2017年09月13日

【決定】Dear Skin 再リリース

こんにちは。
Specialite & Entreeスタッフのアキラです。

夏も終わりで秋を迎えますが、まだまだ暑い日が続いたりゲリラ豪雨がありますね。
そんな鬱陶しい天気を吹き飛ばしてくれるニュースが入りました。

問い合わせが殺到しておりました『Dear Skin』再リリース決定です
完売以降、
『次の販売はいつですか?』
『どこで買えますか?』
などお問い合わせが最も多かったアイテム。

スキン専用ケース『Dear Skin』が再リリースと相成りました。
スキン専用ケースとしてここまで、作り込んでいるのは日本でも唯一当ブランドだけかと思います。

あまりにもお問い合わせが多いので、企画担当の日本経年変化協会の会長にスタッフ一同が掛け合いましたicon09
その後、会長と椎名賢氏が面談し販売価格の値上げを止むえませんが、再リリースとなりました。


これまで再リリースできない理由
『Dear Skin』は元々、単発のイベント的なアイテムとして企画リリースされておりました。

①鞄製作で発生した端革を採用すること。
②椎名賢氏のスケジュールが空いている時に製作すること。

この2点が製作の条件でありましたが、現在鞄の端革が歩留まり良くなり思ったより発生しないこと。
また企画当時より、会長も椎名賢氏も忙しくなり、スケジュールに余裕が無いことが製作出来ない理由でした。

今回、専用にレザーを準備する。
椎名賢氏のスケジュールを確保する(製作費用の値上げ)を行うことで
15,000円(税別)での再リリースに至りました。

製作開始は年末からの製作となりますので、来年早々のリリース予定です。  


Posted by Specialite/Entreeスタッフ at 11:55Comments(0)お知らせSpecialite 革小物

2017年07月12日

お待たせ致しました!!

こんにちは。
Specialite & Entreeスタッフのアキラです。

昨日、完売しておりましたラウンド式長財布『#10~Red Dragon Ver~』が完成し、検品後再リリースさせて頂きました。
ご予約頂いた方々には本日、お送りさせて頂きました。

ラウンド式長財布:『#10~Red Dragon Ver~』
価格:54,000円(限定本仕様価格)
素材:牛革(外装:クロコ型押し姫路牛革 内装:イタリアトスカーナ牛ヌメ革)
概算寸法:20cm✕11cm✕3cm
概算重量:350g
カラー:オールレッド
収納:札入れ(✕4)、カード✕10、コインケース、領収書スペース
ブランド:Specialite
企画:日本経年変化協会
製作:本田宏治

今回内装のイタリアンレザーが全て使い切ったので、一旦製作は完了となります。
非常に突き抜けた仕様の一作となっております。
愛着を持てる長財布をお探しの方は是非とも所有する満足感を体験して頂きたいと思います。
最終5個のみ通販サイトに掲載しております。

オーダーはこちらからお願い致します。
  


Posted by Specialite/Entreeスタッフ at 17:21Comments(0)お知らせSpecialite 革小物

2017年07月05日

若干数ですがご予約承ります

こんにちは。
Specialite & Entreeスタッフのアキラです。

本格的に梅雨入りし、神戸は連日の雨でございます。
さて、先の日本経年変化協会会長のブログでご紹介させて頂きました、今年の新作である春財布の素材違いでリリースされました『#10~Red Dragon Ver~』がご予約で完売モードですが、来週には完成予定です。インナーのレザーをすべて使い切った本製作で完売とさせて頂きます。現在若干数ですが在庫が見込めましたのでご紹介させて頂きます。

突き抜けた『存在感』は、所有浴を刺激する

ラウンド式長財布:『#10~Red Dragon Ver~』
価格:54,000円(限定本仕様価格)
素材:牛革(外装:クロコ型押し姫路牛革 内装:イタリアトスカーナ牛ヌメ革)
概算寸法:20cm✕11cm✕3cm
概算重量:350g
カラー:オールレッド
収納:札入れ(✕4)、カード✕10、コインケース、領収書スペース
ブランド:Specialite
企画:日本経年変化協会
製作:本田宏治

なんと言っても外装レザーの真っ赤なカラーリングとクロコのホーンバックの型押しのインパクトです。
この突き抜けた『存在感』はレザーアイテムを愛好される方々の所有欲を刺激します。
私も仕事柄色んなブランド・メーカーの財布をチェックしますが、ここまでインパクトのある作品は稀です。

真っ赤なクロコの型押しレザーは機械による吹付け仕上げと異なり、一枚一枚経験豊かな仕上げの職人による手作業による吹付けでクロコのウロコに陰影を生み出しています。
今回は皮革産地として知られる兵庫県は姫路市のセカンドレザー・野村染色の代表である野村智弘氏自らが仕上げてくれた一枚を採用しています。作り手・作家さんの要望を聞き入れてくれる仕上げの専門家ですので、唯一無二のレザーをお探しの方は是非ともお問い合わせ下さい。

一度朱色に染色してから赤の吹付け仕上げを行っているので、レザーそのもの経年変化も非常に楽しみです。
型押しレザーの欠点は歩留まりが非常に悪くなることです。
ウロコの綺麗な部分だけの裁断になりますので、良いとこ取りの贅沢裁断で製作せざるを得ません。今回もクロコのホーンバック(背中)が財布の外装センターに来るように贅沢な裁断を行っています。

凹凸により濃淡が生まれるこの印影こそが大量生産で表現できない手作業ならではの仕上げとなります。

『#10』のヴィジュアルポイントとなるのは何と言っても通常革小物では採用しないサイズの10番ジッパーを採用していることですが、本作でも健在。ブラス(真鍮)製のWALDESジッパーを採用しています。

