2018年03月25日

春爛漫名刺ケース『Carte~和柄レザーミクス~』登場

こんにちは。
Specialite & Entreeスタッフのアキラです。
神戸は桜が満開ですmituhana。日本各地で桜の開花のニュースが聴かれますね。
本格的に春の訪れを感じます。

そんな今の季節にピッタリの作品を今回はご紹介致します。

和柄生地とレザーのコンビネーションで艶やかな名刺ケース『Carte』
今回ご紹介するのはこちら。

名刺ケース『Carte~和柄レザーミックス~』
価格:8,500円(税別)
外装素材:和柄プリント綿生地
内装素材:北米産原皮ステアハイド(牛革)
ブランド:Entree
企画:日本経年変化協会
製作:椎名賢

当ブランドで久しぶりのビジネスにおいてアイコンとも言えるレザーアイテム名刺ケース『Carte』の登場です。
様々な素材で製作され、勿論レザーと異なる異素材とのコンビネーション仕様も多数製作リリースされましたが、今回は本当に春らしい和柄プリント生地とレザーのコンビネーション仕様です。

京都と言えば和柄。
京都の企業様と何かできないか?模索して生まれた作品となります。

でもキラキラして艶やかだなぁ~と思っていますと和柄生地の中にラメが散りばめられております。

和柄と言えば虎や龍など動物テーマの柄が多いですが、本作で採用されたデザインは草木です。
桜や梅が散りばめられ、正にこの季節にピッタリです。

独特のパターンは椎名賢氏の計算されつくした設計を感じることができます。

十分にマチをとっておりますので、名刺もタップリ収納できます。

頂いた名刺も別途別けて収納できるように設計されており、ビジネスシーンにおける使い勝手も抜群です。

副資材はオールレザーの場合ブラス(真鍮)を採用しますが、これはレザーの経年変化を考慮したもので、異素材の生地の場合は長年ご愛用頂くことを考えるとシルバーのニッケル素材が綺麗と言うことで副資材の選定にも熟考して行っています。

ブランド刻印も美しくほどこされております。また、一糸乱れぬステッチのミシンワークは椎名賢氏のお家芸。

レザーテープを別途製作し、縁返し技法で仕立てますが、コーナー部分で職人の技術が顕著に観られますが美しくカーブを描いております。丁寧な仕事は観るものをワクワクさせてくれます。

この細いレザーテープを均一に一糸狂わぬミシンワークは本当に見ものであります。外装パーツの折り返し部分まで計算されたステッチは圧巻です。

自分で使っても良し、春のプレゼントにも最適な作品だと思います。オーダーはこちらからお願いします。


たくさんのオーダーありがとうございます
先日リリースされました。

ポケットティッシュ専用ケース:『Serviette~春の肉厚バーガンディー仕様~』
価格:3,000円(税別)
素材:牛革(北米産原皮、脱クロムタンニン鞣し染色仕上げ)
カラー:バーガンディー
ブランド:Entree
企画:日本経年変化協会
製作:椎名賢

こちらも春にピッタリのアイテムでございますが、リリース以降多くのオーダーありがとうございます。
在庫も半分以下になってしまいましたが、まだ在庫がございます。
春は小物にこだわって、使い込んで育てていくのが楽しい季節ですね。



  


Posted by Specialite/Entreeスタッフ at 17:34Comments(0)Entree 革小物

2018年03月13日

企画担当者から紹介させて頂きます『春の肉厚バーガンディー』

こんにちはkabinkusa
日本経年変化協会の会長でございますkuma

いつもSpecialite & Entreeも応援して頂いてありがとうございますface03

スタッフのアキラ君が東京に出張のために今回私がこちらのブログを更新させて頂きます。
ってか今回は急遽私の一存で製作したので自身で紹介したかったんですけどねicon11


「感動して嬉しかった。」だから急遽製作しました
名付けて”春の肉厚バーガンディー”仕様

ポケットティッシュ専用ケース:『Serviette~春の肉厚バーガンディー仕様~』
価格:3,000円(税別)
素材:牛革(北米産原皮、脱クロムタンニン鞣し染色仕上げ)
カラー:バーガンディー
ブランド:Entree
企画:日本経年変化協会
製作:椎名賢

2015年に余り革を何とかできんもんかね?
とリリースされたのがこちら。ポケットティッシュ専用ケース『Serviette』
鞄や靴。その他製作で余ったレザーで製作するもんだから、仕様のも製作の度に異なるし製作も不定期と言う気まぐれアイテムなんですが、高い支持を頂戴して気まぐれリリースを繰り返しております。
最近はガムの本田さんの作品が多くて本田さん革の裁断が上手いのと小物中心の製作になるので革が余らないのでココ最近ご無沙汰状態でございましたicon11

今年の1月末ぐらいだったかな?2月になってたかな?
本田さんが神戸大丸に期間限定で出展されたので、顔だして事務所からの転送電話が掛かってきました(誰も居ないんかよangly)。しかも電話気づかず留守電にicon11
関東からはるばるお問い合わせ。女性の方で寿退社されるそうで(おめでとうございますface03mituhana)、お世話になった職場の方々にプレゼントしたいと。しかも職場の方々も当ブランドをご存知でおられると。

