2017年06月14日

新作ショルダーバッグ『Multi』販売開始

こんにちは。
Specialite & Entreeスタッフのアキラです。

久々のブログ更新となり、サボってしまい申し訳ございませんicon11
今年も夏がやって来ますが、年々暑くなっているように思えます。私も人生で初ですが、屋外作業で熱中症になってしまいました。
当ブランドの企画プロデュース担当の日本経年変化協会の会長は毎週釣りしてすでに日焼けしてますが、まったく平気な様子で
「このモヤシっ子がしっかりせぇ~。」
と優しいお言葉(苦笑)。なんでこの人はそんなに元気なんだと。皆様も暑さ対策して倒れないようにして下さい。

さて、迫る夏に向けて夏のお出かけシーズンにも大活躍してくれると思われる鞄が当ブランドの新作としてリリースされます。
日本経年変化協会の新作発表ブログで大きな反響を頂き、ご存知の方も多いかもしれませんがショルダーバッグ『Multi』が本日発売開始となりました。

一眼レフを始め精密機器収納を考慮したショルダーバッグ『Multi』

ショルダーバッグ:『Multi』
価格:64,800円(税込)

外装素材:牛革(栃木レザー)/馬革(新喜皮革)
内装素材:零号帆布(タケヤリ)
ブランド:Specialite
概算寸法:25cm×37cm×16cm
概算重量:1.0kg
カラー:Dark Brown/Black(茶芯)
企画:日本経年変化協会
製作:本田宏治

デザインは至ってシンプル。
何の説明もなければ、シンプルなレザーバッグでしょう。
日本経年変化協会の会長企画、ガムアママレザーズ代表の本田宏治氏製作の本作は会長が3年前より温めていた企画案を本田氏と半年に及び打ち合わせ、打ち合わせから数ヶ月でサンプル試作から本製作を行った当ブランドではレアな経緯(打ち合わせ半年は今まで無い)で生まれた作品です。
・コンセプト
・素材選定
・サイズ及び機能、ディテール
に徹底してこだわり検討を行った逸品であると自負できます。

コンセプト:『日常的に愛用している鞄に時々一眼レフカメラ収納しても心配しない鞄』
もともとは会長が一眼レフカメラを初めて、会長が気にいるカメラバッグが無いので企画すると言う発想からスタートしました。

今回ブログ記事を書くにあたってもう少し掘り下げて会長にお話を聞いてみたところ、

・廉価なカメラバッグは最低限の機能は踏襲しているが、安っぽすぎる。
・高価なカメラバッグは非常に機能的でまさに専用バッグだが、玄人過ぎる。
・いずれにしてもカメラバッグのデザイン性がイマイチ。
・よくよく考えると一眼レフ毎日持ち歩くことが無い。
・だからカメラバッグ専用ケースじゃなくて時々カメラバッグケースにした。
・心配なのはカメラは精密機械だから普通の鞄はちょっと不安。
・衝撃吸収気持ち考慮しました。

そう言ったお話を聞いて共感できました。
確かにカメラ持って外出するときもお洒落して出かけたい。普通の鞄に入れると精密機械のデジカメは不安。
一眼レフカメラ毎日持ち歩くコトないので、専用バッグに高額支払うのも~。
確かに日常的に愛用できる鞄に多少の衝撃吸収が考慮されていたら安心ですよね。

当ブランドのアイテムはそんな日常の小さなところから生まれています。

素材①~シンプルなデザインを左右するのは外装レザーの品質~
本作は御覧頂いた通り余計なディテールを一切排除した非常にシンプルなデザインのショルダーバッグです。
「シンプルなデザインの作品は料理で言うと寿司や刺し身であり、ネタの良し悪しが左右するから最高品質なレザーを用意する。」
と企画段階で栃木レザー(牛革)、新喜皮革(馬革)で仕入れ準備を行い、作品を仕立てています。


カラー:ダークブラウン
        ~染色とオイルだけで仕上げたダコダ調の栃木レザー~

本作のダークブラウンは染色とオイルで仕上げられた栃木レザー(牛革)仕立てとなります。

世界的に数少なくなったピット槽鞣しのフルベジタブルタンニンレザーです。
栃木レザーにも数多くの仕上げのレザーが存在しておりますが、今回採用したレザーは染料とオイルだけで仕上げた素揚げに近いレザーです。

スムースやシュリンクではなく、革本来の風合いを感じさせるダコタ仕立てのレザーは長年愛用することによって、日焼けや衣服との擦れなどにより、タンニン鞣し革特有色濃く艶の出る経年変化に加えて凹凸のある吟面により色ムラが明確になり、革らしい王道の経年変化を堪能して頂くことができます。