当ブランドの長所でもあり短所でもある『原価よりも完成度』の訴求
今回の仕様に関して、一番贅沢なのがインナーレザーに採用しているレザーです。

インナーレザーにはイタリアはトスカーナ州にあるオットンチェット社のフルタンニンレザーを採用しています。
現在インポートレザーの価格は跳ね上がっていることは革作家の方々でしたらご周知の内容ですが、贅沢にインナーに採用しています。

最近私は仕入れチェック担当もしておりまして、会長の思いつき買い付けを厳重にチェックしています(笑)。今回も一旦『待った』を掛けました。国産のヌメ革と比べると価格も倍近く高いものでして・・・。次のような押し問答を行いました。

Q:『会長。価格は倍近く高くなります。売値を上げるんですよね?』
A:『そ~なん?値段はあげへんよ。』

Q:『見えないところに使うようなレザーじゃないでしょう?他のレザーじゃダメなんですか?』
A:『財布なんて毎日開けるからメッチャ見えるやん。他のレザーじゃだめ。落ち着いた赤と質感で選んだ』

原価よりも完成度重視だから面白いんじゃない??
ってことでしたが、当ブランドの長所でありながら、怖いところもあります(笑)。

ちょっと朱色がかった赤が外装のレザーとマッチングすることが採用のポイントです。
『#10』はお客様からも『革の塊』と言われるほど見た目以上に重厚です。インナーのレザーが幾層にも重ね合わせていることから重厚感が生まれています。
当ブランドのお客様はお目の高い方々が多く、この度も非常に速い段階でご予約を頂きまして誠に有難うございます。

今月中頃にはお届けできるかと思います。今しばらくお待ち下さいますようよろしくお願い致します。
また、今回も若干数の在庫になりますので、ご予約頂いても、完売している場合もございますのでご了承よろしくお願い致します。


ご予約方法
ご予約に関しましてはコチラをクリックして頂くか下記URLからアクセスして頂き、必要項目をご入力のうえご予約下さいませ。
【予約用URL】
https://thebase.in/inquiry/specialite-shopselect-net

私からメールにてご予約確認のメールを差し上げます。
その際、請求書を添付しておりますので、ご入金確認後の商品のお届けとさせて頂きます。

ご予約時に完売している場合はその旨もメールさせて頂きますので、ご了承のほどよろしくお願い致します。
  


Posted by Specialite/Entreeスタッフ at 13:10Comments(0)お知らせSpecialite 革小物

2017年03月17日

今回の製作は日本最高峰のヌメ革である栃木レザーです

おはようございます。
Specialite & Entreeスタッフのアキラです。

先日、日本経年変化協会のブログで紹介されましたが、今年の2月にリリース後わずか3日で完売してしまいましたコインケース『Glip』が今回は日本最高品質と名高い栃木レザーを採用して再製作を行いました。
完売後、多くの方々に再製作を希望するご要望を頂き、製作スケジュールを切り上げてのリリースに至りました。

皆様誠にありがとうございます。

素材が変わると全く別の表情に。革らしく経年変化の激しさが想定できる仕上がりです

コインケース:『Glip~栃木レザー Ver~』
価格:6,000円(税別)
素材:牛革(栃木レザー)
カラー:キャメル
概算寸法:12cm✕5cm
ブランド:Specialite
企画:日本経年変化協会
製作:本田宏治

初回は限定ということでコードバンでのリリースとなりましたが、今回の製作は先に述べました通り、日本最高品質と称され世界的にも希少になってきましたピット鞣しによるフルタンニンレザーを生み出す栃木レザーを採用して製作を行っております。
これまでにも栃木レザーを採用したことがございますが、今回の製作から栃木レザーのシンボルである”赤タグ”を私共でも同封してお届けすることになりました。

仕様、仕立ては前回同様に全く変更しておりません。
ジッパーにはレザーの経年変化と相性のよりブラス(真鍮)製のWALDESを採用。

背面にはオーナー様の創意工夫で使い方次第のブラス製ガムリングを装備。
もちろん、コバ(革の断面)は本田氏による手作業による切り目本磨き仕上げで仕上げております。

まったく、同じ仕様、同じ仕立てで仕上げているにも関わらず素材が変わるだけでかなり質感がことなり、別モノのように感じてしまうのは私だけでしょうか??


純粋な植物タンニンレザーは『掴む』、『擦れる』日常の愛用で革らしく育つ
原皮からレザー精製されるまで、約3ヶ月の期間を要する手間と時間がかかる栃木レザーは、濃度の異なるミモザの溶液に漬け込むことにより、繊維の隅々までタンニンが浸透し、引き締めています。素揚げに近い仕立てのレザーを採用することにより、『日焼け』もします。

女性が掴んでもこのサイズ感。
小銭は日常的に増減を繰り返すために日々使うたびに『握る』と言う動作が発生するでしょう。

その抜群のサイズ感と使い勝手の良さからポケットに収納してしますことが多いでしょう。
衣服の繊維と擦れることも『育てる』事の重要なファクターの一つです。
毎日使い込んで自分色に育てて欲しい一作となりました。
本日より通販サイトに掲載しております。
オーダーはこちら。



オーダーに関するご注意
※今回の初回配送日は3月21日(火)となります。
※世間で話題になっていますが、配達先不在が無いよう、ご在宅時間を考えて時間指定して頂けると助かります。
※今回素揚げのレザーで多少の色ムラ、小傷がありますが、革本来の風合いを表現するものです。
  


