー、グリーン、レッドをランナップしています。
カラーが異なれば鞄の雰囲気が大きく異なり、女性の方からはレッドのオーダーに関するお問合せを頂くことが多いのが現状です。
市販の口枠金具を採用せず、専用の口枠金具から製作するので美しく仕上がる
現在リリースされているダレス・バッグの多くが市販されている口枠金具を採用しています。
当ブランド『Elliott Type D』では、市販されている口枠金具を採用せず、専用に鞄職人である椎名賢氏が一つずつ丁寧に厚さ3.0mmのアルミ板を加工して口枠金具をオリジナルで製作しています。

「それじゃ意味があらへんやろ?市販の口枠金具を使うと、鞄の横から見た時に斜めに口枠金具が歪むことが多い。完璧に仕上げるにはあらゆる角度から見て完璧なもん企画したいねん。」
と言います。会長曰く、一般に販売されているダレスバッグには当たり外れがあるらしく、それは鞄のサイド側面から見たら分かるそうです。『Elliott Type D』では検品時に鞄のサイド側面も検品事項に含まれています。

「既存のメーカー、ブランドの職人さんの腕が悪いんじゃなくて、設計通り製作してるけど、市販の口枠金具は中国とか海外で大量生産されているから、目に見えない範囲で歪みもあるから仕方ない。」
と会長は考えています。せっかくのハンドメイドで一生モノの鞄であるなら、少しの妥協もしたくないと言うことで、当ブランドでは口枠金具から製作することになっています。素材を経年変化を想定して選定しているならば、副資材、細かい仕上げも徹底したこだわりを盛り込む
一生モノの鞄を目指し、企画・製作された『Elliott Type D』。そのため、素材となるレザーも革本来の魅力である経年変化を楽しんで頂く仕上げのレザーを選定しています。それに伴い、徹底したこだわりをレザー以外にも盛り込んでいます。




長年のご愛用でレザーは経年変化して行きます。その際メッキ素材の金属パーツだけがキラキラと浮いてしまうため、レザーと相性の良いブラス(真鍮)製を採用しています。ブラス(真鍮)は一般的なニッケルパーツよりも耐久性があり、新品の時は金ピカに輝いていますが、酸化し鈍い輝きへと経年変化する金属素材であります。レザーと共に年月を刻む事ができることより、あえて素材を統一するこだわりを盛り込んでいます。

これも長年の愛用で経年変化した時のカラーを想定しております。
通常オーダーで採用しているレザー『Pate』(牛革)は丘染め染色仕上げですので、経年変化は色濃く経年変化します。それを想定して濃い目の染色が施されています。したがってオーダーでお選び頂くカラーによってコバ(革の断面)の染色のカラーも異なるこだわりを徹底的に施しています。
縫製のステッチの目数など全て計算しつくされたジャパンクオリティー
鞄の縫製ももちろんですが、一糸乱れぬ美しいステッチで仕上げています。

コバ(革の断面)は小さなパーツまですべて妥協することなく、手作業で磨かれ仕上げられています。芯材で補強すると共に美しい立体感を演出しています。

鞄内部の構造は前回リリースしたフラップ式のビジネスバッグ『Elliott Type F』と共通になりますので、こちらをご参照下さい。


お問合せ及びオーダーの流れ
お問合せに関しましては下記メールアドレスまでお問合せ下さい。
オーダーに関しましては下記メールアドレスに以下の項目をご入力頂き、メール送信をお願いします。
①氏名(フルネーム)
②ご住所
③ご連絡先(自宅or携帯)
④ご希望のカラー(キャメル、モカ、ライトブラウン、レッド、ネイヴィー、グリーン、ブラック)

【お問合せ・オーダーメールアドレスはこちら】
contactアットagingjapan.com
※スパムメール防止の為、メール送信の際はお手数ですが「アット」→「@」にご変換の上送信頂けますようお願いします。
【1】オーダーを頂きましたら1週間以内にご返信を差し上げます。
【2】着手金のご請求書をお送りさせて頂きます。
【3】着手金としてまして半額120,000円(税別)を頂戴致します。
【4】着手金ご入金確認後製作開始。納期予定を随時ご連絡差し上げます。
【5】製作完了後、ご連絡の上残金の請求書をお送りさせて頂きます。
【6】ご入金確認後配送させて頂きます(送料は無料です)。
※着手金お支払い後のキャンセルは着手金をもってキャンセル料とさせて頂きます。
受注生産の為、お手数をお掛け致しますがよろしくお願いいたします。
オーダーに関してご不明な点は遠慮なくお問合せ下さい。細かいところまですべてお応えさせて頂きます。