普段ご要望を受け付けないんですけどね。なんか、そんな人生の大切な場面にリクエスト頂けた選んで頂けたと言うので感動と嬉しさが相まって製作を決意kirakira

余り革を確認したけど、本当に使えない部位ばかりicon11。専用にレザーを用意すると原価代金が乗っかかって値上げを余儀なくされる。
『Serviette』とはフランス語で”まかない”と言う意味で命名したけど我ながら上手くネーミングしたものだと納得。
私がブーツをオーダーするために準備したレザーを使うことを決意kirakira。椎名君にも事情を話して急遽製作を決定した次第デスkuma

革厚約2mmの肉厚バーガンディーでレザーのヴォリューム感満点
ブーツは雨風に耐え足元を守るアイテムが故にレザーに耐久性が求められます。
今回採用したレザーは革厚約2mmのレザーを現厚のまま採用face08

バーガンディーのカラーは大好きでして、なおかつレザーらしい表情をそのままのダコダ仕上げ。
シュリンクとは異なる独特の凹凸感はたまりませんface03

スプリングホックで開閉するお馴染みの設計。
使い方を理解していただくためにデフォルトでポケットティッシュを装着してお届け致しますface03
肉厚なため補強パーツを装着するとスプリングホックの脚の長さに不具合が生じるため、ダイレクトに取り付け。
革の特性により臨機応変に対応する椎名君です。

外出中の私に製作途中の椎名君から電話で相談があったのがこちらのブランドロゴ。
今までは箔押しを施しておりましたが、今回のレザーは肉厚ですが、一般的なオイルレザーより防水性を高めるためにさらに加脂を行い革厚があるにも関わらず靭やかになるようお願いしてタンナーで製作されたレザーです。
オイル感と肉厚にも関わらず靭やかなレザーは椎名君の腕をもってしても箔押しは困難であると相談でしたtanuki
そのため今回は刻印で対応。

オイルレザーは使い込むと色味に深みを増す経年変化が発生するので勿論副資材もレザーの経年変化に併せて鈍く色褪せるブラス(真鍮)パーツを採用。

一糸狂わぬステッチワークは椎名君も本田さんもお家芸。
製作した時間・経験がそのままテクニックとして表現されるのがハンドメイドの醍醐味icon09

今まで製作したラインナップより今回は肉厚レザーのヴォリューム感が半端ない。

肉厚のレザーのヴォリューム感があってももっこりしないスタイリッシュな佇まいになるのは椎名君の設計技術。

レザー愛好家は勿論、そこまでレザー愛好家ではないが、持ち物一つにこだわるお洒落さん達から支持されるアイテムを久々に製作して私も満足kuma

今回も30個近く製作できましたが、今回も製作分だけでございます。
次回製作は未定。
職人さんも革が無駄が無いよう綺麗に裁断されるので最近余り革が発生いたしません(良いことなんですけど)。

工房・アトリエのまかない料理である『Serviette~春の肉厚バーガンディー仕様~』是非ともご賞味下さいませ。
オーダーはこちらから






バーガンディーって素敵なカラー
おまけですが、
私はバーガンディーってカラーがとても大好きです。


今回のポケットティッシュケースも私の愛用品に仲間入り。
今まで愛用していたモノはスタッフにプレゼント(笑)。

花粉症の季節にさっとお洒落に専用ケース。
お客様のご契約の印鑑にさっとお洒落に専用ケース。
上質なレザーで小さな革小物でも育ててくださいませ。
街中で配ってるポケットティッシュをカモフラージュできるので、私も激しく愛用しております。
  


Posted by Specialite/Entreeスタッフ at 21:08Comments(0)Entree 革小物

2017年02月02日

ラスト1個だけございます

こんにちは。
Specialite & Entreeスタッフのアキラです。

昨日公開リリースさせて戴きましたコインケース『Glip~Cordvan Ver~』は非常の多くの反響を戴きました。本当に有難うございます。
また、オーダー戴きました皆様、もう少しで完成致してお手元にお届けできるかと思いますので今しばらくお待ちいただけますようよろしくお願い致します。オーダーは下記サイトからお願い致します。

完売状態でしたが、実は・・・
大変お恥ずかしい話ですが、通販サイト上で完売状態でしたポケットティッシュ専用ケース『Serviette~新喜皮革製ホースハイド~』ですが、一つ在庫を形状し忘れておりましたicon11

ポケットティッシュ専用ケース:『Serviette』
価格:3,000円(税別)
ブランド:Entree
素材:馬革(新規皮革製、ピグメント仕上げフルベジタブルタンニン鞣し)
金属素材:ブラス(真鍮)
カラーラインナップ:ブラック
企画:日本経年変化協会
製作:椎名賢

昨日ご紹介した『革の宝石』と呼ばれるコードバンを精製している新喜皮革製の馬革を採用した仕様となっております。
一般的に言われる茶芯仕様で一度茶色に染めたレザーにピグメント仕上げと言われる溶剤でレザーの吟面を黒く着色したモデルです。

レザーの表情は豊かです。
馬革は牛革と比較して薄くて靭やかであることが特徴ですが、馬は牛よりも運動量も多く気性の荒い動物ですので、生前の傷は牛よりも多く、傷を隠すため顔料での着色が多いと言われています。