Posted by Specialite/Entreeスタッフ at 07:30Comments(0)お知らせSpecialite 革小物

2017年02月09日

完売御礼

こんにちは。
Specialite & Entreeスタッフのアキラです。

今週リリースさせて頂きました新作コインケース『Glip~Cordvan Ver~』は昨日をもって完売致しました。
オーダー頂いた皆様、誠に有難うございます。

完成前にオーダーの受け付けを始めましたが、1週間足らずで完売と非常にスピード感あるオーダーを頂戴しました。
今尚、再製作についてお問い合わせを頂きますが、コードバンでの製作は今回が特別仕様と言うことで、当面考えてはおりません。

商品・作品としては当ブランドのレギュラーラインナップで考えておりますので、コードバンと異なる素材でのリリースは検討しておりますが、当ブランドは全て職人によるハンドメイドであるため、早急な再製作は難しいと言えます。レギュラーラインナップでの発表をお待ちいただけますようよろしくお願い致します。

今後も皆様の感情を刺激するような商品リリースを心がけてまいりますのでよろしくお願い致します。


  


Posted by Specialite/Entreeスタッフ at 13:31Comments(0)お知らせSpecialite 革小物

2017年02月07日

バレンタインデーに間に合いました

こんにちは。
Specialite & Entreeスタッフのアキラです。

先日ご紹介させて頂きました当ブランドの新作コインケース『Glip~Cordvan Ver~』に多くのお問い合わせと完成前にオーダーを頂き誠に有難うございます。

昨日完成し、昨日の昼過ぎにまでオーダー頂いお客様は本日の集荷で配送予定でしたが、なんと当ブランドの商品企画プロデュースを行っている日本経年変化協会の会長自らが車で集配センターに持ち込み配送と言うことで、本日お手元に届くと思われます。

「絶対早く手元に欲しいやん。1日早く届いても僕やったら嬉しいもん。」

普段、フラフラ出歩いて(行き先不明)連絡すら取れない事が多い方ですが、こう言う時は驚くほどの行動力で関心してます(笑)。
また皆様オーダーの際一言コメントを色々頂くのですが、楽しみにして頂いている事が伝わって関係者一同非常に嬉しく思っています。

バーガンディーもお目見え。甲乙つけ難いカラーラインナップ

コインケース:『Glip~Cordvan Ver~』
価格:6,000円(税別)
素材:コードバン(馬:新喜皮革製)
カラー:チョコ、バーガンディー(画像はチョコ)
概算寸法:12cm✕5cm
ブランド:Specialite
企画:日本経年変化協会
製作:本田宏治

バーガンディ(画像左)もチョコ(画像右)も甲乙つけ難いほど美しい・・・。
新喜皮革製のコードバンを採用していますが、流石に『革の宝石kirakira
ジッパーはブラス(真鍮製)のWALDESを採用していますが、バーガンディーとチョコはジッパーのテープのカラーが異なります。コードバンのカラーに合わせてテープのカラーまで徹底してこだわっております。
予定よりも歩留まりが良く、当初予定していたより各色少しだけ多めに製作できました(通販サイト上の個数も調整しました)。

使い方参考例~日本経年変化協会会長例~
日本経年変化協会の会長の使い方例。

会長のお気に入りのライダースはBUCOJ-24ですが、Dポケに入れてるそうで、バイク乗ってる時に便利だそうです。
「ちょっと単車止めて缶コーヒーとか買う時な、鞄開けへんくてえ~し、財布開けんでもえ~ねん。」
だそ~です。使い方は勿論色々です。
「けどな、調子乗って小銭入れ出したら、そんな時に小銭があらへんくて、結局鞄開けて財布出してお札で払って小銭が出てきてオタオタしてレジで若い子に煽られるねん。」
それは若い子が煽ってる訳じゃなくて、レジで迷惑をかけてるだけでしょうicon11
皆様は上手に使って頂けるかと思います。

当ブランドではコードバンプロダクツのラインナップがございますが、会長は色統一されてません。
あんまりそう言うのは好きじゃないと会長は今回チョコを愛用しております。

コードバンはその希少性から高級素材でもあり、安定して入手するのが難しい素材です(発注して数ヶ月待ちとか普通なんです)。
それ故にまだ規模の小さなブランドである私達がレギュラーで扱うことがまだ難しく、会長個人がコードバンを仕入れた際リリースされる程度ですので追加製作は原則想定して居ない状況です。

今回のコインケース『Glip~Cordvan Ver~』も完売次第終了となります。通常レザー仕様と価格も据え置きとなって居る限定プロダクツです。是非この機会にコードバンの魅力とハンドメイドの仕立ての良さを実感して頂きたいです。
オーダーはこちらから。

コードバンのカードケースはこちらからオーダー頂けます(完売カラーあり。在庫のみ)


当ブランドで一番贅沢と言われているコードバンのキーホルダーです(完売カラーあり。在庫のみ)


  


Posted by Specialite/Entreeスタッフ at 17:12Comments(0)お知らせSpecialite 革小物

2017年02月01日

【特別限定】コインケース『Glip~Cordvan Ver~』

こんにちは。
Specialite & Entreeスタッフのアキラです。

本日から2月です。
新年を迎えてからあっと言う間に月日が過ぎるように感じます。

さて、先日当ブランドの企画プロデューサーである日本経年変化協会の会長ブログで新作コインケース『Glip』の企画発表がございましたが、多くの反響を戴き、誠に有難うございます。作品そのものに期待を頂くお声と、初回製作仕様が革の宝石と呼ばれる新喜皮革製のコードバンを採用しつつ、価格が通常仕様と据え置きと言う内容でお問い合わせを多くいただきました。

関係者は原材料の費用の面から反対はしたのですが、「新春やからえ~やん。」と嬉しそうに話す会長(正月気分一人残っているのでは?)の意見がそのまま通った形です(笑)。最終試作段階から、再度仕様を修正して試作が出来上がりました。完成度は抜群で、私もオーダーをしたいです(笑)。