カラー:ブラック
         ~今や世界的品質となったホースハイドの雄新喜皮革の茶芯レザー

本作のブラックはこだわりのレザージャケットブランドなどに高品質なホースハイド(馬革)を納入し今や世界で2社しかないと言われるコードバン精製を行うタンナーである新喜皮革の茶芯仕様のフルベジタブルタンニンホースハイドで仕立てております。

実はレザージャケット素材であり、非常に靭やかなホースハイドを採用しています。
一度ブラウンで染色を行いレザーの吟面をピグメントで仕上げたレザーは1950年代に多く精製されたレザーの仕上げの手法であります。レザージャケット同様に使い込むことにより、吟面が擦れ、擦れた箇所から芯染めされたブラウンが表情を出す経年変化は茶芯の経年変化と呼ばれています。本仕様のバッグも長くご愛用頂くことにより、柔らかなブラウンがご愛用の歴史を物語ってくれます。

一般的にはコバ(革の断面)はヘリ返しで直接見えないようにするか磨いてから同様の黒で着色するのが一般的ですが、本作ではあえて着色せず茶芯であることを証明しています。これから始まる茶芯の経年変化にワクワクして欲しいと言う意図を込めています。

素材②~鞄の内装には通常使われない老舗タケヤリの零号帆布~
本作は外装のレザーだけでなく、内装のライニング生地まで徹底して拘っているのが大きな特徴でもあります。

ライニングには贅沢にも全て帆布を採用しています。
帆布生地にも徹底してこだわり、岡山県倉敷市で130年にも渡り帆布生地を作り続けている老舗のタケヤリ産の帆布生地から、米軍にも納品されていると言う圧倒的な肉厚をほこる零号帆布生地を採用しています。

上記画像を御覧頂いてもお分かり頂ける通り、帆布生地一枚でレザーよりも分厚い生地です。
画像では上手く伝わらないかもしれませんが、私が現物を確認したところ真新しい柔道着のような質感です。
縫製には何本かミシン針が折れてしまうほど質実剛健な帆布です。

これによりライニング生地の汚れ(染色できないほど目が詰まっている)を極力抑え、また内装が破れると言った心配はほぼ皆無かと思われます。

鞄はあえて密閉する構造は取っていませんが、ジッパーで開閉する機能で仕立てています。
ジッパーはレザーとの相性のよりブラス製(真鍮製)のWALDESジッパーを採用。綿テープも肉厚の綿テープで破れるなどの破損を極力防止しています。

サイズ、機能、ディテール
サイズは少し大きいと言われるかもしれません。
鞄専門店の知人にも接客時に「大きすぎるのでもう少し同じデザインで小さいものは?」とほぼ訊かれるようです。
実は鞄寸法のお話は鞄アルアルの話題として業界では定番ネタです。
私供のブランドも含めて鞄のメーカーやブランドは非常に徹底した検討を寸法に関しては行います。実際お客様の小さめのサイズと言うのは実は使いにくい事が多いのです。実用を考慮した結果が寸法として反映されます。

(画像は試作サンプル)
本作は上記画像のようなサイズ感となります。
一見マチ幅が広く思われるかもしれませんが、「一眼レフカメラを収納する。」と言う条件を踏まえてのサイズとなります。

当ブランドでだけでなく、これまでの日本経年変化協会企画プロデュース作品では見られないショルダーベルトまでレザーで作り込んでいる事が大きな特徴とも言えます。ショルダーバッグのレザーベルトは通常はベルト穴の範囲でしか長さ調節が出来ないため、使い手にとってベストな長さを調整できないからと言う理由で控えていました。
本作ではショルダーバッグの主要部は全て鞄本体と同素材で製作し、レザーショルダーベルト特有の鞄が重たくなった時の肩への負担を軽減するために、クッション材をインサートし縫製しています。

ショルダーベルトの一方の取り付けを肉厚で丈夫な綿テープで行うことにより、バックルで任意の長さに調節することが可能となっています。

鞄内部は肉厚な帆布であることは前述の通りですが、出来上がりの段階では触って頂かないと分かりませんが、鞄の底部、マチ部分に凹上に通常の芯材ではなく、衝撃緩衝材をインサートしています。これにより一眼レフカメラだけでなく、小型のノートPCやタブレットのような精密機器を入れる時に一般的な鞄よりは安心できます。

鞄内部には零号帆布にて折りたたみ式の敷居を準備しています。
スナップボタンで敷居を固定することが可能です。

敷居を使うと上記使用例のようにカメラと一般的な手荷物を区別して収納することも可能ですし、交換レンズなどその日一日はカメラ専用バッグと使うことも可能です。使い方はオーナー様次第でマルチに使える本作はそのまま『Multi』と命名されました。

そんなマルチなショルダーバッグが本日発売開始でございます。
お出かけを楽しくマルチに使いこなして頂きたく思います。
オーダーはこちらからよろしくお願い致します。




Posted by Specialite/Entreeスタッフ at 15:28│Comments(0)
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