馬革ファンは革製品を広く愛用されているどちらかと言うと玄人好みのレザー素材で、馬革製品は当ブランドでもいち早く完売してしまう傾向にあります。

大変申し訳ございませんでした。最後の一つなります。


お気になりましたら、是非ともオーダー頂き馬革特有の魅力と茶芯の経年変化を楽しんで頂きたいと思います。
  


Posted by Specialite/Entreeスタッフ at 16:11Comments(0)Entree 革小物

2016年07月19日

久しぶりの製作です

こんばんは。
Specialite & Entreeスタッフのアキラです。

もうすぐ梅雨明けでしょうか?
皆様如何お過ごしでしょうか?
今から地獄のような暑さになります(アトリエにはクーラーが無いので職人さん達は地獄ですw)。
身体を壊さないように気をつけないといけませんね。

さて、今回久しぶりの製作となります。ポケットティッシュ専用ケース『Serviette』の登場です。
昨年末にリリースされ年明け早々完売し、再製作を希望するご要望を多く頂いておりました。

こちらの作品は当ブランド製作で少し余った端切れ革を採用することにより、価格を抑えております。

一般的に革が余らないように計算して仕入れや裁断を行うので、早々端切れ革が発生しないのが実情です。
今回は、異なるレザーでの製作となりました。


新喜皮革製のホースハイド(馬革)
BUCO愛好家向け!?

ポケットティッシュ専用ケース:『Serviette』
価格:3,000円(税別)
ブランド:Entree
素材:馬革(新規皮革製、ピグメント仕上げフルベジタブルタンニン鞣し)
金属素材:ブラス(真鍮)
カラーラインナップ:ブラック
企画:日本経年変化協会
製作:椎名賢

革の宝石と呼ばれるコードバンを国内で唯一精製するタンナーとして知られる有限会社新喜皮革のホースハイド(馬革)を採用したモデルです。リアルマッコイズのBUCOのレザージャケットに採用されている馬革で、茶芯仕様のフルベジタブルタンニンレザーとなります。
レザージャケット用に精製されたレザーですが、馬革は牛革よりも傷が多く、レザージャケットのパターンが取れないような革は納品できないようで、そのレザーをアウトレットとして会長が購入してきました。自分のライダース用に鞄を企画してその際余った革をそのまま今回の作品に採用しました。

茶芯であることが確認できるコバ。
レザーの芯染めはブラウンで行われています。

ポケットティッシュはこのように収納します。

スプリングホックボタンを採用していますが、メッキではなく、ブラス(真鍮)素材のものを採用。
レザーの経年変化に呼応するように色褪せてくる経年変化する金属素材です。

ブランドロゴは金の箔押しで行いました。
現在WEB Shopに掲載されている限りの製作個数となっております。
現在掲載中です。



ブーツのアッパー素材で製作してみました
肉厚な重厚感でありながら、柔らかいのが特徴的な作品に仕上がりました

そして、今回別素材でも仕立ててみました。

ポケットティッシュ専用ケース:『Dear Skin』
価格:3,000円(税別)
ブランド:Entree
外装素材:牛革(コンビネーション鞣し、オイル仕上げ)
金属素材:ブラス(真鍮)
カラーラインナップ:ブラウン/グリーン/バーガンディー
企画:日本経年変化協会
製作:椎名賢

ブーツ用のアッパーで、コンビネーション鞣しの牛革を採用。
オイルレザーで分厚くずっしりしてますが、しっとりとした感覚です。
ブラックは余らなかったのですが、他のカラーが少しあまりましたので、今回の製作に至りました。

定番のブラウン。使い込むとオロセットカラーになる経年変化を期待できます。

コテコテの経年変化楽しむならこれと企画担当の会長より。

今回他社のエンジニアブーツの皮革ですが、一番人気だったグリーン。
革小物になっても一番人気になるのか???

人と被らないならグリーンがお薦めです。
色濃くなってモスグリーンになる経年変化になります。

毎回どんな作品でも人気があるのがバーガンディーです。

オイルレザーで製作した結果これまでと質感は随分変わることが分かりました。
ずっしりした感じですね。
現在WEB Shopに掲載されております。
こちらはまだ革がございまして、まだアトリエで製作を行っている状況です。

オーダーはこちらからお願い致します。


  


Posted by Specialite/Entreeスタッフ at 23:36Comments(0)Entree 革小物

2016年05月21日

『Dear Skin』ご予約に関しまして

こんにちは。
Specialite & Entreeスタッフのアキラです。

この度、当ブランドとしても初の製作前のご予約を試みましたスキン専用ケース『Dear Skin』ですが、非常に多くのご予約を頂きました。
当初の想定を上回るご予約を頂き、誠にありがとうございます。


画像は試作サンプル
スキン専用ケース:『Dear Skin』
価格:10,000円(税別)
素材:牛革
本体カラー:ネイヴィー/ブラウン/グリーン
     ※インナーパーツは全てキャメル
企画:日本経年変化協会
製作:椎名賢

予約開始から、非常の多くのお問い合わせとご予約を頂いた為、予定よりも多く製作してまいりましたが、事前に用意したレザー素材分全てを使い果たす段階に至りました。スタッフの私としても追加製作を希望しましたが、2日で2個しか製作できない手間暇が製作に掛かることもあり、年2回の製作で次回の製作は今冬を予定しております。