『革の宝石』と呼ばれるコードバンを贅沢にコインケースに
コードバンは厳密にはレザーではなく、特定の地域に生息する馬の臀部にある固くなった層を木摺出して鞣したものです。
その為希少性が高く『革の宝石kirakiraと呼ばれています。現在コードバンを精製出来るタンナーとしては、アメリカはシカゴにあるホーウィン社と日本は兵庫県にある新喜皮革とタンナーも数少ないのが現状です。今回は新喜皮革のコードバンを採用したスペシャル限定仕様です。

コインケース:『Glip~Cordvan Ver~』
価格:6,000円(税別)
素材:コードバン(馬:新喜皮革製)
カラー:チョコ、バーガンディー(画像はチョコ)
概算寸法:12cm✕5cm
ブランド:Specialite
企画:日本経年変化協会
製作:本田宏治

本年度から当ブランドとりわけハイエンドな仕上げえ仕立てるSpecialite仕様を製作して頂けるGum-A-Mama Leatherの代表である本田宏治氏が試行錯誤を繰り返し産まれた作品が『Glip』です。
本仕様で採用しているコードバンは馬革でも厚みがしっかりとあり、実際手にした感じはズッシリとした質実剛健な印象を受ける作品に仕上がっています(この時点で私はオーダーを決めましたw)。


当ブランドの最大の特徴
~シンプルなデザインに徹底したこだわりを詰め込んでいます~
Gum-A-Mama Leatherの本田氏はモーターサイクル色の色濃い作風で長年の職人の経験から熟練した縫製技術を駆使し唯一無二の作品を生み出す職人として知られていますが、当ブランドの最大の特徴である『シンプルかつ徹底したこだわりを』を本作でも最大限に引き出してくれております。デザインはシンプルですが、試作を繰り返し試行錯誤を繰り返したパターン。そしてミエナイところへのこだわりがございます。

ジッパーにはヴィンテージジッパーとして知られるWALDESを採用。
一般的なタンニンレザーの経年変化と相性が良いので当ブランドでも採用しております。

財布の内部を見ないと分かりにくいのですが、本体のシルエットラインに沿って本体とは別途レザーを裁断して貼り付けて縫製を行っています。これは手の平で握りしめたり、ポケットに入れがちなコインケースと言うアイテムの特性上型くずれすることが多いアイテムでもあり、2つに折れ曲がって型くずれを防止するための設計となっております。
細かいところになりますが、製作上この仕様をすると何も施さない時と比べると手間暇が予想以上にかかるそうです。

コバは伝統的な切り目本磨き技法で手作業により磨き上げておりますが、あえてコバの着色は施しておりません。
コバを見ると三層になっており補強のレザーと三層になっている事が確認できます。

厚み約5mm厚とミシンでは縫いづらい厚みになりますが、熟練した縫製技術を要する本田氏は狂いなく縫製を行っています。

握った感じは手にしっくりくるシルエット。
ちなみに手タレは会長です(笑)。会長は手が小さいんですよね・・・。
女性ぐらいの手のひらですので、女性の方が持って頂くとこのようなサイズ感覚であると思われます。男性が持つとスッポリと隠れると思います。


最終仕様はリングを装着致しました
最終的にコードバンのでサンプル製作を行う段階で、仕様変更を若干行いました。

本体裏側にリングを装着。
「本田さんと喫茶店でお茶してる時に思いついたんやけど、ガムリングは本田さんの作品の象徴やし、あったら便利な人もよ~さん居てると僕は思うねん。」
と会長。本番製作直前に出来た仕様変更です。
勿論、ブラス(真鍮)のハトメなどを仕様し、副資材の経年変化も楽しめます。

使用する時にはリングを引き起こし、カラビナやワレットチェーンを装着することが出来ます。

イメージではこのように使用致します。
会長はワレットチェーンで鞄と連結してセッティングして使用されるそうです。

とても小さな小さな革小物ですが、最高品質の素材と企画・製作のアイディアそして一流の職人の仕立てで仕上げられた傑作と自負できる作品です。


本日より、先行販売させて頂きます。
現在、製品としての製作は途中ですが、本日会長と本田氏の打ち合わせでは、コードバンの裁断は終了しており、WALDESジッパーの到着待ちで、今月(2017年2月)中旬頃にはお客様のお手元にお届けできる目処が立ったことより、本日より通販サイトでの販売を開始させて戴きました。

今回紹介させて頂いたのはチョコ(上画像右)ですが、バーガンディー(上画像左)もございます。
新春限定製作となります。オーダーに関しては下記からお願い致します。


皆様のオーダーをお待ちしております。

好評につき次回製作を行いますが、ご予約を優先とさせて頂きます。
年末に発表され、新年早々リリースさせて戴きましたラウンド式長財布『#10~会長仕様~』
素材である牛革の生前の傷をそのまま仕上げた栃木レザーを外装パーツに採用し、通常財布では採用しない10番と言う大型ジッパーを採用しているのが大きな特徴です。

ラウンド式長財布:『#10』
価格:54,000円(限定本仕様価格)
素材:牛革(外装:栃木レザー 内装:オリジナル皮革Pate)
概算寸法:20cm✕11cm✕3cm
概算重量:350g
カラー:ブラウン(外装)✕ブラック(内装)
収納:札入れ(✕4)、カード✕10、コインケース、領収書スペース
ブランド:Specialite
企画:日本経年変化協会
製作:本田宏治

外装の栃木レザーは北米産原皮で半裁でかなり大きなレザーとなりますので、財布としては数が製作できますが、構造上かなり複雑な仕立てとなるため、全てのレザーを財布に仕上げるのは非常に時間が掛かるため、ある一定の数を製作しております。傷があるレザーをあえて採用しているので、好みが別れる作品かと思っておりましたが、前回製作はご予約で完売となりました。有難うございます。

