2016年06月14日

専用ケース、上等品としての結晶

こんばんは。
Specialite & Entreeスタッフのアキラです。

日本経年変化協会会長ブログで先にリリースの紹介がありました、スキン専用ケース『Dear Skin』が先週末にとうとうリニューアル・リリースされました。


圧倒的な仕上げとシンプルなデザイン。
かつオリジナル皮革素材『Sel』の素揚げで革本来の風合いが増した。

スキン専用ケース:『Dear Skin』
価格:10,000円(税別)
ブランド:Specialite
外装素材:牛革(脱クロム製法 ダコタ調仕上げ)
外装素材:牛革(脱クロム製法 スムース仕上げ)
金属素材:ブラス(真鍮)
概算寸法:9cm✕9cm✕2cm
概算重量:約80g
カラーラインナップ:グリーン/ネイヴィー/ブラウン
※内装パーツは各色ともキャメルを共通採用
企画:日本経年変化協会
製作:椎名賢

2014年にリリースされ、口コミだけで圧倒的なリスペクトをされたレザーアイテムですが、小さいながら簡単な鞄よりも手間暇がかかるハイエンドの仕上げの為、製作する度に赤字になると言う理由で長らく製作は行われておりませんでした。
今回のリリースでは、パターンを再度見直し、使い勝手や初回リリースで頂いた声を反映した機能を踏まえています。修正点としては

・左スライドから右スライドへの変更。
・金属パーツに全てブラス(真鍮製)を採用。
・通常のスキンだけでなく、ポーションタイプのケースに包装されたスキンも収納可能に。

製法や仕上げを簡略化するための修正ではなく、すべて完成度を前回よりも向上させるためのリニューアルです。縫製や磨きの仕上げパーツ点数に一切の変更はございません。

今回の製作には当ブランドオリジナル皮革素材の『Pate』および『Sel』を採用しています。初回生産時の時は溶剤を交えたレザーでしたので、経年変化も緩やかだったため、ニッケルパーツを採用しましたが、染料とオイルで仕上げた素揚げのレザーは経年変化も比較的大きなものと想定して全てブラスの金属パーツを採用しています。
革本来の風合いで最高品質の革小物と自負しております。


企画背景・社会的背景

今でこそ、強いリスペクトを頂くレザーアイテムとなった『Dear Skin』ですが、企画当初は色んなアトリエの職人さん達に”おふざけ”と取られて実現しなかったそうです。実現したのはまだ、当ブランドを立ち上げる以前の鞄職人、椎名賢氏でした。

スキン、一般的にコンドームは避妊具であり日本ではセックスに関する話題を大っぴらにする事は一般的にはナンセンスとされます。
しかしながら、身近に購入でき簡単に誰でも使えるスキンは避妊だけでなく性病予防には欠かせないものと言えます。現実的に統計ではスキンによる避妊率は88%と言われ、100人のうち12人は望まない妊娠があると言う統計です。この理由としては『正しくスキンを使用してない』事例が含まれます。では『スキンを正しく使用した場合』の避妊率は??
統計的には98%。物理的に精子を遮断するスキンは100%のはず。理由しては『スキンの破損』らしいです。お財布に入れたり、車に常備したり・・・。圧力やこれからの季節は夏の熱でスキンが破損してしまう・・・。

企画担当の会長曰く。
「お金は大切だかお財布と言う専用のケースがある。鍵は大切だからキーケースと言う専用ケースがある。カードは大切だから専用ケースがある。大切な荷物だから鞄と言う専用ケースがある。快楽や愛と言う名目で子作り以外で交尾をするのは人間だけ。じゃぁスキンにも専用ケースがあって然るべき。」
そう言った理由で企画されたました。さらに会長は語ります。
「スタイリッシュに避妊をしっかりと事前に伝えるべきじゃない?女性も男性も。だから専用ケースは社会的意義があるんだと思う。」
常備するなら安全にスタイリッシュにと言う意味ですね。