現状の状況をご報告させて頂きます。


ご予約受付は5月27日(金)までとさせて頂きます。
ネイヴィーは完売。WEB SHOP掲載はグリーンとブラウンの若干数とさせて頂きます

現在予約受付の段階でネイヴィーが完売致しました。
ご予約頂いた方ありがとうございます。
6月の初旬に完成予定ですので、出来上がり次第ご予約頂いた皆様のお手元へお送りさせて頂く予定です。
『Specialite & Entree WEB SHOP』への掲載は6月11日前後を予定しております。
グリーンとブラウンの掲載となりますが、ネイヴィーはキャンセル分がございましたら、掲載となる予定です。

つきましては、グリーン、ブラウンのご予約も5月27日(金)までとさせて頂きます。
ご予約頂いた方にはご請求書をお送りさせて頂きますので、期日までにご入金をお願いさせて頂き、ご入金確認後の配送とさせて頂きます。

いつも多くのお問い合わせとご支援頂き、関係者一同非常に嬉しく思います。
今しばらくお待ちいただけますようよろしくお願いいたsます。
  


Posted by Specialite/Entreeスタッフ at 16:27Comments(0)Entree 革小物

2016年05月05日

お客様インプレッション

こんばんは。
Specilaite & Entreeスタッフのアキラです。

GW皆様楽しくお過ごしになられましたか?
明日からお仕事の方も多いのではないでしょうか?明日からまた頑張りましょう!!

さて、GW中に長野県からはるばる兵庫県は神戸まで観光にお越しになられた二人組のお客様に会長と一緒に偶然お会いしました。
会長は一眼レフカメラにハマっており、新しいレンズでとある寺院の池にいる亀の写真を撮影すると言うことで私も無理やり同行させられた時でした(笑)。亀の写真を何枚も撮影して感想求められて困っている時でした(笑)。
会長もお会いした事もないお客様に声をかけて頂いてかなり驚いていました(笑)。

オーダーして納品して頂いたアイテムを早速ご愛用頂いており、写真撮影させて頂き、アイテムのインプレッションをお話頂いたのでご紹介させて頂きます。


洗いざらしたデニムにコードバンの高級素材の『ギャップ』が良いとのインプレッション

まずはお一人目A様。

当ブランドのキーホルダー『Some~Cordvan Ver~』をオーダー頂き毎日ご愛用頂いているそうです。
愛用しているデニムはウォバッシュと思いましたが、これは『針抜き』と言われるへリンボーンの緯糸が縦にでるストライプの織り生地のパンツで珍しいパンツです。岡山県児島のデニムの産地まで出向いてパンツもオーダーされるこだわりようです。

実際の使用に関しては自動車のスマートキーを無くさないようにするためにご愛用頂いているそうです。
ってことは長野県から自動車ですか???
「鞄の中にスマートキーを入れておくと鞄を車内に残して車を降りる時は、スマートキーを探すのが面倒で・・・。」
との事。
分かります。ちょっとコンビニで財布だけ持って車を降りる時とか確かにスマートキーも取り出さないとロックできませんからね・・・。ドライバーさんならではの発想です。キーホルダーですから使い方はオーナー様次第だと思います。
「キーホルダーで本当にベルト機能が生きていて、一枚革でなく、贅沢に貼り合わせで縫製してコバもここまで丹念に磨いているのはキーホルダーでオーバースペックだと思いますが、そこが良いです!!」
とインプレッション頂きました。
スタッフの我々としても、多々思います。オーバースペックじゃないかと(笑)。

キーホルダー:「Some~Cordvan Ver~」
価格:6,000円(税別)
ブランド:Specialite
素材:コードバン(馬)/牛革
カラー:バーガンディー、ボルドー、モカ、ネイヴィー
※貼りあわせの牛革は全てキャメル
企画:日本経年変化協会
製作:椎名賢

お客様のご愛用頂いているカラーはバーガンディーとなります。お客様のインプレッションに御座います通り、キーホルダーで革の宝石と呼ばれる希少なコードバンを採用し、一枚革でなく裏地に牛革を貼りあわせ、縫製をかけてコバを全て磨きあげコバ染色を施し、実際にベルト機能で長さが調整できると言う意味不明なオーバースペックとなっております。
分かる人にしか分からない遊び心とクオリティーをキーホルダーに詰め込んでおります。



初回製作の『Lance~Regular Specification~』の使用1.5ヶ月。
「芯があって身体に馴染むのが最高。この夏育てます。」のインプレッション頂きました。

お二人目は3月に納品させて頂きましたショルダーバッグ『Lance~Regular Specification~』を早速ご愛用頂いているK様。
もともとはA様のオーダー頂いた『Some~Cordvan Ver~』を見て当ブランドを知って頂き、あれこれ目移りして頂き、そんなにこだわったバッグなら~とオーダーして頂いたそうです。

かなり良い感じです。別のアングルも撮影させて頂きました。

腰回りから体側に綺麗にフィットするのが『Lance~Regular Specification~』の特徴です。
「グリーンの染色レザーは確かに珍しいからオーダーしましたけどどんな服にも合わせやすいです。」
と好評を頂きました。