その後も次回製作のお問い合わせを数多く戴きました。製作が非常に難しい作品ですのでご予約頂けると助かります。
ご予約に関しましてはコチラをクリックするか下記URLよりご予約をお願い致します。
【ご予約用URL】
https://thebase.in/inquiry/specialite-shopselect-net

必要事項をご入力頂き、
「春財布予約」
と件名にご入力頂きましたら、こちらからメールで製作スケジュールや納品日について随時ご報告させて頂きます。
※ご入金確認後のお届けとなります。


コードバンの作品は不定期で原則追加製作は現状考慮しておりません
『革の宝石kirakiraと呼ばれるコードバンは希少性と精製に多くの労力を要することからレザーと言う高級素材の中でも一際群を抜いて高品質・高級素材となります。
その為、当ブランドとしてもコードバンの作品は不定期であり、完売した作品やカラーの追加製作は現在検討しておりません。
お問い合わせ戴きました皆様申し訳ございません。
現在、通販サイトに掲載させて頂いているコードバンの作品は売り切れ次第終了とさせて頂きます。


外装に鮮やかなカラーのコードバンを採用したカードケース。免許証やクレジットカードなど貴重なカードだけを纏めて収納する方に重宝がられている作品です。内装レザーには当ブランドオリジナルスムースレザー(牛革)を採用しています。


コードバンを採用した非常に贅沢なキーホルダーです。ベルト形状はデザイン上だけでなく、実際に長さ調節も可能。
裏張りには当ブランドオリジナルスムースレザー(牛革)を採用しています。
当ブランド史上一番贅沢な作品と言われています。




  


Posted by Specialite/Entreeスタッフ at 16:55Comments(0)お知らせSpecialite 革小物

2017年01月12日

2017年春財布正式予約受付開始致します。

2017年になりました。
Specialite & Entreeスタッフのアキラです。
年末年始も多くのお問い合わせやご予約を頂きまして誠に有難うございます。
本年度もよろしくお願い致します。

日本経年変化協会会長ブログで紹介されたラウンド式長財布『#10~【限定】会長仕様~』のご紹介とご予約受け付けをお知らせさせて頂きます。
※年末に予約を頂いた方は来月2月初旬以降にお届けさせて頂きます。


大型ジッパーと肉厚レザーを要したラウンド式長財布『#10』

ラウンド式長財布:『#10』
価格:54,000円(限定本仕様価格)
素材:牛革(外装:栃木レザー 内装:オリジナル皮革Pate)
概算寸法:20cm✕11cm✕3cm
概算重量:350g
カラー:ブラウン(外装)✕ブラック(内装)
収納:札入れ(✕4)、カード✕10、コインケース、領収書スペース
ブランド:Specialite
企画:日本経年変化協会
製作:本田宏治

今年からSpecilaiteブランドのラインナップを神戸に拠点を置くカリスマ的なブランドGum-A-Mama Leathers Kobeの主宰である本田宏治氏にも手がけて頂ける事になりました。椎名賢氏とも面識があり、当ブランドのコンセプトを理解して頂き参画して頂いております。

そして何よりも会長が本田氏の大ファンであるので当ブランド設立時には財布は本田氏にお願いすると決意していたそうです。

春財布は『張るお財布』の語呂合わせだからこそ肉厚のレザーを採用。
年明けから春にかけてお財布を買い換える方が非常に多くなります。
実は今回の『#10~【限定】会長仕様~』の企画は昨年の夏に企画され、Xmas商戦に併せてリリースされる予定でしたが、会長が
「来年の新春の春財布にしたい!!」
と強い要望でリリースが本年度となりました。
春財布は『張る財布』とお金で膨らむお財布と言う意味からの語呂合わせだそうです。
一般的なラウンド型、L字型の長財布は比較的厚みの薄いレザーを採用しておりますが、『#10~【限定】会長仕様~』は2mm厚の肉厚の栃木レザーを採用しています。この度”会長仕様”と銘打っているのは、今回採用した栃木レザーはあえて原皮本来の傷が多いレザーを採用しているからです。

もちろん、タンナーである栃木レザーも仕入先の専門商社も傷の多いレザーとしてラインナップされています。
ですので、一般的なメーカーや作家さんは敬遠しがちなラインナップのレザーですが、会長はあえて自分の好みで仕入れました。
「財布によって傷の箇所が違うからすべてが一点モノやん??」
と興奮される会長。

製作後画像のような小さい小傷が入っています。
※レザーは天然素材ですので、作品の傷の大きさ、数はアソートとなります。

外装には2mm厚のピット鞣しのフルタンニンレザーである栃木レザーを採用することによって一般的なラウンド型長財布に比べ最初からズシリとくる重量感と重厚感があります。

内装には当ブランドオリジナルレザーの『Pate(パテ)』(ブラック丘染め)を1mm厚に漉いて採用しています。
財布内部は内張りが施されているので外装の厚みは併せて3mmとなり、内装にもレザーを詰め込んでいるので「革の塊」と呼ぶに相応しい重量感を私も感じました。

最大のヴィジュアル的ポイントは10番サイズの大型WALDES製ジッパーの採用
さて、素材だけでなく、『#10~【限定】会長仕様~』の最大のヴィジュアル的特徴と言えるのはWALDES製真鍮ジッパーでも大型の10番をラウンドのメインジッパーに採用していることです。

通常カーブのある形状でジッパーを採用する場合ジッパーのサイズが小さい(虫が細かい)方がスムーズに開閉できますが、あえて大型を採用しています。10番と言うサイズはレザージャケットや大型の鞄に採用されるサイズです。