ジョークグッズじゃない。だからハイエンドで仕上げろ!!会長の指示の真意

これは会長が椎名賢氏がサンプルを提出した時の一言だそうです・・・。
スキンケースを真剣に製作する以上、世間にジョークグッズと思わせるな。そう言った意味を踏まえて発言されたそうです。

その結果、椎名賢氏が試行錯誤を繰り返し、現在の形に至りました。
レザーは全て貼りあわせ。しかも外装と内装は異なる仕上げのレザーを採用。
縫製の目数は全て左右対称。
コバ(革の断面)はヘリ返しではなく、すべて伝統的な技法である切り目本磨きで仕上げる。
磨き作業だけで2~3日かかると言う作業工程。

そう言った視点で企画されたました。
それ故に製作サイドからも今回の製作費用でも数は出来ないと会長へ進言がありました。
よって年2回の製作と言うことで、今回のリリースに至りました。

ブラス(真鍮)素材の金属パーツの選定に半年以上かかりました。
副資材が見つからなければリリースしないと言う判断だったようです。
「セールスよりも作品の完成度を優先しないと僕らの存在価値はない。」
これは会長がいつも関係者に語る一言です。
椎名賢氏には
「スキン専用ケースだからスキン以外入らないケースにするんだ。」
と別名が下されたようです。
HERMESやVUITTONですらスキンケースは存在するらしいのですが、他の小物も入りますよ。と言う設計らしく、会長はそれは快しとせず、専用だからそれ以外は使えないようにしてと言う要望だったそう~です。
「本当にモノが理解出来る人。本当の紳士淑女がオーダーしてくれるから。」
スタッフの私が言うのも何ですが、会長はピュアなんで、真剣にそう思ってますから、本当の所スタッフは他の小物が入る設計を進言したのですが、当ブランドはワンマン故に会長の意見がそのまま反映されました。

しかし熱いリスペクトを頂き、スタッフ一同考え方を改めました。


完売したネイヴィー。鞄だけでなく、小物になっても美しい。

申し訳ございませんが、ネイヴィーは予約の段階で完売致しました。
ネイヴィーの染色のみで、仕上げたレザーは珍しく、経年変化、レザー好きの方々から熱いリスペクトを受けた結果だと思います。
現在キャンセル待ちはございますが、現在のところキャンセルは出ておりません。


グリーンも残す所在庫1つでございます(2016年6月14日現在)。

サンプルの段階ではネイヴィーしか発表されていませんでしが、日本経年変化協会会長ブログで先にリリースの紹介があり、その後またたく間にオーダー頂いたのがグリーンです。現在(2016年6月14日現在)。
「昔からうちを応援してくれる人たちはグリーンをオーダーする。」
と会長の名言の通り、グリーンをオーダーして頂いた方々の大半が当ブランドのリピーターだったことから、経年変化愛好家の方々が多いのがグリーンだと言えます。


経年変化の王道『ブラウン』。それ故に経年変化が一番激しいカラーと言えます。

ブラックと並んでレザーの王道カラーの『ブラウン』。
新品当初は淡い色合いですが、濃い飴色に経年変化することから経年変化が最も激しいカラーリングと言えます。
愛好家とレザーアイテム初心者双方から好まれるカラーリングと言えます。



次回製作は今年の冬です。

仕上げの手間暇から次回製作は今冬と思われます。
言い方は乱暴ですが、会長は自らの発言を良く忘れるので、保証はございません(笑)。
昨日と翌日で言ってる事が変わってるのは日常茶飯事です(笑)。
アトリエには月一度来るか来ないか、事務所も来られるか来られないか不定期。そんな会長ですから、スタッフは連日行方を追うのに一苦労しております(笑)。

現段階若干数の在庫は掲載中です。

スタッフとしても専用ケース、上等品としての結晶であると自負しております。



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Posted by Specialite/Entreeスタッフ at 23:31│Comments(0)お知らせSpecialite 革小物
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