直射日光の当たる場所でのスナップ。
「神戸に来て夜雨に降られてびしょ濡れになってしまいましたけど、乾拭きだけで翌日は染みにもなりませんでした。」
との事。
生成りのレザーは気を使いますが、染色によるレザーは多少の雨でも大丈夫です。今回のレギュラー仕様に採用しているオリジナル皮革素材の『Sel』は素揚げではなく、オイルで仕上げているため水にも比較的強い事も追記しておきます。

「最初、言うほど柔らかくなく、割りと硬いレザーかな?って思いましたが2~3日使ってると自然と柔らかくなり心があって柔軟な革だと思います。荷物の量によって鞄のフィット感が変化して凄く使いやすいです♪」
と素材についてもインプレッションを頂きました。
会長は隣で、手間暇かけてほんとに良かった(泣)と感動(笑)。
今回のレザーはかなりの予算と時間をかけて選定しました。国内外の有名タンナーのレザーをあれこれ取り寄せて結局作り手の椎名賢氏の満足行くレザーがないので、革から企画してましたから・・・。
「今日はガイドブックとかおみやげとか結構詰め込んで重たいからたすき掛けで持ってますけど、普段はワンショルダー。ショルダーベルトが綿テープで太い幅を使った理由が分かりました。」
当ブランドは分かる人にか分からず、オーナー様でないと分からない所に異常に執着して企画するところがあります・・・。
やはり分かって頂けるとその分嬉しさもひとしおです。
「育てる鞄ですからね。この夏は連れ回してこの日差しで経年変化を促進させますよ!!」
とK様。
経年変化の様子も是非教えていただきたいです。

現在、2回目の製作が終了しました。

ショルダー・バッグ『Lance~Regular Specification~』
価格:60,000円(税別)
ブランド:Entree
素材:牛革(脱クロム鞣し、オイル染色仕上げ)
概算寸法:27cm×37cm×10cm
概算重量:約0.8kg
カラー:グリーン/ブラウン/ネイヴィー
企画:日本経年変化協会
製作:椎名賢

連休中の完成となりましたので、オーダー頂いた方には来週から順次お届けさせて頂きますね。
すべてが手作業での製作となるため、大量生産は不向きな鞄ですが、その分こだわりを詰め込んでおります。
『育てる』仕様の『Lance~Regular Specification~』は少量ですが、通販サイトにも掲載できております。
80%の完成度で納品させて頂きます。
最後の仕上げはオーナー様自身で育てて頂き、経年変化を演出して仕上げとなります。
A様、K様遠方にお住まいにも関わらず奇跡的にお会いできて非常に嬉しかったです。
また神戸に遊びに来てくださいね。
この度はありがとうございました。
  


Posted by Specialite/Entreeスタッフ at 23:43Comments(0)Entree 革小物Specialite 革小物

2016年04月23日

掲載中のキーケース『Fixation』の仕様は在庫のみでございます

こんばんは。
Spceialite & Entreeスタッフのアキラです。

もうすぐGWですね~。
最近、お問い合わせで
「キーケース『Fixation』の完売した赤を再制作して欲しいのですが・・・。」
とのお問い合わせを数件頂きました。
企画・製作サイドに確認したところ、当ブランドのレギュラー仕様(Regular Specification)として当ブランドのオリジナルレザーを採用しリリースの予定はございますが、現在掲載中の『Fixation』の仕様に関しましては現在在庫のみで次回再製作はございませんので在庫のみであることにご理解をよろしくお願いいたします。


ちなみに会長は緑の栃木レザーモデルを愛用しています

ちなみに当ブランドの企画担当の日本経年変化協会の会長さんはグリーンを愛用しています。

会長と言えば赤を選びそうなのに・・・。と口にしたら叱られました
「僕のどけといて言うたのに、君らが僕のぶんまで販売したんやろangly!」
申し訳ございませんでした(笑)。
現在掲載中の『Fixation』の仕様はキャメルの内装パーツのレザーは当ブランドオリジナル皮革である『Pate』を共通に採用していますが、本体のカラーによって異なるタンナーのレザーを採用した遊び心のある企画の元生み出されたアイテムです。
グリーンのモデルはピット鞣しのフルタンニンレザーとして名高い栃木レザーを採用したモデルです。

キーフックは真鍮製が存在しないので、わざわざ鉄製のキーフックパーツに当ブランドが別注して無垢の真鍮をメッキしたものを採用しています。あくまでもレザーと一緒に金属パーツが経年変化しないと可笑しいと言う発想の元企画されました。

使用期間約3ヶ月ですが真鍮の新品の時の輝きが失われ鈍い真鍮独特の表情になってきたように思えます。
会長曰く
「ある程度型崩れ覚悟するならデニムのポッケに入れると革の経年変化は露骨になるけどなぁ~。」
との事ですが・・・。会長はどのように使っているのかと尋ねると

鞄のポケットに入れて持ち歩いてるそ~です。
型崩れをさせずにじわじわ育てていくそうです(笑)。

完売しましたレッドはイタリア・トスカーナ地方のオットンチェント社のフルタンレザーを採用。

現在僅かに在庫がございます
・バーガンディー(姫路・脱クロム製法牛革オイル仕上げ)
・黒(新喜皮革・フルタン馬革パラフィン仕上げ)
となっています。

在庫はなくなり次第本仕様は終了致しますので、キーケースで長年かけて育てていきたい逸品を探されている方には是非お薦めしたいです。



スキン専用ケース『Dear Skin』ネイヴィー予約受け付け完了のお知らせ

予約を受けつておりますスキン専用ケース『Dear Skin』のカラーネイヴィーは4月22日の段階で現在キャンセル待ちが発生している状態ですので予約の受付を終了させて頂きます。多くのご予約を頂き誠にありがとうございます。