実際本田氏の代表的な作品として知られる大型のサイクリングバッグ『Goblin』に採用されているほどの大型ジッパーです。

非常にインパクトがあります。企画担当者の会長も製作された本田氏もすでに愛用しておりますが
「財布は毎日使うからすぐ馴染む。」
「むしろジッパーのハンドルも大きいから使いやすい。」
との事です。

コインケース部分にもWALDES製真鍮ジッパーを採用していますが、こちらは一般的な3番ジッパーを採用しております。
ブラス(真鍮)と言う金属素材はシルバーと同じくレザーと相性の良い素材で、レザーの経年変化に呼応するように鈍く経年変化していきます。

お財布の使い方は色々ですので、ワレットチェーンを装着できるようGum-A-Mama Leathers Kobeの作品の証であるシンボルのガムリングを装着しております。

レギュラーモデルも栃木レザーを採用しますが、傷の無い一般的なレザーですが、この度のあえて傷のあるレザーを採用した仕様(会長仕様)は外装のレザーが無くなり次第終了となります。
2~3回ほどに分けての製作となりますので、コアなレザー愛好家でご希望して頂けるお客様はご予約頂けると確実ですので、ご予約をお待ちしております。

ご予約の流れ
ご予約に関しましてはコチラをクリックするか下記URLよりご予約をお願い致します。
【ご予約用URL】
https://thebase.in/inquiry/specialite-shopselect-net

必要事項をご入力頂き、
「春財布予約」
と件名にご入力頂きましたら、こちらからメールで製作スケジュールや納品日について随時ご報告させて頂きます。
※納品に関してはご入金確認後となります。

【追記】非常に経年変化は早いと思われます。
会長は大晦日から年明けの瞬間に財布を『#10~【限定】会長仕様~』に交換したそうです。
「お正月は1月の15日まで。」
と未だお正月気分が抜けていないようで我々としては不安なところもありますが、やはりフルタンニンレザーのヌメ革である栃木レザーは経年変化が使い始めた時から始まっているように思えます。年明けに会長に挨拶に伺ったら新品時よりもすでに焼けた感がありました。
普段車移動ですので殆どお酒を飲まない会長ですが、実はだいのお酒好きで、年末年始は呑み溜めをしたそうですが、そろそろ目を覚まして頂きます(笑)。

今年の春一番の新作も当ブランドらしく少しマニアックな逸品がリリースでき嬉しく思います。

  


Posted by Specialite/Entreeスタッフ at 07:32Comments(0)お知らせSpecialite 革小物

2016年06月14日

専用ケース、上等品としての結晶

こんばんは。
Specialite & Entreeスタッフのアキラです。

日本経年変化協会会長ブログで先にリリースの紹介がありました、スキン専用ケース『Dear Skin』が先週末にとうとうリニューアル・リリースされました。


圧倒的な仕上げとシンプルなデザイン。
かつオリジナル皮革素材『Sel』の素揚げで革本来の風合いが増した。

スキン専用ケース:『Dear Skin』
価格:10,000円(税別)
ブランド:Specialite
外装素材:牛革(脱クロム製法 ダコタ調仕上げ)
外装素材:牛革(脱クロム製法 スムース仕上げ)
金属素材:ブラス(真鍮)
概算寸法:9cm✕9cm✕2cm
概算重量:約80g
カラーラインナップ:グリーン/ネイヴィー/ブラウン
※内装パーツは各色ともキャメルを共通採用
企画:日本経年変化協会
製作:椎名賢

2014年にリリースされ、口コミだけで圧倒的なリスペクトをされたレザーアイテムですが、小さいながら簡単な鞄よりも手間暇がかかるハイエンドの仕上げの為、製作する度に赤字になると言う理由で長らく製作は行われておりませんでした。
今回のリリースでは、パターンを再度見直し、使い勝手や初回リリースで頂いた声を反映した機能を踏まえています。修正点としては

・左スライドから右スライドへの変更。
・金属パーツに全てブラス(真鍮製)を採用。
・通常のスキンだけでなく、ポーションタイプのケースに包装されたスキンも収納可能に。

製法や仕上げを簡略化するための修正ではなく、すべて完成度を前回よりも向上させるためのリニューアルです。縫製や磨きの仕上げパーツ点数に一切の変更はございません。

今回の製作には当ブランドオリジナル皮革素材の『Pate』および『Sel』を採用しています。初回生産時の時は溶剤を交えたレザーでしたので、経年変化も緩やかだったため、ニッケルパーツを採用しましたが、染料とオイルで仕上げた素揚げのレザーは経年変化も比較的大きなものと想定して全てブラスの金属パーツを採用しています。
革本来の風合いで最高品質の革小物と自負しております。


企画背景・社会的背景

今でこそ、強いリスペクトを頂くレザーアイテムとなった『Dear Skin』ですが、企画当初は色んなアトリエの職人さん達に”おふざけ”と取られて実現しなかったそうです。実現したのはまだ、当ブランドを立ち上げる以前の鞄職人、椎名賢氏でした。

スキン、一般的にコンドームは避妊具であり日本ではセックスに関する話題を大っぴらにする事は一般的にはナンセンスとされます。
しかしながら、身近に購入でき簡単に誰でも使えるスキンは避妊だけでなく性病予防には欠かせないものと言えます。現実的に統計ではスキンによる避妊率は88%と言われ、100人のうち12人は望まない妊娠があると言う統計です。この理由としては『正しくスキンを使用してない』事例が含まれます。では『スキンを正しく使用した場合』の避妊率は??
統計的には98%。物理的に精子を遮断するスキンは100%のはず。理由しては『スキンの破損』らしいです。お財布に入れたり、車に常備したり・・・。圧力やこれからの季節は夏の熱でスキンが破損してしまう・・・。

