2016年08月02日

【限定】まさかのR-18が・・・

こんにちは。
Specialite & Entreeスタッフのアキラです。

当ブランドは日本経年変化協会が企画を行い、鞄職人であるKen Shiina Laboratoryの代表の椎名賢氏が製作している作品を展開しています。当ブランド設立までに、多くの店舗様や企業様の商品企画プロデュースを手がけ、その中で得た経験を、作品に活かしているのが当ブランドの商品ラインナップとなっています。

日本経年変化協会の処女作と言える企画プロデュースした作品がR-18プロジェクトです。
真っ赤なフルタンニンレザーを採用し、異なる分野の職人18名が各自作品を作り上げると言う壮大な計画でした。
実質、製作が非常に困難で、現在は販売を行っておりません。当ブランドで素晴らしい鞄を作り上げる椎名賢氏もR-18プロジェクトの参画メンバーです。今回そんなR-18プロジェクトの中のアイテムの一つを限定ですが、リリースさせて頂くになりました。



日本経年変化協会の会長、椎名賢氏も絶大な信頼を寄せる本田宏治氏。
エキスパートの職人本田宏氏の創りだす作品の作風は独特の世界観を生み出す

この度ご紹介させて頂くのはこちらの作品。

Long Wallet
価格:74,000円(税別)/79,920(税込)
ブランド:R-18
素材:牛革(栃木レザー)/馬革(新喜皮革)
副資材:ブラス真鍮
企画:日本経年変化協会
製作:本田宏治/バックル彫金 宮達朗

R-18プロジェクトのラインナップの中でも大きな注目を浴びたのがこちらのLong Wallet(長財布)です。
製作を担当したのは神戸発のレザーブランドで全国的に熱狂的なファンを要するGum-A-Mama Lethersの代表である本田宏治氏です。
財布はレザーアイテムでは定番のアイテムではありますが、非常に奥が深く、当ブランドの企画を行っている日本経年変化協会の会長も
「財布は本田さんにお願いしなければいけない。」
と絶大な信頼を寄せています。また、当ブランドにおいても財布のラインナップを望まれる声を多数頂きますが、当ブランドの製作担当椎名賢氏も
「財布はまた別の技術が必要なので、将来的には挑戦したいが、本田さんの作風は真似できない。」
と会長同様に大きな信頼とリスペクトを寄せているエキスパートが本田宏治氏です。
現在当ブランドSpecialite & Entreeのラインナップに財布の企画を行っておりますが、本田氏にも協力をお願いして調整中です。ロゴも本田氏が手がけた作品に関しては

Gum-A-Mama Lethersと明記されたロゴとなります。


こだわりぬいた素材選定。
モノ好きには堪らない職人の縫製と仕上げそして彫金師との合作の本作は逸品と呼ぶに相応しい

本作に採用している皮革はピット鞣しの上質なフルタンニンレザーを精製することで全国的に知られている栃木レザー採用しています。厚み約2.0mmのレザーを真っ赤に染色し、赤の深みと光沢を演出するためにアニリン加工で仕上げられた質実剛健な固目のレザーです。

財布のインナーパーツは、製作担当である本田宏治氏の希望もあり、本田氏が日常的に使い慣れた馬革を採用しています。

こちらの馬革も勿論フルタンニン鞣しでコードバン精製で全国的に名をはせる新喜皮革の馬革を採用しています。本田氏はアトリエ設立当初から馬革の魅力、経年変化に魅せられており、創業当初から採用しているレザーをインナーパーツに選定しました。もちろん茶芯のピグメント仕上げです。
また、コインケースのファスナーには作風に併せてWALDESのクラッシックジッパーを採用しています。

画像を見てお分かりいただける通り、Wallet本体にフリーハンドによる本田氏のステッチワークが特徴的な作品に仕上がっているのが特徴です。また、コーナーには革靴に見られるウィングチップを彷彿させるようなコーナーに飾りパーツを装着しています。
Long Wallet(長財布)は用途が限られるがゆえ形状・デザインが決まりがちな、革小物ですが、最高品質の素材選定と製作担当者である職人の手仕事で差別化を図った1作と言えます。

革の断面であるコバはヘリ返しではなく、フルタンニンレザーならではの切り目本磨き技法ですべて手作業の磨きで仕上げられています。幾枚の革を重ね上げて縫製・仕立てを行っている本作は磨き上げたコバは圧巻です。

Gum-A-Mama Lethersとのコラボ作品と言うことで、Gum-A-Mama Lethersの作品であるシンボルにもなっているブラス(真鍮)製のガムリングを装着。ワレットチェーンなどはここに装着します。

(画像)ワレットチェーン装着時
(注意)本作品にワレットチェーンは付属しておりません。
(追記)ワレットチェーンの取扱いは姫路レザー有限会社が取り扱っております


本作品は彫金師である宮達朗氏が参画した作品です。
細かいところにも徹底しこだわりぬいた逸品と言えます

当ブランドを始めとして日本経年変化協会が企画プロデュースを行う作品の多くは副資材まで徹底してこだわる事が特徴ですが、本作品にそのこだわりの原点があると言えます。

バックルが印象的な本作品ですが、このローラー式バックルは勿論市販されているものではございません。
神戸を中心に現在全国的なファンが増えている38 Silver Works代表の彫金師、宮達朗氏による彫金作品です。50年台のアメリカのビルディングの鉄骨をイマージュしたバックルでブラス(真鍮)を彫金した作品です。
もともと、日本経年変化協会の会長と宮氏の面識はなく、偶然Gum-A-Mama Lethersのアトリエで出会い、本田氏の紹介で知り合ったとスタッフは聞かされています。宮氏の独創的な作品に魅せられて企画中だったLong Walletの企画に宮氏の参画を熱望し実現したのが本作品です。

バックルを調整して開閉するのではなく、ジャンパーホックのボタン式で財布本体を開閉する仕組みとなっています。


姫路レザー有限会社取扱い商品との違いについて

現在R-18プロジェクトの商品一部については姫路レザー有限会社が運営しているWEB SHOPであるHoney Hillsで取り扱っております。
大きな違いは
”姫路レザー有限会社の取扱いは別注ヴァージョン”
であり、インナーパーツが姫路レザー有限会社のオリジナル皮革(牛革)を採用している点です。
本作はインナーパーツが新喜皮革の馬革を採用しています。
どちらが良いかは好みです。
なお、初回より価格が引き下げになっていますが、これは値引きではなく、姫路レザー有限会社の取扱いに併せて商業上の道徳的な視点で価格を統一させて頂いております。

会長はこちらの馬革ヴァージョンを愛用しております。
珍しいアイテムが登場してスタッフも興奮しております。

アニリン仕上げの分厚い屈強な牛革は手強いですが、育ててみるのは楽しみです。
なお取扱いはWEB上で公開しております。


  


Posted by Specialite/Entreeスタッフ at 10:50Comments(0)お知らせコラボ・別注