現在グリーンとブラウンのみの予約を受け付けております。
2年ぶりのリニューアル・リリースであり、次回製作は現在不明です。


ご予約の流れ

ご予約のメールを頂いた方にはメールを確認させて頂いた事を順次ご返信させて頂いている状況です。

contact@agingjapan.com

でご予約を承ります。その際下記項目を必ずご明記頂けますようよろしくお願いいたします。
氏名ご住所ご連絡先電話番号ご希望のカラー個数をご明記お願いします。
※送料、振り込み手数料はお客様のご負担となります。
【ご予約後の流れ】
・ご予約メールを頂きご返信させて頂いたお客様には後日、お見積書をPDFファイルにてメールでお送りさせて頂きます。
・商品の仕上がり日が明確になる時点でメールでお知らせさせて頂きます。
・その際PDFファイルにてご請求書を添付させて頂きます。
・ご入金確認後、商品をクロネコヤマト便にてお送りさせて頂きます。

お手数とお時間を頂戴致しますが、ご理解とご協力をお願い致します。
多くの方々に私達のモノ造りにご支持を頂き、関係者一同非常に嬉しく思い、今後も感情を揺さぶる感動できるモノ造りを心がけてまいります。

  


Posted by Specialite/Entreeスタッフ at 22:35Comments(0)Entree 革小物

2016年03月05日

【最終価格製作】名刺ケース『Carte』です。

こんにちは。
Specialite & Entreeスタッフのアキラです。

ここ数日でかなり暖かくなりました。日中は汗ばむほどで、春の訪れを感じます。
春といえば入学式や卒業式、そして就職や転職の時期であり、ビジネス関連のLeatherアイテムのオーダーを頂く時期であります。

当ブランドではEntree(アントレ)ブランドよりリリースさせて頂いております名刺ケース『Carte』の再製作のお声を頂いておりました。

スタッフ一同、企画・製作サイドに再製作を希望しましたが、毎年の皮革原皮の値上がりと複雑なパターン、と工程の製作内容であることから販売価格の値上げを余儀なく行わなければならないことが分かりました。今回は前回仕入れた皮革素材を使うことと、事前の告知が行われなかった事を踏まえて今回の製作分に関しては制作費用もこれまで通りと言うことで追加製作を行いました。


【最終製作】ホースハイド仕様『Carte』

名刺ケース:『Carte』~アニリンホースハイド仕様~
価格:8,500円
ブランド:Entree(アントレ)
素材:ホースハイド(馬革・外装)/牛革(内装)
カラー:バーガンディー/チョコ
企画:日本経年変化協会
製作:椎名賢

こちらの仕様はEntree(アントレ)ブランド設立時よりリリースされている仕様です。外装パーツにはアニリン仕上げのホースハイド(馬革)を採用し、内装パーツには丘染め染色仕上げのオリジナル皮革素材Pate(パテ)のスムース牛革を採用しています。

バーガンディーカラー。
アニリン仕上げの独特の照りに近い艶とマットな内装の組み合わせが美しい逸品です。

開閉した際に、外装パーツを巻き込んだオリジナルのパターンは使う度に革愛好家のオーナーのワクワクを誘うとの声を頂いております。バーガンディーは人気カラーの為、製作の都度完売しておりましたので、今回スタッフのイチオシの要望で再製作に至りました。

そしてコチラは定番のチョコ。
定番で安定した人気カラーですので、こちらも再製作を行いました。

キャメルの経年変化は飴色へと近づいていき、アニリンは明るさが落ち着いてくる経年変化となるため、使い込んだ時のバランスの取れた経年変化となるカラーでもあります。

パターンの限られたアイテムである名刺ケースに独創的なパターンと熟練した縫製技術が必要であり、シンプルながらも大量生産できない事が分かります。


【最終製作】また会長の大好きな「真っ赤なモデル」も再製作されております(笑)

名刺ケース:『Carte』~All Red ver~
価格:8,500円(税別)
ブランド:Entree(アントレ)
素材:天然シュリンク牛革(外装)/スムース牛革(内装)
企画:日本経年変化協会
製作:椎名賢

また、会長がど~せ再製作するならばと(笑)、製作したのがこちらの真っ赤なモデル。
名刺ケースはビジネスシーンで利用されるアイテムであり、ブラウンかブラックが定番ですが、会長個人が赤が好きってことで製作された真っ赤なオールレッドモデル。
しかしならが、根強い人気があります。

特徴としては外装に天然シュリンクの芯染めの真っ赤な牛革を採用し、内装にはオリジナル皮革素材Pate(パテ)の赤を採用しております。天然シュリンクとスムースのコンビネーションが美しい逸作となります。