企画担当の会長曰く。
「お金は大切だかお財布と言う専用のケースがある。鍵は大切だからキーケースと言う専用ケースがある。カードは大切だから専用ケースがある。大切な荷物だから鞄と言う専用ケースがある。快楽や愛と言う名目で子作り以外で交尾をするのは人間だけ。じゃぁスキンにも専用ケースがあって然るべき。」
そう言った理由で企画されたました。さらに会長は語ります。
「スタイリッシュに避妊をしっかりと事前に伝えるべきじゃない?女性も男性も。だから専用ケースは社会的意義があるんだと思う。」
常備するなら安全にスタイリッシュにと言う意味ですね。


ジョークグッズじゃない。だからハイエンドで仕上げろ!!会長の指示の真意

これは会長が椎名賢氏がサンプルを提出した時の一言だそうです・・・。
スキンケースを真剣に製作する以上、世間にジョークグッズと思わせるな。そう言った意味を踏まえて発言されたそうです。

その結果、椎名賢氏が試行錯誤を繰り返し、現在の形に至りました。
レザーは全て貼りあわせ。しかも外装と内装は異なる仕上げのレザーを採用。
縫製の目数は全て左右対称。
コバ(革の断面)はヘリ返しではなく、すべて伝統的な技法である切り目本磨きで仕上げる。
磨き作業だけで2~3日かかると言う作業工程。

そう言った視点で企画されたました。
それ故に製作サイドからも今回の製作費用でも数は出来ないと会長へ進言がありました。
よって年2回の製作と言うことで、今回のリリースに至りました。

ブラス(真鍮)素材の金属パーツの選定に半年以上かかりました。
副資材が見つからなければリリースしないと言う判断だったようです。
「セールスよりも作品の完成度を優先しないと僕らの存在価値はない。」
これは会長がいつも関係者に語る一言です。
椎名賢氏には
「スキン専用ケースだからスキン以外入らないケースにするんだ。」
と別名が下されたようです。
HERMESやVUITTONですらスキンケースは存在するらしいのですが、他の小物も入りますよ。と言う設計らしく、会長はそれは快しとせず、専用だからそれ以外は使えないようにしてと言う要望だったそう~です。
「本当にモノが理解出来る人。本当の紳士淑女がオーダーしてくれるから。」
スタッフの私が言うのも何ですが、会長はピュアなんで、真剣にそう思ってますから、本当の所スタッフは他の小物が入る設計を進言したのですが、当ブランドはワンマン故に会長の意見がそのまま反映されました。

しかし熱いリスペクトを頂き、スタッフ一同考え方を改めました。


完売したネイヴィー。鞄だけでなく、小物になっても美しい。

申し訳ございませんが、ネイヴィーは予約の段階で完売致しました。
ネイヴィーの染色のみで、仕上げたレザーは珍しく、経年変化、レザー好きの方々から熱いリスペクトを受けた結果だと思います。
現在キャンセル待ちはございますが、現在のところキャンセルは出ておりません。


グリーンも残す所在庫1つでございます(2016年6月14日現在)。

サンプルの段階ではネイヴィーしか発表されていませんでしが、日本経年変化協会会長ブログで先にリリースの紹介があり、その後またたく間にオーダー頂いたのがグリーンです。現在(2016年6月14日現在)。
「昔からうちを応援してくれる人たちはグリーンをオーダーする。」
と会長の名言の通り、グリーンをオーダーして頂いた方々の大半が当ブランドのリピーターだったことから、経年変化愛好家の方々が多いのがグリーンだと言えます。


経年変化の王道『ブラウン』。それ故に経年変化が一番激しいカラーと言えます。

ブラックと並んでレザーの王道カラーの『ブラウン』。
新品当初は淡い色合いですが、濃い飴色に経年変化することから経年変化が最も激しいカラーリングと言えます。
愛好家とレザーアイテム初心者双方から好まれるカラーリングと言えます。



次回製作は今年の冬です。

仕上げの手間暇から次回製作は今冬と思われます。
言い方は乱暴ですが、会長は自らの発言を良く忘れるので、保証はございません(笑)。
昨日と翌日で言ってる事が変わってるのは日常茶飯事です(笑)。
アトリエには月一度来るか来ないか、事務所も来られるか来られないか不定期。そんな会長ですから、スタッフは連日行方を追うのに一苦労しております(笑)。

現段階若干数の在庫は掲載中です。

スタッフとしても専用ケース、上等品としての結晶であると自負しております。
  


Posted by Specialite/Entreeスタッフ at 23:31Comments(0)お知らせSpecialite 革小物

2016年05月05日

お客様インプレッション

こんばんは。
Specilaite & Entreeスタッフのアキラです。

GW皆様楽しくお過ごしになられましたか?
明日からお仕事の方も多いのではないでしょうか?明日からまた頑張りましょう!!