名刺ケースの外装には内装パーツと同じLeatherで革テープを別途製作し360度縫製する独特のパターンはカラーや皮革素材が変わっても健在です。

内装で外装パーツとのコントラストが美しいです。


次回製作は価格改定及び皮革の選定が変更になると思います。
根強い人気の為、複数回製作を行ってまいりましたが、今回の仕様に関しては本当に最終製作となりますので完売次第終了となりますので、何卒よろしくお願いいたします。

こちらのオーダーに関しては通販サイトからのオーダーに限らせていただきます。


  


Posted by Specialite/Entreeスタッフ at 18:20Comments(0)Entree 革小物

2016年01月27日

お待たせ致しました。キーケース『Fixation』リリースです

こんばんは。
Specialite & Entreeスタッフのアキラです。

先週末に日本経年変化協会のブログで先行して紹介されたキーケース『Fixation』は非常に多くの方々からお問い合わせ頂きました。今回、ようやくリリースの準備が整いましたので、ご紹介させて頂きます。


企画コンセプトは単純明快!!
~最高品質の究極の普通~

キーケース 『Fixation』
価格:9,000円(税別)
ブランド:Entree(アントレ)
素材:牛革 or 馬革
カラー:グリーン、バーガンディー、レッド、ブラック(パラフィン)
企画:日本経年変化協会
製作:椎名賢

キーケース『Fixation』の機能的には、一般的に各ブランド、メーカーから市販されているキーケースと何ら大きな違いはありません。大半のブランドやメーカーがキーケースと言うアイテムにおいて、機能的・構造的に大きな違いが無いことについては、企画担当の会長はもちろんの事、製作担当の椎名賢氏も
「これが一番使いやすい形なんじゃない??」
と両名が口を揃えて同じ返答でした。
デザイン的には当ブランドでリリースしている名刺ケース『Carte』からヒントを得てキーケースを企画したこともあり、『Carte』のデザインを踏まえています。内装パーツと同じレザー素材から革テープのパーツを製作し、縫製していく仕上げる工程は職人技ならではとも言えます。

キーフックは5連キーフックを採用しています。
内装パーツには当ブランドオリジナル皮革の『Pate』(脱クロム製法牛革・丘染め染色仕上げキャメル)を採用しています。
外装パーツにはカラーもタンナーも異なるレザーを採用しています(関係者の噂では会長が好きなカラーを好きなレザーで製作したとの事。)
当ブランドは長年ご愛用して頂き、『育てる』事でモノへの愛情を育んでいただきたいことより、数年使用した際、どのような経年変化を演出するのかを考えておりますので、素材選定を再優先しています。機能的には一般的ですが、徹底した素材選定と職人技を融合させることが今回のコンセプトである「最高品質の究極の普通」と言うことなのでしょう。


金属パーツは全て別注。
メッキするなら育てることが出来るメッキを施す!!

今回一番こだわっているのは5連キーフックを始めとした金属パーツです。
当ブランドでは、常時採用する金属パーツは製作時のデザイン的な視点はもちろん、レザー素材の経年変化後のデザイン的視点まで金属パーツも選定しています。レザーの経年変化を想定してシルバーとブラス(真鍮)はレザーと相性の良い金属パーツで、当ブランドからリリースしているアイテムの多くはブラス(真鍮)パーツを採用しています。

しかし、キーケースのキーフックに関しては真鍮製が存在しないことが分かりました。大切なキーが極力落下・紛失しないように摩耗に強い金属で製作されており、価格的にも副資材メーカーは鉄を採用していることが分かりました。一般的に市販されているのはニッケルを主体とした銀メッキや金メッキであったり、アンティークや古美仕上げと言われる真鍮メッキしかありません。これらは経年変化はせず、どちらか言うと劣化であると考え、今回別注で無垢の真鍮をメッキするBZメッキを採用してます。

無垢の真鍮ですので、レザーの経年変化に呼応するように経年変化する特別仕上げです。
別注でメッキしてもらうので、スプリングホックなどは真鍮パーツは存在し、当ブランドでは取り入れていますが、今回特別に一緒にメッキしてもらうことにより、5連フックと同じ経年変化を演出させることにこだわりました。


グリーンはフルタンニンピット鞣しの雄、栃木レザーモデル

グリーンはフルタンニンのピット鞣しとして全国的、世界的に有名な栃木レザーを採用しています。
ダコダ仕上げで、シュリンクとは異なる天然皮革素材ならではの皺がレザーらしい質感を演出しています。
一次代理店のハシモト産業からリリースされているダブルコガシのグリーンとなります。
使い込むことによって不規則な艶と色濃くなる育てがいのあるレザーです。


これがブラック??安心して下さいすぐに真っ黒な艶のあるブラックになります。
世界に誇る新喜皮革製のパラフィン仕上げの馬革

色あせたネイヴィーかグレーに見えるこの逸品。
実は正真正銘のブラックです。
レザーはコードバンで有名な新喜皮革の馬革を採用しています。白っぽく見えるのはパラフィンと言われる蝋成分でレザーに防水性を与えるために施される仕上げです。蝋成分なので短期間で落ちてしまい、艶のあるブラックになり、そこからレザーを育てることになります。
ブライドルレザーの現在版の仕上げになります。


レッドは海外イタリアのレザーを採用。
オットンチェット社の誇るトスカーナレザー。

真っ赤なレザーはイタリアのオットンチェット社の誇るトスカーナレザーを採用。
フルタンニンレザーですが、日本国内と使用されているタンニン剤が異なるため、仕上がりが異なります。
新品の状態では艶消しの状態ですが、使用により艶が生まれ黒みのある深い赤へと経年変化するのが特徴です。


一番人気のバーガンディーももちろんラインナップ。
会長お気に入りの脱クロム製法は国内最大の皮革産地播州でさらに洗練される

会長のお気に入りが脱クロム製法。
2年前から播州(兵庫県、たつの市、姫路市、加古川市付近)の複数のタンナーさんや商社さんと独自に研究されています。
人気のバーガンディーはダコタ調仕上げでオイル感のある仕上がりです。使い込むと阪急電車(関西のローカル鉄道)カラーになるそうです。色濃く艶々になる経年変化ですね?会長???

お問い合わせを多く頂き、急ぎでリリースの準備を行いました。
究極の普通のキーケース『Fixation』がリリースです。

  


Posted by Specialite/Entreeスタッフ at 22:36Comments(0)Entree 革小物

2016年01月19日

少量だけ追加製作しました

こんばんは。
Specilaite & Entreeスタッフのアキラです。
ブログを更新したつもりが、下書きになってしまい、夜遅くの更新となってしまいました。

今回は好評で追加製作のお声を頂いておりましたが、なかなか着手できず久しぶりに少量ですが、アトリエから出来上がったアイテムのご紹介です。


長らくソールドアウト状態でした名刺ケース『Carte』の久しぶりの製作。
一番人気の茶芯ホースハイド仕様です

今回ご紹介させて頂くのはこちら。

名刺ケース『Carte~茶芯ホースハイド仕様~』
価格 : 8,500円(税別)
ブランド : Entree(アントレ)
素材 : 茶芯馬革(外装)/丘染め染色牛革(内装)
カラー : ブラック×ブラック、ブラック×キャメル
企画 : 日本経年変化協会
製作 : 椎名賢

ブランド開始からリリースされている名刺ケース『Carte』
好評を頂き、様々な素材を採用した仕様やテーラーとのコラボモデルなどもリリースされていました。
経年変化する革らしい革を採用しつつ、ハンドメイドならではのオリジナルのパターンは身近にその魅力を感じて頂けるアイテムでもあることから、好評を頂いていると思います。

今回はレザージャケットに採用される茶芯のホースハイドを採用した茶芯モデルでリリース以降即完売しており、再製作を望む声を頂いておりました。今回少量製作できました。

『Carte』の特徴はオリジナルのパターンです。外装パーツがマチのポケット部分を内装まで巻き込む形でパターンが製作されています。内装パーツと同じレザーを薄く漉き、革テープを別途製作し名刺ケースの外周を革テープで覆い、縫製をかけると言う大量生産には不向きな設計となっているため、モノ愛好家の方々に熱い支持を得ています。


一番人気はやはりオールブラック。
使い込む事にダークブラウンになる馬革と色濃く漆黒になる牛革のギャップを楽しんでいただきたい。


前回、即完売したのがこちらのオールブラックモデル。
内装パーツにはブラック染色の牛革を採用しているため、新品時には艶のある馬革と艶消しの牛革のコントラストが美しいです。
使い込むごとに色濃く艶が出る内装パーツの牛革と、ダークブラウンに変色する馬革の経年変化を楽しむ事ができます。

その様子は拡大してみると画像でもお分かり頂けるかと思います。
内装に巻き込んでいる外装パーツはカシメで止めており、カシメがワンポイントとなっています。

縫製している糸はレザーに併せてブラックを採用しており、オールブラックです。
革テープの外周の縫製はアトリエでも数年修行しているアシスタントでも非常に難しく、椎名賢氏のみが縫製できると言う非常に難易度の高い縫製技術が求められる設計です。


コアなレザー愛好家は育てるのが難しいキャメルのモデルを支持されています。

コアなレザー愛好家の方々の支持を集めているのがこちらの内装パーツが丘染め染色のキャメルモデルです。
企画担当の会長もキャメルが好きだと言っています。

キャメルは使い込むと美しい飴色になるダイナミックな王道の経年変化が楽しめるのでお薦めなんですが、
「ただ内装パーツがキャメルだから、名刺ケースは閉じてる時間が長いからなかなか焼けないよ。育てるの難しいよ。」
と企画担当の会長の言葉です。
なるほど・・・。じゃぁ育てるに時間がかかるってだけですね???
「甘いなぁ~。先に経年変化しちゃう部分があるでしょ?」
それは???

内装パーツと同じレザーで製作している外周の革テープ部分。
ここは名刺ケースを閉じていても外装部分は外気に触れているので先行して経年変化が発生してしまいます。
ちなみにキャメルモデルは縫製糸は生成りの縫製糸を採用しています。
外周の革テープが先に経年変化する。内装パーツは焼けにくいと。確かに育てるのは難しいですね。
コアなレザー愛好家の方々はそこが楽しいらしいのですが・・・。

それを聞いて私もキャメルモデルを愛用しています(笑)。

久しぶりの名刺ケース『Carte』が少量製作できましたので、新年名刺ケースをお買い替えされる方には是非育てていただきたいモデルとしてお薦めさせて頂きます。

  


Posted by Specialite/Entreeスタッフ at 23:38Comments(0)Entree 革小物