さて、GW中に長野県からはるばる兵庫県は神戸まで観光にお越しになられた二人組のお客様に会長と一緒に偶然お会いしました。
会長は一眼レフカメラにハマっており、新しいレンズでとある寺院の池にいる亀の写真を撮影すると言うことで私も無理やり同行させられた時でした(笑)。亀の写真を何枚も撮影して感想求められて困っている時でした(笑)。
会長もお会いした事もないお客様に声をかけて頂いてかなり驚いていました(笑)。

オーダーして納品して頂いたアイテムを早速ご愛用頂いており、写真撮影させて頂き、アイテムのインプレッションをお話頂いたのでご紹介させて頂きます。


洗いざらしたデニムにコードバンの高級素材の『ギャップ』が良いとのインプレッション

まずはお一人目A様。

当ブランドのキーホルダー『Some~Cordvan Ver~』をオーダー頂き毎日ご愛用頂いているそうです。
愛用しているデニムはウォバッシュと思いましたが、これは『針抜き』と言われるへリンボーンの緯糸が縦にでるストライプの織り生地のパンツで珍しいパンツです。岡山県児島のデニムの産地まで出向いてパンツもオーダーされるこだわりようです。

実際の使用に関しては自動車のスマートキーを無くさないようにするためにご愛用頂いているそうです。
ってことは長野県から自動車ですか???
「鞄の中にスマートキーを入れておくと鞄を車内に残して車を降りる時は、スマートキーを探すのが面倒で・・・。」
との事。
分かります。ちょっとコンビニで財布だけ持って車を降りる時とか確かにスマートキーも取り出さないとロックできませんからね・・・。ドライバーさんならではの発想です。キーホルダーですから使い方はオーナー様次第だと思います。
「キーホルダーで本当にベルト機能が生きていて、一枚革でなく、贅沢に貼り合わせで縫製してコバもここまで丹念に磨いているのはキーホルダーでオーバースペックだと思いますが、そこが良いです!!」
とインプレッション頂きました。
スタッフの我々としても、多々思います。オーバースペックじゃないかと(笑)。

キーホルダー:「Some~Cordvan Ver~」
価格:6,000円(税別)
ブランド:Specialite
素材:コードバン(馬)/牛革
カラー:バーガンディー、ボルドー、モカ、ネイヴィー
※貼りあわせの牛革は全てキャメル
企画:日本経年変化協会
製作:椎名賢

お客様のご愛用頂いているカラーはバーガンディーとなります。お客様のインプレッションに御座います通り、キーホルダーで革の宝石と呼ばれる希少なコードバンを採用し、一枚革でなく裏地に牛革を貼りあわせ、縫製をかけてコバを全て磨きあげコバ染色を施し、実際にベルト機能で長さが調整できると言う意味不明なオーバースペックとなっております。
分かる人にしか分からない遊び心とクオリティーをキーホルダーに詰め込んでおります。



初回製作の『Lance~Regular Specification~』の使用1.5ヶ月。
「芯があって身体に馴染むのが最高。この夏育てます。」のインプレッション頂きました。

お二人目は3月に納品させて頂きましたショルダーバッグ『Lance~Regular Specification~』を早速ご愛用頂いているK様。
もともとはA様のオーダー頂いた『Some~Cordvan Ver~』を見て当ブランドを知って頂き、あれこれ目移りして頂き、そんなにこだわったバッグなら~とオーダーして頂いたそうです。

かなり良い感じです。別のアングルも撮影させて頂きました。

腰回りから体側に綺麗にフィットするのが『Lance~Regular Specification~』の特徴です。
「グリーンの染色レザーは確かに珍しいからオーダーしましたけどどんな服にも合わせやすいです。」
と好評を頂きました。

直射日光の当たる場所でのスナップ。
「神戸に来て夜雨に降られてびしょ濡れになってしまいましたけど、乾拭きだけで翌日は染みにもなりませんでした。」
との事。
生成りのレザーは気を使いますが、染色によるレザーは多少の雨でも大丈夫です。今回のレギュラー仕様に採用しているオリジナル皮革素材の『Sel』は素揚げではなく、オイルで仕上げているため水にも比較的強い事も追記しておきます。

「最初、言うほど柔らかくなく、割りと硬いレザーかな?って思いましたが2~3日使ってると自然と柔らかくなり心があって柔軟な革だと思います。荷物の量によって鞄のフィット感が変化して凄く使いやすいです♪」
と素材についてもインプレッションを頂きました。
会長は隣で、手間暇かけてほんとに良かった(泣)と感動(笑)。
今回のレザーはかなりの予算と時間をかけて選定しました。国内外の有名タンナーのレザーをあれこれ取り寄せて結局作り手の椎名賢氏の満足行くレザーがないので、革から企画してましたから・・・。
「今日はガイドブックとかおみやげとか結構詰め込んで重たいからたすき掛けで持ってますけど、普段はワンショルダー。ショルダーベルトが綿テープで太い幅を使った理由が分かりました。」
当ブランドは分かる人にか分からず、オーナー様でないと分からない所に異常に執着して企画するところがあります・・・。
やはり分かって頂けるとその分嬉しさもひとしおです。
「育てる鞄ですからね。この夏は連れ回してこの日差しで経年変化を促進させますよ!!」
とK様。
経年変化の様子も是非教えていただきたいです。

現在、2回目の製作が終了しました。

ショルダー・バッグ『Lance~Regular Specification~』
価格:60,000円(税別)
ブランド:Entree
素材:牛革(脱クロム鞣し、オイル染色仕上げ)
概算寸法:27cm×37cm×10cm
概算重量:約0.8kg
カラー:グリーン/ブラウン/ネイヴィー
企画:日本経年変化協会
製作:椎名賢

連休中の完成となりましたので、オーダー頂いた方には来週から順次お届けさせて頂きますね。
すべてが手作業での製作となるため、大量生産は不向きな鞄ですが、その分こだわりを詰め込んでおります。
『育てる』仕様の『Lance~Regular Specification~』は少量ですが、通販サイトにも掲載できております。
80%の完成度で納品させて頂きます。
最後の仕上げはオーナー様自身で育てて頂き、経年変化を演出して仕上げとなります。
A様、K様遠方にお住まいにも関わらず奇跡的にお会いできて非常に嬉しかったです。
また神戸に遊びに来てくださいね。
この度はありがとうございました。
  


Posted by Specialite/Entreeスタッフ at 23:43Comments(0)お知らせSpecialite 革小物